スコット・パタースンのレビュー一覧

  • カオスの帝王―惨事から巨万の利益を生み出すウォール街の覇者たち

    Posted by ブクログ

    タイトルからは、コロナ禍での金融マーケットの混乱から大きな利益をもたらしたファンドについてのドキュメンタリー、ちょうど「マネー・ショート」のような、をイメージしていたのだが、いい意味でこの予想は裏切られた。

    本作は金融マーケットだけではなく、世の中の様々なところに存在している「発生タイミングが予測不可能だが、一度発生すると破壊的な影響をもたらす」ことに焦点を当てたノンフィクションだ。この考え方は、今ではブラックスワンと呼ばれるのが一般的だが、クラッシュスワンの考え方を提唱したニコラス・タレブの本作で取り上げる主要な人物の一人である。

    こういったブラックスワンは、金融マーケットにおいて有名に

    0
    2025年08月07日
  • カオスの帝王―惨事から巨万の利益を生み出すウォール街の覇者たち

    Posted by ブクログ

    CHAOS KINGS: How Wall Streat Traders Make Billions in the New Age of Crisis

    ナシーム・タレブ、マーク・スピッツナーゲルの「ユニバーサ・インベストメンツ」がブラック・スワン・プロテクション・として、アウト・オブ・ザ・マネーのプットを買い続ける戦略の話と歴史がメインで、それはそれで面白いが、終盤の金融以外の話のほうが有意義な話。
    GMOや気候変動、ジオエンジニアリングなどについて「予防原則」はその通りと思う。
    予防原則(Precautionary Principle):もしある行動や政策が公共領域に重大な害をもたらすリス

    0
    2024年10月18日
  • カオスの帝王―惨事から巨万の利益を生み出すウォール街の覇者たち

    Posted by ブクログ

    ブラックスワンの系譜にある本でタレブの話もたくさん出ている。この本ではユニバーサというヘッジファンドの話だが、結局のところはブラックスワン戦略で、とても説得力があるのはいつも通り。予防原則という言葉は初めて聞いたが、大事な考えだと思う。

    0
    2024年10月04日
  • ウォール街のアルゴリズム戦争

    Posted by ブクログ

    ウォール街でアルゴリズムを操る人間なんてみんな博士号を持った数学者やロケット工学者みたいなイメージだったけれど、ここで登場する面々は高校中退の天才だったり、ウォール街じゃなくて実はシカゴからやってますみたいのだったり、無粋で押しの強いぺてんまがいの連中だったりと、個性の強い面々。1/1000秒でマーケットを撹乱する注文を出したり、システムの裏を書いたりと、まあ戦国時代です。大変革をもたらした天才ハッカーのレイバンとビックデータを駆使するグリーンバーグには夢と好感を感じました。とても面白かった。

    0
    2021年03月13日
  • カオスの帝王―惨事から巨万の利益を生み出すウォール街の覇者たち

    Posted by ブクログ

    タレブが自著でも紹介していなかった彼の生い立ちやキャリア、ヘッジファンド引退後の活動など、いろいろ知ることができて満足。
    タレブファンにおすすめ。

    地球規模のリスクに関する動向を論ずる最後の方は正直ついていけなかった。

    この本と直接関係ないが、「卵は一つのカゴに盛るな」といった
    資産運用のプラクティスはこの本で述べられているような年金基金といった大規模な資産運用を生業とする状況で成り立つ原理原則であって多少の金の増減が生死に関わらない弱小個人投資家が見習っていても絶対大成することはないんだなと再認識。

    ———————————————————————————
    タレブの戦略を実現したヘッジフ

    0
    2025年06月15日
  • カオスの帝王―惨事から巨万の利益を生み出すウォール街の覇者たち

    Posted by ブクログ

    タレブと相方の話、ブラックスワンのやつ。これを追った作品は貴重。
    題名がありふれた漠然としているのがダメ。中身はそれなりにまとも。

    0
    2025年04月08日
  • カオスの帝王―惨事から巨万の利益を生み出すウォール街の覇者たち

    Posted by ブクログ

    小さな事象が大きなカオスを巻き起こす、「予測できない極端な現象」=ブラック・スワンにまつわる物語。
    『ブラック・スワン』の著者ナシーム・タレブ氏と本作の実質的主役であるマーク・スピッツナーゲル氏のテールエッジ・ファンド「ユニバ―サ」が話題の中心だが、環境問題やパンデミックなど破産問題全般を取り上げているので、題名の「ウォール街の覇者」を念頭において読み進めるとやや面食らう。一方で、ソネット氏やリード氏、リッカーマン氏など多種多様な面々との闘争や共創が刺激的。
    ファットテールをロジックにして実装し、S&Pを97%とヘッジを3%とし、来るべき日に向けてプット・オプションを購入し続けるという

