松本健太郎のレビュー一覧
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なぜデータを分析するか、そもそも論から教えてくれる教科書。
職場で共通認識を持って会話をするために読んだ。同僚の言うことがだいぶ理解できるようになった気がする。
何か意志を持って数字を見ると、自分に都合の良い解釈をし、正しく分析できないのではないかと思っていた。
しかしとりあえず数字を思いつきで深掘りして、そこから何かを得ようとするのは誤りだ、と本書は言う。
はじめに問いがある。ここはデータは関係ない。問題に対して、何を知りたいか。何がわかれば解決できるかを事前に考える。ここの解像度を上げることが極めて重要だ。
次に仮説を立てる。仮説を検証する。ここで初めてデータや分析が登場する。バ -
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ネタバレ14歳でこの本を読もうと思う子や、読んでちゃんと理解できるような子は、本当の意味で賢いし勉強の要領も良くて自分の道を切り拓いていけるんじゃないかな、と思いました。
「14歳の世渡り術シリーズ」という帯と、「10代からのマーケティング入門」という帯を見て、経済を中学生に教えるのに何かヒントになるかな、と思って読んだのですが、そこまで目からウロコな情報や見方・考え方はありませんでした。あと、中学生にどういう言葉で説明すればよいのか、というヒントも欲しかったのですが、イマドキの言葉や横文字での説明が多くて、授業では使えないな、と思いました。授業であまりくだけた表現を使うと、分かりやすくはなるけど、 -
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ディープラーニングは、学習のさせ方が楽、高次元の学習が可能、過学習をしない、柔軟性に優れているという4つのメリットがある。
マイクロソフトは、skypeに日本語を含む10か国語をリアルタイムで通訳できる機能をつけた。
Cogent Labsは、文字認識を行うTegakiのサービスを提供している。
個人を株式会社に見立てて、その価値をビットコインで支払うVALUというサービスが反響を呼んだ(2020年3月終了)
専門家の時間を売買できるTimeBankと呼ばれるサービスも登場している。
労働の対価としての貨幣を中心とした経済が世界を席巻したのは19世紀ごろ。そのタイミングと同時に組織や企業が -
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ネタバレ感想
全体的に最近の時事ネタを多く取り入れており本を読むのが苦手な人でも頭に入ってきやすかった。また全ての行動には分析できる点があり行動経済学で読みといていくと様々なバイアスがかかってるんだなと感じた。情報を受け取る際はその情報が生なのか誰かのバイアスがかかってる状態なのか見極める必要がありそう。
この本の重要点3つ
⑴人間の興味を駆りたてるには善よりも悪や煩悩のほうが重要な要素と考えられる。
藤原竜也(カイジ)=ビール悪魔的に美味いなど。
優れたマーケターは人間の煩悩に配慮してる。
例でアテントのCM→頑張らない介護始めませんか
人々の不満の中に答えはある。
⑵クリティカルシンキン -
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未来IT図解 これからのデータサイエンスビジネス
著:松本 健太郎 、 マスクド・アナライズ
本書の特徴は、データサイエンスビジネスを通じて経験した、失敗の痛みと苦しみも成功の喜びも熟知している著者たちがキレイゴトをいっさい排除して、誰にも忖度せず、ド直球で「だからデータサイエンスビジネスは失敗する」「だからこうした方が良い」と直言している点である。2011年からつい最近まで書籍では読めなかった、本当のデータサイエンスビジネス、今だからこそわかるデータサイエンスビジネスの話が満載である。
構成は以下の3章から成る。
①このままでいいのか、データサイエンスビジネス
②データサイエンスビジネス -
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マクドナルドの売れる理由は、背徳感。サラダマックは売れず、クォーターパウンダーは売れた。
人間は合理的ではない。人間の負の部分を見たほうがヒットする可能性が高い。
花咲爺さんも、兄さんがすぐに真似をした。成功していれば称賛される。
バイキング方式は、デンマークで北欧式のビュッフェ「スモーカーボード」をまねたのが始まり。
気分一致効果=良い気分のときは良い情報を、悪い気分のときは悪い情報を思い出す。
元を取りたい=損失回避、サンクコストの誤謬。
人間のお腹は400gでいっぱいになる。ステーキ300g、吉野家牛丼並350g。
サントリーのストロングゼロは、飲む福祉といわれている。簡単に酔える商 -
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数年前、「予想通りに不合理」という行動経済学のヒット作を読み、とても面白い分野だと思いました。その後、行動経済学に関する本は読んでいませんでしたが、改めて、人は不合理な生き物であると思いました。
教養としては面白いのですが、それを踏まえて、経営者として何かアクションできるかというとなかなか難しいと感じました。
おもしろいんですけどね・・・。
↓以下メモ
ヒット商品には「悪」の顔がある。煩悩に訴える。悪のスパイス
サラダマックはアンケートで上位だったのに、全く売れなかった。
ギガビックマック等が大ヒット、背徳感の先。
サントリー天然水
パッケージを野鳥に変えたら売れなくなった。水を買ってい