つつみのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
母親。
私にとって母親とは、今まで出会った人間で1番嫌いな人間である。私が30歳の時に亡くなったが、早く死んで本当によかったなと心から思っている。我が家には両親を祀っている小さい仏壇があるのだが、視界に入るとたいそうムカつくときがある。なので燃えないゴミの日に出そうかと思ったりするのだが、仏壇も位牌も主人が買ってくれたものなので捨てづらいのである(本来私が買わなければならなかったが、何もせずに放置していたら見かねて買ってくれた)。ちなみに遺骨は一年半ほど押入れの中に放置していた。重い腰を上げて墓制作にとりかかり、墓石屋さんに可愛く仕上げてもらった。
7年ほど前の結婚式の準備で、プランナーさ -
ネタバレ 購入済み
完結おめでとうございます
インスタで連載を始められた頃から読ませていただいておりました。
最初の頃は、よくある自分の過去を漫画のネタとして描いてるやつかと、その枠組に入れてしまっておりした。
だけど、ネタという表現は間違いでした。
話が続くにつれ、作者様の壮絶な体験、気持ちがじわじわと自分の心にも影響していきました。
毒親のカテゴリーに入るかどうかはわかりませんが、親の再婚相手が作者様の母親と似ている部分があり、逃げ場のない環境で生きなきゃいけない過去の自分と作者を重ねて「どうか幸せに生きてほしい」と、新しいお話が更新される度に思っておりました。
後半から徐々に、少しずつ幸せに近づいていく -
Posted by ブクログ
毒親なんてかるい言葉で表したくないほど酷い虐待親のもとで育った著者が、不安を抱えながらも自分の家庭をもっていく実話。
「虐待は連鎖する」というのも否定できない事実ではあると思うけど、この著者のように、「繰り返さないために」を真剣に考え、また本気で支えてくれる人が周りにいれば、連鎖を断ち切ることは可能だと思う。
愛されて育った人でも、孤独な子育てから虐待する側にいってしまう人もいるのだから、周囲の環境というのは何よりも大事。
著者は、夫と夫の両親など、理解のある優しい協力者が近くにいて、本当に良かった。
実の母親との関係を切るまで、信じられないくらいつらい思いをたくさんしたのだから、それを取り返 -
Posted by ブクログ
絵がうまくて構成も読みやすくて興味深く読みました。
読むのきついし、メンタルやられる漫画です。サバイブできた作者すごい。
毒親っていうより、もろ虐待。
被害者の心の持ち方の変化や、そうなってしまう背景がよくわかりました。
これ読んだら、児相も誰も子供を助けるなんて出来ないんじゃないか、と暗い気持ちになった。
よくもまぁこんなこと言うのを思いつくな、と感心するくらい、母親の酷い言葉のオンパレード。モラハラすごい。心理的虐待もあり、身体的虐待もある。
このお母さん、今もネチネチ娘のせいで、なんで私ばっかりとか言ってそうですね。
気にせず作者の方は幸せになって欲しいです。その資格が大いにあると思いま -
購入済み
インスタグラマーの本
毒親、おぞましい…!あとその親もおぞましい、毒親は連鎖することを教えてくれます。つつみさんが断ち切るのでしょう。絵が上手いインスタグラマーさんの本です。
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Posted by ブクログ
シングルマザーである母親から暴力を受けた著者が、結婚、出産を経験し子育てをするまでをコミックエッセイで描いている。
毒親に育てられた自分が、子どもをどうやって育てていけば良いのかがわからない…悩んでいた著者が子育てをやり始めてからの気持ちの変化が、漫画なのでわかりやすく描かれている。
不安な気持ちを抱いたままで結婚したけれど夫や義父母の協力もあったのでよかったと思う。
特に夫さんが積極的に育児にも参加し、労いの言葉を掛けてくれるという…羨ましいくらいである。
子どもの成長具合もよく見ていると思った。
少しでも不安があれば相談するのもいいのかもしれない。
療育というのも昔にはなかったのでは -
Posted by ブクログ
前作に引き続き、相変わらず犯罪者レベルの毒親のお母さん。いや、前作以上に、胸糞なエピソードが満載。
ほんと、よく作者はサバイブしたなぁ……。
この母親、ホントに言動が酷すぎるのだけれど、だんだん親の愛情を試す子どもに見えてきた。「こんなに酷いことをする私(母親)だけど、あんた(子ども)は見すてないよね?」と……。
しかし、それまでたかだか十数年間、そういう親子関係しか知らないで育った子どもにとっては、第三者に相談して助けを求めるどころか、この異常さに気づくことさえ難しいだろう。
愛着障害のなれのはてがこれかと思うと、ぞっとするなんて言葉では表しきれない。 -
Posted by ブクログ
ひどい。ひどすぎる。
「毒親」なんて生ぬるいことばでは許されない。
ここに出てくる母親は、「虐待親」だ。
今なら確実に逮捕される案件。
そして、この母親の言動が、「モラハラ夫」のそれと酷似していて驚く。
そうか、「毒親」も「モラハラ」も「虐待」なんだ。
「毒親」も「モラハラ」も、そのことばのもつある種の軽さによって広く社会に認知されるようになった。それ自体はいいことだと思う。
でも、やっていることはどちらも「虐待」なんだ。
読んでいるあいだ、近年あったいくつかの子どもの虐待死事件が頭を過った。
著者は、よく生きのびた。
しかしこの著者のように、事件としては取り上げられなかった被害者がごまんとい