小川みゆきのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ジェームズ・ロリンズとレベッカ・キャントレルによる新シリーズ第一弾下巻。
すでに続巻が発売されている状況なので、本作だけで終わるわけではないと思っていたが、何とも歯切れの悪い終わり方でやや拍子抜け。そもそも、上巻で癌を患っていたトミーが何故一人だけ生還し、かつどんなことが起きたのか、ということだけでなく、エリンやジョーダンらにどう絡んでくるのかも、結果的に置き去りにされている。
その割にはルーンの過去やエリンとジョーダンの恋模様には必要以上にページが割かれている印象で、ジェームズ一人の作品ならこれほど散漫な印象にならなかったかもしれないが、共著ということで作品全体のバランスが悪くなったのではな -
Posted by ブクログ
シグマフォースシリーズで人気のジェームズ・ロリンズがレベッカ・キャントレルと組んで世に送り出したシリーズ作第一弾の上巻。
これまでシグマフォースシリーズで徹底的にリアリティにこだわった作風で物語を展開していたジェームズ・ロリンズがヴァンパイアものを書いたということで、どんな作品なのか興味津々ではあったが、現実とのバランスが非常によく考えられていて、実際にここに現れてもおかしくない錯覚に陥りそうになる。
シグマフォースシリーズやダン・ブラウンのラングドン教授シリーズのように図や記号がキーとなり、謎を解いていくシーンもあり、これらのシリーズ好きとしてはニヤリとさせられる。
上巻では主要キャラクター