洪自誠のレビュー一覧

  • 菜根譚
    以前から読みたかった本を古本店で購入(@350)
    初めに注釈を読んで、気になったものは書き下し文でも味わい、「引用」に記録した(原漢文は読めない)。

    “菜根”を咬むように深くかみしめたい人生を指南する言葉が多くあった。
    中・高の教科書で学ぶに相応しい本だと思うが実態はどうなのだろう。
  • 中国古典の知恵に学ぶ 菜根譚
    今から約400年前に、中国の洪自誠によってかかれた処世訓がまとめられている本。まえがきに書かれていますが、中国古典の代表的な儒教のテキストである『論語』と『老子』の思想の中間的な考え方といえるのが、本書である『菜根譚』とのことです。普遍的な考え方を綴った文章の中に、バランス感覚をもって生きるヒントが...続きを読む
  • 中国古典の知恵に学ぶ 菜根譚
    アランとかよりは読みやすくもあり、難しくもあり。言葉は簡単なのに本質を見抜くのが難しいとでもいいましょうか。だからこそ何回読んでも面白いのかもしれません。
  • 菜根譚
    ところどころ現代の日本では当てはまらないのではないかと思われる提言もあるが、全体的にはためになった。
    道教や儒教の思想を強く感じさせる内容で、読んでると心がおだやかになるような気がする。かもしれない。
    ポイントは、すべての物や事象は、自分の心次第で変化するということ。
    <我貴くして人これを奉ずるは>...続きを読む
  • 中国古典の知恵に学ぶ 菜根譚
    どのようなときにも、いつもこうすれば幸せになれるという同じ方法は無い。
    菜根譚は紆余曲折の末に幸せがあるとも言う。
    どのような時にも、その時々に役に立ったり、助けになる言葉があるのが菜根譚。
  • 中国古典の知恵に学ぶ 菜根譚
    中国の古典から学ぶ人生訓。

    菜根譚=「人よく菜根を咬みえば、すなわち百事なすべし」

    堅い菜根をかみしめるように、
    苦しい境遇に耐えることができれば、
    人は多くのことを成し遂げることができる。

    感じた印象としては、
    欲深くなりすぎず、無理をしすぎない。
    謙虚であり道徳心を忘れない。
    人らしく生き...続きを読む
  • 中国古典の知恵に学ぶ 菜根譚
    論語などに比べあまり聞きなれない中国古典に興味を引かれ読んでみました。

    名前の通り今後、何度も噛みしめながら読める一冊となりそうです。
  • 中国古典の知恵に学ぶ 菜根譚
    バルタザール・グラシアンのほうと比べると、
    だいぶ癒し系。

    そんな無理すんな、余裕を持てよ。
    そんな雰囲気の処世術。

    だけど、道徳心は持て!みたいなところは
    バルタザール・グラシアンと一緒。

    洪自誠とバルタザール・グラシアンはほぼ同時代
    の人物。
    当時の西洋人と東洋人のそれぞれの考え方の違いを...続きを読む
  • 中国古典の知恵に学ぶ 菜根譚
    抄訳で順序も並び替えられていますが訳が堅苦しくなくていいです。様々な訳本等が出ている『菜根譚』ですがこの本は敷居が低く初心者におススメです。
  • 菜根譚
    人生訓。著者は仏、儒、道の三教に通じているらしく、思想的な偏りが比較的小さいため、恐らく誰もが一つは滋養となる箴言を見出すことができるのではなかろうか。肝に銘じて損はない名言の数々を、私はこの本に見出した。
  • 菜根譚
    これは適齢期がまさに今だな、と。
    学生時代に読んでも説教としか感じなかったのに、社会人を15年近く営むと、はー、わかるわかる。それな!!みたいな気持ちが芽生え、自分におかしかった。一方、まだピンと来ない部分もあり、今後身に染みるのかと思うとそれもまた面白い。

    しかし、岩波文庫はやはり岩波文庫!
    ...続きを読む
  • 中国古典の知恵に学ぶ 菜根譚
    今回もaudio bookの聴読。

    「菜根譚」の著者は洪応明。字の自誠をとって洪自誠と呼ばれる。明代末期、万暦年間(1573-1620)の人であったと考えられている。

    「菜根」とは、宋の汪信民の次の言葉にちなむようだ。
    「人、常に菜根を咬み得ば、則ち百事を做すべし」
    (人は常に菜根をよく咬んでい...続きを読む
  • 中国古典の知恵に学ぶ 菜根譚
    本書は詳細な解説等はなく。菜根譚に記載されている一文をカテゴリごとに整理し紹介する形式。その一節が記された背景や解説など深く知りたい人向きではないが、解説を加える事で、ある意味解説者のバイアスがかかるのを避け、自らが一説から教訓を拾う。気づきを得るのに向いている。
    繰り返し聞く事でその時自分に合った...続きを読む
  • 中国古典の知恵に学ぶ 菜根譚 エッセンシャル版
    『菜根譚』は明の時代洪自誠によって書かれた処世訓である。本書は、原文・書き下し文の記載はなく、現代風にかなり意訳されている。一文を味わうというより、折に触れて読み現況を点検するような読み方がよいと感じた。儒教・仏教・道教の3つの考え方がバランスよく配合された本書は、日本の風土に合わせられ、違和感のな...続きを読む
  • 菜根譚
    中国の古典の1つで、著者については詳しい経歴が分からないとのこと。それでも松下幸之助など名経営者達に読まれている書物みたい。
    書名からもそのイメージが伺えるが、「派手なことはせず、粛々と今を有難く生活しろ。」という感じ。思ったより読めないことなかった。
    しかし、この時代に(1822年刊行)お酒飲んで...続きを読む
  • 菜根譚
    真理こそ守り抜くべき重要なこととして扱っている。
    奢れるものは、人間が卑しくなるため、質素な生活を勧めている。特に、一歩を譲り三分を減らして譲るがまさにそう。まあ、題名が菜根で、貧困をテーマにしたものだからそれもそうか。
    うーん、時代背景からして、貧しい世の中だったから、時代にかなり依存した宗教的な...続きを読む
  • 菜根譚
    約400年ほど前の人物が書いた本が、著名な経営者などにも紹介されるくらい結構読まれているという。

    著者は洪 自誠(こう じせい)
    1573年 - 1620年の人物とされ、感性は現代人の我々と変わりが無い部分も垣間見られる。
    「春も良いけど秋が一番いいね」
    ・・・だそうで、400年前の人となぜか共感...続きを読む
  • 中国古典の知恵に学ぶ 菜根譚
    いいフレーズがいくつかあった。
    ようはフツーがいちばん幸せ、ほどほどで満足することをすすめている。
    なんどか繰り返して読むうちに浸透してくるのだろう。定期的に読み返したい。あらたな発見がありそうな本でした。
  • 中国古典の知恵に学ぶ 菜根譚
    一つ一つが読みやすいけど、つなげてみると、矛盾もあると思われる。そんなもんかと思って読むといいかな。
  • 中国古典の知恵に学ぶ 菜根譚
    ■概要
    4百年程前に中国で書かれた書籍を抜粋し、やさしい日本語で訳されたものです。
    儒教や道教、仏教といった思想をバックボーンとして、人生を生きるうえでの原理原則が書かれています。
    同意できない項目もありますが、大部分は心に染み入る
    言葉が綴られています。
    昔から多くの著名人が愛読書としていたことも...続きを読む