深井結己のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
5つの短編が収録されています。その殆どがちょっと昔の日本が舞台になってる話で、そこはかとなく郷愁が漂っています。
表題作は、戦時中の田舎でひっそりと療養する青年と、そこへ突如現れた若い米兵との話。いたわりあい、心を通わせていくうちに二人の間に生まれた美しい愛情が感動的です。BL読んでて、こんなにも人として生まれてきた意味や幸せを考えさせられるとは、思いもよらなかった。
「上限の月が沈んだら」が、個人的にはツボをつかれた話で一番気に入りました。
短編なのに話の中で歳月が大幅に動くところもいいし、年下攻めなのもいいし(年下攻めのパーセンテージの高い短編集ですが)、アダルトな登場人物であるのも好みだけど、そこへ幼少時代という形で子供が登場するのもよかった。深井センセの描かれる少年はピュアでかわいいですねー。
どのストーリーも、ガラス細工みたいに繊細で傷つきやすい恋心を、すごく優しい目線で緻密に描ききっていて、素晴らしいです。
カバー下は胸キュンでした。
ただ、なにぶん短編集なので「もっと読みたい病」の症状が出ること必須ですね… -
Posted by ブクログ
帯に「お前今日から犬になれ」ってあるから、ものすごい鬼畜攻めだと思い込み、覚悟して読んだら…あれ、こんだけ?みたいな。
確かにやらしいことしまくりですが、あのー、全然ラブラブなんですけど?
攻のエリート部長朝人は、確かにドS設定ですが、作者さんのあとがきにもあるように、かなり前半からヘタレてます。そして、かわいそうであるはずの稜くんも、とっても恥ずかしいことされているのに、何だかそうイヤそうでもない。。。だんだん、喜んでます。
愛が芽生えてるから、多少?変態趣味のご主人様だって、稜くんは我慢してついていってます。乳首ピアスされても、「おれが迷子になったらこれ目印にしてみつけてね」なんて、ご主人様メロメロにさせるし、真性Mだわ。確かに犬にはなっているけど、どうみても愛玩犬なんですが。ワケアリで朝人に接近したはずなのに、すっかり可愛がられています。
期待していたのとは、ちょっと違ったけれど、これはこれで充分エロかったし、ストーリーも面白かったし許せる?範囲かな。欲を言えば、もっともっとどす黒く、稜くんに愛と復讐の間で葛藤して、精神的に傷ついて苦しんで欲しかった、Sな読者です。 -
Posted by ブクログ
この方、レディースコミック出身なんですね?こういう別畑から出てきた人って、なんか心理描写も上手いし、絵も上手いですね。
木原音瀬センセの絵師さんやってるので、気になってました。。。
どのオハナシも性悪な悪人は出てこなくて、読後優しい気持ちになれるのがいいですね。赤羽が、「おれの頭の中覗くことができたらウザ過ぎてお前絶対ビビるよ」ってつぶやくとこなんか、もう胸キュンでした♡
あ、それからミネチャン!!いい性格してるわ~頭回るけど、健気さがてんこもり入ってて、かわいい。お気に入りです。
2番目のハナシはSM臭あり。エロたっぷりです。
「あいのともしび」は、打って変わって人情モノ?上手いから、こういう話が描けるんですね。