ニール・ドシのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
下記の点を系統立てて説明された文書を始めて読んだ。良書。特に間接的動機の弊害を論理的に説明している点が、自分の経験から見ても説得力あり。
良い社風=ToMoが高い=パフォーマンスが高い。
パフォーマンスは、戦略的パフォーマンス(計画をうまく遂行する)と適用的パフォーマンス(計画外のことをこなす)に分かれる。
適用的パフォーマンスにプラスの影響を与えるのが、動機、なかでも直接的動機(楽しさ、目的、可能性)である。
一方、間接的動機(感情的圧力、経済的圧力、惰性)は、業績に良い影響を与えない。
なぜならば、確かに間接的動機は戦略的パフォーマンスだけを必要とする作業ではパフォーマンスを上げるが -
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Posted by ブクログ
会社のパフォーマンスを高めるには、戦術的パフォーマンスと適応的パフォーマンスを高めることが重要である。多くの企業では、戦術的パフォーマンスにばかり着目して、直接的動機ではなく間接的動機で人を動かそうとしている。これは、tomoを下げるものであり、tomoを上げるには直接的動機を高めて、間接的動機を下げることだ。これには、社風が大切であり、その社風を維持して、改善する人たちを設ける必要もある。非難バイアス、キャンセル効果、コブラ効果をなくすことにつながる。
直接的動機を高めて、間接的動機を下げることをしていきたい。それが組織の環境の整え方なのだと分かった。 -
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Posted by ブクログ
ネタバレ【気になった場所】
好業績を導く社風の構築に必要なもの
→社員一人ひとりの「なぜ働くのか」が明確
働く動機
・楽しさ
・目的
・可能性
・感情的圧力=取り残されることへの不安
・経済的圧力
・惰性
→社風によって前3つを最大にし、後3つを最小にすると、ToMoが最高レベルに達する
→働くことに楽しさと目的と可能性を感じさせる社風は、社員のパフォーマンスを高め、それを継続させる
※ToMo=Total Motivation(総合的動機)
目的が動機になるのは、仕事そのものでなく、仕事の結果に価値が感じられる場合
非難バイアスの取り除き方
・思い出す
・説明する
・尋ねる
・計画する
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