西口敏宏のレビュー一覧

  • 遠距離交際と近所づきあい : 成功する組織ネットワーク戦略

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    温州人のネットワーク、トヨタのサプライチェーン、英国の国防省そして著者自ら「防衛調達制度調査検討会」の正式メンバーとして参加した日本の防衛庁(現防衛省)などの研究結果に基付く「遠距離交際と近所づきあい」、を社会学あるいは経営学の立場からネットワーク理論を取り込みじっくりと解説している。再読で少しは理解が深まった気がするが、かなり深い考察(自分の理解力不足の可能性が高いが^^;)をしているのでもう少し読み込む必要がありそうだ。

    温州人ネットワークでは地縁・血縁(近所づきあい)を中心としながらも広く海外までのネットワークを持ち、地域内そして海外でもそのネットワーク内でのコミュニケーションでそれぞ

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    2012年07月01日
  • ネットワーク思考のすすめ ネットセントリック時代の組織戦略

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    前回に続き、米国出張の機内で完読しました。

    ネットワークと言っても、コンピューターだけの世界ではありません。いろいろな人とのつながりの中で、社会生活が成り立っていることは当たり前のことです。この人々とのつながりを、ちょっと体系的にお勉強してみましょうっていうのが、本書の趣旨です。

    この分野の本は初めてでしたが、非常に興味深いエリアです。組織論にも当てはめられるし、人脈つくりなんかにも当然応用できたりもします。

    アプローチによっては、非常にアカデミックになりがちな感じですが、具体例が実際に起きた事象に沿って説明されるので、理解しやすいのも好感触です。例えば、トヨタが直面した九七年のアイシン

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    2012年01月28日
  • 原材料化する人類 ネットビジネス支配のカラクリ

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     SNSやインターネットにつながり、その利便性をただただ享受するだけの人間を「原材料化」と表現した点は新しく、そして面白いと思いました。ネットビジネスを通して、現代社会の問題点を明らかにしている本でした。
     また、ネットの「嫌なことを排除できる機能」は、幸福でもあり不幸でもあると感じました。きっと、都合の良い環境が救いになった人もいる反面、そこから抜け出せず、甘えた環境にい続けることで、より現実世界に溶け込めず、ネットに入り浸り続けるという負のスパイラルに陥ることもあります。
     結局ネットではなく、現実世界でどう生きるか(別に難しいことではなく、美味しいものを食べたいとか、旅行したいとか)とい

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    2025年04月20日
  • 原材料化する人類 ネットビジネス支配のカラクリ

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    大変げっそりするが確かに当たってる感じではある。興味の赴くままにネットを見るのができないのはつらいところではありそう。アカウントを分けるのであろうか。

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    2024年12月13日
  • コミュニティー・キャピタル論~近江商人、温州企業、トヨタ、長期繁栄の秘密~

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    ネタバレ

    この前に読んだ竜馬の本が、学術的な雰囲気をにおわせつつあまりにもそういうのではなかったので、これを読み始めたとき、そう、これよこれ!と思った。笑
    というかむしろ、この本は、ただの一般向け新書で、こんなに論文likeな本を気軽に読めると思っていなかったから(新書ってそういうもの??)、むしろ驚きを持ちながら読みました。でも、話の内容的にも、非常に読みやすかったよ。
    構成も非常にわかりやすかったので、☆4としてみました。

    まぁ、学術t京奈話にありがちながら、大きな結論が何か出ているわけではないけど、あるコミュニティーにおけるそれぞれの人の役割を、ジャンプ型、動き回り型、現状利用型、という類型をも

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    2020年04月05日
  • ネットワーク思考のすすめ ネットセントリック時代の組織戦略

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    レビューと言うよりメモ。

    ※ネットワークとは何か、何が利点かということ論じられていても、どうやったら有用なネットワークの構築ができるか、有用なネットワークを構築する上でのボトルネックやハードルはどういうところにあるのか、それに対してどうすればよいのか、ということは論じられていない。

    ・レギュラーな関係+イレギュラーな(通常のルートでない)つながり=情報伝達・共有のスピード・実効性が違う
    ・意図的にバイパスを作ることの大事さ。自主研とヨコテン。風通しとも言うかも。
    ・単につながるのではなく、見込みある探索や絞り込みによって、目的に対しより適切な相手につながることが大事
    ・ネットセントリック=

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    2015年01月04日
  • 遠距離交際と近所づきあい : 成功する組織ネットワーク戦略

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    大きな分類でいえば組織構造論、組織行動学の本といえる。最初のほうで最新のネットワーク科学の知識を導入しながら、トヨタのジャストインタイムに代表される前工程と後工程でカスタマーリレーションを結び、全体としてのベストプラクティスを出すサプライチェーン上のフタクラル構造論に触れ、英国での全体最適を実行する防衛対策などのベストプラクティスの手法・方法論に触れている。科学的な知識がいろいろと入っているが、科学的な踏み込みは事実のみを取り上げ、それよりは大きな組織行動のほうに興味が当たっている。それでもネットワーク科学におけるスモールワールドでのリワイヤリングは、例えば、カスタマーリレーションのレギュラー

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    2011年08月29日
  • ネットワーク思考のすすめ ネットセントリック時代の組織戦略

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    著書の作品である「遠距離交際〜」をよりビジネスマン向けに再構築した本だと思う。ネットワーク理論を実際のビジネスでどのように扱えるかを記載した内容だ。ゆるやかなつながりが次のビジネスを創出させたり、雇用に繋がったりさせる。どれだけ、人と関わりあえるかということ。SNS等によって、インターネットで緩やかなつながりがさらに加速させている気もするが、リアルでの場での繋がりがより重要視されているのも事実。次のチャンスはいたるところに転がっているなと再認識する。ただし、本書は遠距離交際を読んでいる人には重複も多いので読む必要ない。

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    2015年09月08日
  • ネットワーク思考のすすめ ネットセントリック時代の組織戦略

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    組織の硬直化(なれあい)を避けるために、ネットワーク理論(プロジェクトのように一つの目的ではなく、やや恒常的なつながりをもたせること)で柔軟性をもたせようという話。



    ネットワーク論で有名な話である
    遠くの「知り合い」の縁が一番有用という論理を用いて、
    トヨタのサプライヤーシステムの話から、
    出会い系にハマる理由を解説。


    遠くの親戚より近くの他人ではなく、
    近くの他人より遠くのちょっと知っている人ってか。


    色々思いましたが、毒が多分に含まれるので、このへんで。

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    2011年10月28日
  • ネットワーク思考のすすめ ネットセントリック時代の組織戦略

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    著者の論文を一般向けにまとめ直した感じ。
    かなりスキップされた感はあるんだけど、論文を読む苦痛からは解放されたんでえっか。先行文献には使えません。

    しかし、副題の「ネットセントリック時代の組織戦略」はどうかと思う。

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    2011年05月26日