國重惇史のレビュー一覧

  • 住友銀行秘史
     ド迫力のドキュメント!驚くべき日本のトップ企業の裏幕。著者は業務渉外部・部付部長として住友銀行を救うために!イトマン事件を内部にあって日経記者と協力し密かに日銀・大蔵省・その他マスコミ・金融機関などに内部告発し、磯田一郎住銀会長、河村良彦イトマン社長を辞任に追い込むが、達成感はなく虚しかったという...続きを読む
  • 住友銀行秘史
    メモと自分のいけんが中心だからどのくらい真実なのか、真実はおそらく人間の数だけあるしなあ、と思いつつ。
    先日読んだ闇社会の守護神と同時期で別角度からの話。
    同じ事件を語っているわけではないので、中立性を重んじるのであればもっと多面的に見ないといけないが、こういう時代だったんだろうな、サラリーマンの出...続きを読む
  • 住友銀行秘史
    生まれる前の事件ということもあって、ピンとこなかったというのが正直な感想。
    登場人物や、その思惑の多さから、理解が難しくはあったけれど、イトマン事件という出来事があって、内部ではこんな動きがありました、ということを知れた。
    少し文学的な表現も多くて読みづらい部分はあったけれど、社内政治の様子は生々し...続きを読む
  • 住友銀行秘史
    イトマン事件の裏側。
    なんつか。

    事件自体の記憶があんまりないし。
    当時やっぱり組織の中で上手く立ち回ったんじゃないかという感じが否めない。今更、銀行のため、社会のためと言ったって、あなたを信じて裏切られた人もたくさんいたわけだよね。それを、保身しか考えてないとバッサリ切る。そうかもしれないけど、...続きを読む
  • 住友銀行秘史
    住友銀行当事者の一人によるイトマン事件の内幕。ずるずると闇の勢力に食い物にされてく銀行の体たらくが描かれる。
    備忘録のメモと70才のお爺ちゃんの記憶に基づくものなので、かなりとっちらかってる。イトマン事件の概要を他の本で掴んでないと読むの厳しい。
  • 住友銀行秘史
    住友銀行で取締役まで勤めた著者が若かりし頃のメモをもとに書き起こしたイトマン事件ノンフィクション・ドキュメンタリー。イトマン事件自体は、僕の記憶にも明確に残っているのだが、なにぶん世間を知らない年頃だったため「なにが何だかよく判らない事件」という印象しかなかった。そのせいもあってか、いまさらその内情...続きを読む
  • 住友銀行秘史
    イトマン対策を住銀の裏で行って来た人の暗闘のメモ。
    住銀内に留まらず、マスコミ、大蔵省、日銀、検察まで情報を流して操作するなど、想像を絶する世界。
    どこにでも、権力を握ると腐敗する人がいるが、それと住銀内の人事派閥抗争がからみ、繰り広げられるドタバタ劇には唖然とさせられる。
    これでは闇の勢力に付け込...続きを読む
  • 住友銀行秘史
    今だからやっと書けるんだろうな…という企業内部のことこまかな記録。サラリーマンがここまで実名でバンバン発言を晒されるなら、もうちょい自分自身のことも厳しく振り替えってほしかった。バブルの頃のこういう記録は貴重だと思う。どこの業界でも、あの頃の仕事量、勢い、人間の野蛮さなど、もう経験できないなにかがあ...続きを読む
  • 住友銀行秘史
    読んでいて何度やめようかと思ったか。
    ただ、他の人のレビューを読んで自分だけではなかったのだな、と安心(笑)した。

    経営者の仕事は決断することだ、といつも申し上げているのだが、これは・・・他山の石、人のフリ見ての類いではないかなぁ。

    最後に。
    偉いさんて、普段の仕事ってなにやってんだか
    ( -...続きを読む
  • 住友銀行秘史
    住友銀行秘史という題名ではあるが、住友銀行とイトマンが起こしたイトマン事件の真相である。ニュースでよく耳にした人物の名前は知っていたが、その内容はあまりわかってなかった。
    この事件で活躍した住友銀行内部者が著作者であり、ニュースでも出なかったであろう真実が明らかにされている。
    基本的に著作の当時のメ...続きを読む