佐藤卓己のレビュー一覧

  • 歴史学

    Posted by ブクログ

    現・京都大学大学院教育学研究科准教授(メディア史)の佐藤卓己による自らの研究遍歴紹介

    【構成】
    1.歴史学ゼミナールの誕生 -歴史学はどのように生まれたのか
    2.接岸レンズを替えて見る -歴史学を学ぶ意味とは何か
    3.歴史学の公共性 -歴史学は社会の役に立つのか
    4.メディア史が抱え込む未来 -歴史学の未来はどうなるのか
    5.歴史学を学ぶために何を読むべきか

    『現代メディア史』『言論統制』『8月15日の神話』『輿論と世論』などのメディア史研究で知られる佐藤卓己が大学の学部時代から現在に至るまでの自らの研究遍歴を通して、歴史学のあり方を論じようとするものである。

    著者は京都大学文学部西洋史学研究室において、ランケ以来の実証主義歴史学の伝統であるゼミナール形式で「批判」「精密性」「透徹性」を確保するための方法論を学び、1910年代のドイツ社会民主党の宣伝活動を中心とした修士論文を書く際に、ハバーマスの影響を受けてメディア史へ関心を移していった。
    その際、大衆の『国民化』や大衆公共性、社会主義を手本としたナチの「宣伝」といったキーワードを用いながら、ナチス時代を連続する現代ドイツ史の中に位置づけようとした。

    著者は、「高度情報化社会」「メディア社会」と表現される現代の歴史はメディア史であると見なし、メディアによる宣伝効果、情報の受け手である大衆の反応などを明らかにすることが、既存の歴史学の枠組みをメタ化することになり、歴史研究者自身の位置拘束性(ポジショナリティ)を批判的に検証することも可能となったという。

    個人的にはメディア史=現代史だとは全く思わないし、論文も含め佐藤氏の著作はいくつか読んだことがあるが、氏の研究手法が既存のものと大きく異なると感じたことはない(内容は大変面白いとは思うが)。「歴史学」のガイドブックとしては、内容に偏りがありすぎるように思う。

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    2011年07月02日
  • 『君たちはどう生きるか』著者の実像 戦後平和主義の戦略家・吉野源三郎

    ま

    購入済み

    君たちはどう生きるか!ではない

    『君たちはどう生きるか』ではない
    紛らわしい表題に。。。
    残念。
    最初のbook liveでの購入がこれとは、縁がない。

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    2023年08月16日