いなにわのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ブク友の5552のレビューを読んで気になって購入した。
ウィキペディアの文章の中から、偶然57577になっているものを「短歌」とみなしたものを「偶然短歌」と呼んでいる。
凄く面白かった。時として、偶然は必然を越えてくる。少し紹介したい。
“演習は前者にあたり、作文や感想文は後者にあたる”
ちょっと何言ってるかわからない、そんな短歌。
“泣き言や空想ばかり書いているジャーナリストの連中が何”
この偶然短歌は「リシャルト・カプシチンスキ」について書かれた文章から切り取られているが、リシャルト・カプシチンスキって何?
“ギタリスト二人のうちのどちらかがリードギターの役割となる”
意味深い事 -
Posted by ブクログ
五七五七七の音は気持ちがいい。
テンポもいいし、心に響くものがある。
たとえそれが偶然であったとしても。
本書はそんな偶然できた短歌を見つけ出すプログラムで見つけ出された「名句」たちだ。
今回その対象となったのはウィキペディア。
怪しげな、時に詩的な短歌たちを御覧じろ!
「人物が あなたが出した質問に 答えることは 期待できない」
ここでなぜかBON JOVIが登場している。
なぜだ。いや、私はファンだけれども。
来日公演のたびに次来るまでには英語のMCを聞き取れるようになりたいと思っているが、それは「期待できない」......。
「先端が 少し突き出し、革質で 深い緑色、ややつやがある」 -
Posted by ブクログ
いなにわさんの作った、
「普通の文章の中から57577を無作為に切り取って
短歌として抜き出す」
というプログラムを元に、
Wikiを材料に生まれた、
膨大な短歌の中から100首を選りすぐり
せきしろさんのコメントを付けてまとめた本。
視点が面白くて、実際選ばれた短歌も味わいがあって楽しい。
これコメントいるのかなあと。
ツッコミや、そこから妄想を広げる形、
内容と出典のギャップを突くのは面白いと思うけど。
「ときに偶然短歌は○○の事実を教えてくれる」
ってわりと出てくる言葉なんだけど
これ元ネタがWikiだし。
文章が途切れているかたちで切り取られた短歌も
そのまま文章が途切れてると考えて、