J.L.ボルヘスのレビュー一覧

  • ブロディーの報告書

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    他のアルゼンチン生まれの人とどこかイメージ違うなー、とwiki
    ってみた所、お父さんがイングランド、お母さんがウルグアイの人なのね。

    つらつらと短編を読んでみました。ちょいちょい本人が出てきて、これは創作?昔話?

    本文中にグスタフ・マイリンクの「ゴーレム」がサラリと話題にのぼり、あれしかまともなのないと。それは褒めてんだよきっと。
    夢の中で夢を見ていると表現していて、ハッとした。

    静かなあじわい。

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    2018年11月27日
  • ブロディーの報告書

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    ボルヘス後期の短編集。ガウチョがたくさん!やや単調。最後のブロディーの報告がよい、ボルヘスらしいと感じる。

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    2014年05月08日
  • ブロディーの報告書

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    ボルヘス後期の短篇集。南米特有の場末の雰囲気には、日本の小説では味わえない異国感がある。「マルコ福音書」の終わり方がよかった。書かれないラストに思いを馳せ、書き出しに立ち戻る。「めぐり合い」の二本のナイフの物語はロマンチックだ。p68「物は人間より持ちがいい。」

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    2014年01月20日
  • ブロディーの報告書

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    ボルヘスは”鬼面ひとを脅かす”ところが好きなので、物足りなさはある。「じゃま者」「マルコ福音書」「ブロディーの報告書」は寓話的で好みの雰囲気。

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    2013年07月20日
  • ブロディーの報告書

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    ボルヘスの短編は基本2種類に分けられる。1つは西洋形而上学を自在に駆使して構築される高尚文学。そしてもう1つは、故郷アルゼンチンを舞台にガウチョや荒くれの人生が伝聞されていく口承文学的な作品だ。本書は後者のタイプの作品を大部分とする事で自らをアルゼンチンの土着的文脈に再定義。そしてラスト前の「マルコ福音書」はその民族性が西洋史の起点と交差し超克する瞬間を描き出し、最後の表題作はガリバー旅行記とアルゼンチンの歴史を合わせ鏡とすることで自国文化の非西洋的側面を肯定する。南米の味がするボルヘスもまた、悪くない。

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    2013年07月12日
  • ブロディーの報告書

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    ボルヘス後期の代表作ということで、作家の全仕事における本書の位置づけやら意味付けは、解説を読むのが一番。
    一読者としては、面白かったか否かだけを。

    それなりに面白かったけど、それまでのボルヘスファンが落胆を禁じ得なかったというのも頷ける。
    老作家は意図して作風を変えたわけだけど、フツーになっちゃった的感想は少なからずあったんじゃないだろうか?
    ボルヘスの名を伏せて読ませたら、別の作家でも通ったんじゃないかという。
    特にチンピラものについてはコルタサルを想起させるものがあって、なぜボルヘスが感は否めないかも。

    『めぐり合い』『ファン・ムラーニャ』『マルコの福音』などが秀逸。

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    2013年02月20日