    0
    2025年02月20日
  • カオスの帝王―惨事から巨万の利益を生み出すウォール街の覇者たち

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    タレブらのファンドはFar out of the moneyのプットオプションをひたすら買い続けてブラックスワンが来るのを待つ、というだけ。
    市場は正規分布よりもファットテールになっているので理論的にはこの戦略は正しいのだろうけど、買っても買ってもExpireし続けるのは精神的にキツイ。実際、タレブ自身もこれに耐えられずに文化人への道を選んだようだし。

    本書はタレブの著作の実践編という感じで面白かった。
    アメリカには文化人のサークルのようなものがあり、大富豪たちがノーベル賞級の科学者を呼んで話を聞くような場も多いそうで、こういうのはいいなぁと思う。

    指数関数的な爆発をし、人類滅亡の可能性が

    0
    2025年01月28日
  • カオスの帝王―惨事から巨万の利益を生み出すウォール街の覇者たち

    Posted by ブクログ

    オーストリア学派は彼らの言う中央計画者の専制と、個人の自由および自由市場の対立を強調する。
    基本的には政府の介入に反対

    0
    2024年09月27日
  • ウォール街のアルゴリズム戦争

    Posted by ブクログ

    株式市場のオンライン化、高速取引、高頻度取引、AIトレーディングと、株式市場の革命の歴史。
    今年1月に読んだ『アルゴリズム取引の正体』は技術的側面から書かれた本だったが、こちらは歴史と人物とビジネスに比重が置かれている。
    ページ数の多い本だけど、面白すぎる。

    0
    2020年09月29日
  • カオスの帝王―惨事から巨万の利益を生み出すウォール街の覇者たち

    Posted by ブクログ

    混沌とした状態を狙って利益を生み出してきた覇者たちの考え方、活動をまとめた本。
    反脆弱性の著者であるナシーム・ニコラス・タレブが出てきて面白かった。
    通常時は小さな損失を積み重ねることに耐え、大きな混乱が発生した時に大きな利益を得る考え方はどうかなと思うものの、混乱が発生する頻度が高まっている近年に置いては、素晴らしい戦略では無いかとも思っている。自分の投資ポートフォリオに少し加えてみたい。

    0
    2024年10月06日
  • カオスの帝王―惨事から巨万の利益を生み出すウォール街の覇者たち

    Posted by ブクログ

    「運とリスク」選択の日々
    投資に人生を賭けた若者(ユニバーサ創設者:マーク・スピッナーゲルとナシーム・ニコラス・タレブ)の生き方、それは「ギャンブル」だ。投資は時に莫大な収益をもたらす一方、大暴落し破産、地獄を見ることもある。その予兆を如何に誰よりも早く知り先手を打つことが出来るか。必ずやその「賭け」には失敗への保険をかけておくこと、と言う教訓もある。世界情勢の多くの情報は一部の人・メディアからでありコンピューター、生成AIでの分析、予測は過去のデーターが源になっているだけなのだ。人の発信ほど不明確で不信なものはない。その一つ一つの情報に安心して眠る間もなく焦り、迷い、苦悩する日々が投資家の人

    0
    2024年09月22日
  • ウォール街のアルゴリズム戦争

    Posted by ブクログ

    7p
    東京証券取引所でのコンピュータ主導の取引は2010年は10パーセントだったのが、2015年には75パーセントになっている。

    高頻度取引の話。
    498pの解説にもあるが、フラッシュボーイズの本のエピソード1みたいな話らしい。フラッシュボーイズは高頻度取引が最強って話で、これはそれが生まれた背景を掘り下げてる。

    小説っぽい書き方だった。ほとんど読み飛ばした。
    個人的にはもっと具体的なアルゴリズムの話が読みたいので。

    0
    2017年10月29日
  • ウォール街のアルゴリズム戦争

    Posted by ブクログ

    アメリカ証券市場のIT化の裏で起きていたアルゴリズム戦争、と言っても「電子せどり」的なかすめ取り系の取引だった訳ですが、そんな取引形態が誕生し、市場を席巻し、証券取引所のありようまで変えていってしまう、その経緯や背景を描いた本。
    金儲けをたくらむ悪い金融屋さんが仕掛けたのかと思いきや、従来のトレーダーがズルして儲けていることに憤りを感じたプログラマーがIT化を仕掛け、取引手数料を安くして、流動性を高めて…という中でこんな流れになってしまった、というのが何とも皮肉です。
    「電子せどり」的な取引は、いいとこ数分でポジションを手放して、その日毎に手仕舞いをするのですが、本の終盤にはそこから一歩進んで

    0
    2016年07月20日