犬丸一郎のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
帝国ホテルの伝統を楽しめる、帝国ホテル好きの必読書。帝国ホテル社長だった犬丸氏自身による、著作です。
帝国ホテルの伝統を受け継ぎ、更に新しい事に社長自身が取り組む姿勢は、なるほどそこまでやるのか的エピソードも多く、大変面白い。
かつ、彼自身の自伝にもなっていて、ホテルマンとしての帝王教育を帝国ホテル社長でもあったお父さんから受けている点、幼稚舎からの慶応ボーイであることなど、洋風のジェントルマンとして育った彼は、実にダンディー。ファッションなんかも、あの時代からイタリアのブリオーニでスーツを仕立てるなど、これまた粋な男。
一方で、ホテルの裏方の泥臭い仕事もしっかりこなすなども、人間として -
Posted by ブクログ
父の跡を継ぎ、海外の多くのホテル勤務での経験を経て、帝国ホテルの社長に。
徹底したホテルのサービス内容、関わった様々な人から受けた影響、そして自らの経営論や部下との付き合い方などが語られる。
エリートで育ちの良い家庭の方です。ちょっとベクトルの違う問題かもだが、やはりある程度家が裕福だと可能性も広がるよな、と少なからず思ってしまう私。
しかし、帝国ホテル、泊まったことないけれど、結婚式に列席をした経験はある。エレベーターの照明を明るさにこだわったり、徹底した清掃や接客など、機会があったら見てみたい。個人的に清潔でスタッフの対応の良いホテルは好きだし。
マイホテルでもある日航ホテル(あ、ヒル -
Posted by ブクログ
ネタバレ著者は帝国ホテル元社長の犬丸一郎氏。
彼の人生、そして彼の仕事の流儀。
あと帝国ホテルマメ知識。
帝国ホテルのランドリーサービスはなぜ評価が高いのか。
バイキングを始めたのは帝国ホテルが最初である・・・などなど。
ホテルや空港という環境は輝いているように見えるが、
それは私たちが客だからである。
輝いているものというのは、裏で並み大抵ではない努力をしているから輝いているのである。そんなところまで気を使うの??というところまで気を使っている。営業マンとしてはちょっと見習わないといけないと感じました。
ただもう少し細かいところを知りたいかなとも思う。
帝国ホテルの流儀、ロビー編、ベル -
Posted by ブクログ
ネタバレ帝国ホテルの元社長が、温かい目線で語る自分史&帝国ホテルの豆知識。著者の父親も、欧米でホテル修行をして帝国ホテルに就いたという。親子2代の世襲に甘んじることなく、帝国ホテルを愛情を持って育ててきたことが伝わってくる一冊。
びっくりしたのはランドリーサービス。運ばれてきた洗濯物の素材と生産地を判別し、それに合わせた洗濯方法をしているという。ホテルのランドリーサービスは付属のようなものだと思っていたけれど、ここまでやっているのならば、その辺のクリーニング屋さんに出すよりも良さそうだ。
お客様に言われた1クレームは、きっと多くの方々の意見だと思って常に改善する姿勢、頼まれたことは決して断らない姿