弥永英晃のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ご本人がパニック障害の経験を持つ元看護師さん、現カウンセラーさんの書いた本。
パニックに至る生理学的な流れなど分かりやすく解説されている。後半の一人でできるメソッドには自律訓練法や刺激的置換スキル、タッピング、マインドフルネスなどの技法が紹介されている。
内服や認知行動療法が無効だった人には有効かも知れない。気になった点としては、P78の「精神科、診療内科の医師は回復過程の説明を患者さんに一切しません」という記載…一般化し過ぎではあるまいか…普通に説明してる医者もいますよ…
後は薬物療法に関してマイナスにとらえ過ぎの感はあるかなぁと。実際の診察時間がせいぜい10分程度と短い事を考えると -
Posted by ブクログ
認知療法ではなく、身体ワークやDNA、潜在意識からパニック障害にアプローチする。
外部からの刺激→感情→ 大脳辺縁系の過剰反応→ 交感神経→ ノルアドレナリン→ 身体症状→不安発作 のループ。
不安発作の前で抑える。セルフケアができると安心、自信になる。
不安発作で死ぬことは100%ない。心臓の筋肉は強い。(パニック障害の根底は死への恐怖)
【 パニック障害回復の方程式】
症状をコントロールする力✖️トラウマ✖️適切な暴露療法 ✖️遺伝子オン= パニック障害の回復
足し算でなくかけ算→0があるとだめ。
潜在意識は変化を嫌う(恒常性)→大きく変えずに小さく変える。
不安を感じる。=(裏 -
Posted by ブクログ
タイトルが"大袈裟なキャッチコピー"(誇大広告気味)であることは,理解した上で手に取ったし読んだので,個人的には特に問題無いが,食品等ではより厳しく非難されるものが,こと書籍においてだと見過ごされがちになるのはいかがなものかとも思う(笑)
イラストが好みのタッチであったことと,童話のような形式の物語に惹かれて購入したので,その部分に関しては特に不満は無かったが,強いて言うならば,思い描いていたような普遍的な「童話らしさ」が感じられる話は,実はそれほど多く無かったという点が,少々残念だったように思う。
これは意外と心理学の実地的な理論に基づいた内容の表現が多かったとも言い