miobottのレビュー一覧

  • 上島さんの思い出晩ごはん

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    悲しい人が空腹だともっと悲しくなる。
    なるほど、確かにそうだ。
    毎日美味しいご飯を食べて、隣で泣いてる人がいたら、無言でおかずを一品差し出せるような、そんな人間でいなくちゃな。
    上島さんは優しくておバカさんで、でもだいすきな人を幸せにできる、でっかい男だったんだなぁ。
    みんなに幸せになってほしい一冊でした。

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    2016年08月16日
  • 上島さんの思い出晩ごはん

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    ごはんには、思い出が詰まっている。
    亡くなった恋人の素性は何も知らなかったけれど、食べ物の好みはよく知っている。そんな元彼(上島さん)の謎が、少しずつ明らかになっていくので、読み進めるたびにドキドキする。
    美味しそうなごはんの描写と、物哀しい雰囲気が絶妙で、癖になる。いつまでも過去を引きずっている主人公だけど、決してジメジメしすぎないのは、美味しそうなごはんの描写があるからだと思う。
    最後は、人生を進んでいく兆しが見える終わり方で、清々しい。

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    2019年11月07日
  • 上島さんの思い出晩ごはん

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    一つ一つのご飯の思い出が美味しそうで、でもちょっと切なくて。
    上島さんに対しては静香と同じ立場で見てしまった。

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    2017年06月18日
  • 上島さんの思い出晩ごはん

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    美味しいものを食べるのが趣味の主人公。
    食べるたびに思い出すのは、元彼氏。

    主人公と元彼氏と友人の女性、が出てくるだけで
    その他はほぼ出てきません。
    食べ物を作ったり、食べたり、なので
    1話1話は短いです。

    読んでいて見えてくる、元彼氏の姿。
    何だか楽しそうな元彼氏だな、という感じです。
    そして最後は…あれれ? という状況。
    食べ物と思い出の中の元彼しか出てきませんし
    確かにそれだけの話でしたけど…。
    フラグというか、もしや? みたいな部分が欲しかったです。

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    2019年10月19日
  • 上島さんの思い出晩ごはん

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    食べ物を軸に思い出が語られていく展開。民子と上島さんのほのぼのした関係、そして彼が亡くなって2年経つというのに変わらず思い続ける彼女が心配でもあり羨ましくもあるエピソードに微笑ましく読み進めた。静香という真逆の性格の親友、彼女の存在は支えになっているに違いない。ラストは乗り越えて明るい未来に向けて出発することを思わせてくれて清々しくなった。

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    2019年03月23日