近藤憲一のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
本編だとあらゆるオカルト現象や霊対策に万全の知識と実績を持つと感じられる夜宵のエピソードゼロと言える物語が展開されるこの巻、彼女が如何にして現在のスタンスを手にしたかが描かれるのだけど…
確かに師匠的な存在から知識の源泉は授けられているけど、大半の部分は自身による調査と発想によって会得した能力なんだ…。てか、家族を亡くす大事故に遭ったばかりの小学生が病床で『解剖学の基礎』とか『六法全書』なんて読むんじゃないよ……
霊について何も知らぬが“空亡”を始末する事は考えていた夜宵はいわば何も武器を持たぬ徒手空拳状態。そのような状態で霊を何とかしようとすれば返り討ちに遭う可能性が高い。だとすれば幸子 -
Posted by ブクログ
太歳星君って本当に倒せたの…?ここから真打ち登場したりしないの…?と不安だっただけに本体の横槍によって分霊が復活する展開は逆に少し安心してしまったよ
勿論、それは覚醒した新皇への信頼が有ってこそなんだけど
これにて本当の意味で太歳星君は退治できたようで。まあ、本体ではなく分霊だけど、捕獲まで出来ているから充分な戦果だよなぁ
てか、太歳星君もゲットしちゃうんだ夜宵って…
大ボスを倒せたなら待っているのは後始末。そういや、愛依の問題って一族レベルの問題なのに、これまで神代の家って登場してなかったんだっけ
かなりヤバそうな家では有ったけど、それ以上にヤバい神様を退治した後の夜宵の相手には成り得 -
Posted by ブクログ
前巻のラストにてとんでもない存在が蘇り、これは大変な事になると思ったら、たった一話で退場した……
螢多朗に憑依した神主は多分あの人だろうとは推察しているけど、だからって酒呑童子をあっさり倒してしまうなんて…
また、酒呑童子に味方したかに思えた晒レ頭が最後の最後で彼なりのこだわりによって裏切るのも予想外
神主の方は事前準備が全てだったとはいえ、晒レ頭の描写含め怪異としての格が有ったとしてもそれ以外の要因で強弱は用意にひっくり返るのだと判るよ
だから、夜宵が用意した他の卒業生が太歳星君の式神を上回るのは納得しかなくて
卒業生は純粋な強さだけでも油断ならないが、夜宵の助言等によって力の使い方から -
Posted by ブクログ
ここまで本当に長かった、そう思ってしまう程の準備を重ね遂に辿り着いた『弑逆桔梗』決行前夜
52話で夜宵が作戦内容を復習しているけど、改めて考えるととんでもない作戦だね…。けれど、それは到底不可能という類ではなく、理論上は充分可能と思えるもの
神殺し作戦をこのレベルで構想できる夜宵はやはり恐ろしいのだけど、一方で頼りになるね
愛依との会話を経て始まる太歳星君との戦いは幾つものハンディキャップを背負って貰ってのもの。
そもそも彼にすれば小娘相手に全力で挑むなど有り得ないからなのだろうけど、それこそが夜宵にとって勝機に繋がる
勝てれば些末などどうでもいいわけだし
ただ、だからって両者の戦いが幼