和田忠彦のレビュー一覧

  • パロマー

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    【本の内容】
    中年男性、職業不詳、家族は妻と娘一人、パリとローマにアパートを所有―これがパロマー氏だ。

    彼は世界にじっと目を凝らす。

    浜辺で、テラスで、沈黙のなかで―。
    「ひとりの男が一歩一歩、知恵に到達しようと歩みはじめる。

    まだたどりついてはいない。

    」三種の主題領域が交錯し重層して響きあう、不連続な連作小説27篇。

    [ 目次 ]


    [ POP ]


    [ おすすめ度 ]

    ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
    ☆☆☆☆☆☆☆ 文章
    ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
    ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
    共感度(空振り三振・一部・参った!)

    0
    2014年10月04日
  • パロマー

    Posted by ブクログ

     あらゆる事を観察し、思考し、沈黙する。
     おそらく、何事も成す事無く去る。

     果たしてこれを小説と呼んでいいのか。
     誰かを理解するなんて事は、誰にもできないのかもしれない。
     クロウタドリの口笛のように。

     それはそれとして、読んでいる間中ずっとエドワード・ゴーリー描くところのイアブラス氏の姿を思い浮かべていました。

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    2013年02月06日
  • カルヴィーノ アメリカ講義 新たな千年紀のための六つのメモ

    Posted by ブクログ

    ぼくは、レトリックに満ちた文章に弱い。ボルヘスもそうだが、カルダーノもそうだ。この講義を聴けた人は幸せだったと思いたくなる。早くに亡くなられたことが悔やまれる。

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    2012年05月11日
  • カルヴィーノ アメリカ講義 新たな千年紀のための六つのメモ

    Posted by ブクログ

    「始まりと終わり」が補遺として加えられただけなのですが、あえて購入。アメリカ講義1~5も丁寧に読み返してみましたが、理解及ばない箇所もちらほら・・・。ハーヴァード大学の学生向きw

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    2011年07月02日
  • パロマー

    Posted by ブクログ

    理解の高みに到達しようと、観察し、思考し、悩み、そしてどこにも辿りつけない中年の日常。

    さて。そもそも観察とは何だろうか?辞書的には、注意深くあるがままに物事を見ることを意味する。しかし、量子論、写真論を例に取るまでもなく、観察する行為は観察の対象物に影響を及ぼす。すなわち、観察を試みたら最後、眼前のそれはあるがままとは異なってしまっている・・・。

    一方で、観察に付きまとう上記の性質は、逆説的にではあるが、観察の新たな可能性を示唆しているように思われる。つまり、観察しようとすることは、対象物に何らかの影響を及ぼしうるということである。

    影響が及ぶ範囲が、一時の観察系のみに留まるのか、更な

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    2019年01月16日