【感想・ネタバレ】毒親に育てられました3 親子の縁を切るまでの話のレビュー

つつみ

[n · ★★★★★]

完結おめでとうございます

インスタで連載を始められた頃から読ませていただいておりました。

最初の頃は、よくある自分の過去を漫画のネタとして描いてるやつかと、その枠組に入れてしまっておりした。

だけど、ネタという表現は間違いでした。

話が続くにつれ、作者様の壮絶な体験、気持ちがじわじわと自分の心にも影響していきました。

毒親のカテゴリーに入るかどうかはわかりませんが、親の再婚相手が作者様の母親と似ている部分があり、逃げ場のない環境で生きなきゃいけない過去の自分と作者を重ねて「どうか幸せに生きてほしい」と、新しいお話が更新される度に思っておりました。

後半から徐々に、少しずつ幸せに近づいていく作者様の描写に自然と涙が出てきました。

4年間、連載お疲れ様でした。
最後まで見届けられて本当に良かったです。
今後も過去の分まで羽を広げて作者様らしい人生を歩んでいってほしいです。

＃泣ける ＃切ない ＃感動する

[ブクログ · ★★★★★]

母親。
私にとって母親とは、今まで出会った人間で1番嫌いな人間である。私が30歳の時に亡くなったが、早く死んで本当によかったなと心から思っている。我が家には両親を祀っている小さい仏壇があるのだが、視界に入るとたいそうムカつくときがある。なので燃えないゴミの日に出そうかと思ったりするのだが、仏壇も位牌も主人が買ってくれたものなので捨てづらいのである(本来私が買わなければならなかったが、何もせずに放置していたら見かねて買ってくれた)。ちなみに遺骨は一年半ほど押入れの中に放置していた。重い腰を上げて墓制作にとりかかり、墓石屋さんに可愛く仕上げてもらった。


7年ほど前の結婚式の準備で、プランナーさんに「花嫁の手紙はやりたくない」と伝えたところ「ゲストの中には疑問に思われる方がいらっしゃるかもしれませんね、、。」との返答だったので仕方なくやることにした。たいそう憂鬱だった。私は女優ではないので涙はまったく流れなかった。もし私が娘を産んだら「花嫁の手紙なんてしなくていいからね」と言ってあげられるような母親になりたい。まぁ、子供は産まんと決めてるけどね。

#毒親　#虐待