影山任佐のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ
サイコパスの定義、サイコパス脳の著者の生い立ちという内容には面白みを感じなかったが、半分を過ぎた辺りから興味深くなっていった。
最初から欠けているものを、何が欠けているのか認識できる人はそういない。
著者はサイコパスならではの理性的な認知で、冷酷なまでに自分の特徴を見極め、共感性が乏しく、倫理感や道徳心を人間関係において発揮できないことを認識していく。
周囲の人間に自分の人物像を包み隠さず語ってもらったことや、心理検査報告書が散々な内容でも、著者は実際のところ「私は気にもならない」という。
サイコパスの当事者視点で語られる内容は実に面白かった。 -
Posted by ブクログ
ひとりの神経科学者が、研究のために撮った自分及び家族のMRI写真の中に、サイコパスの特徴的所見を持つものを見つける。てっきりどこかから紛れ込んだものだと思ったのだが、調べてみるとそれは自分の脳写真だった。
これはかなり衝撃的な出来事で、人によっては立ち直れないくらいのダメージを受けると思う。
しかし彼は、多少のショックを受けたのち、これを公にし、講演のネタにしたのだ。
サイコパスというのは、学問的な定義はいまだに定まっていない。
ただ、一般的には、浅薄、尊大、欺瞞、後悔のなさ、共感性欠如、無責任、衝動性、目標欠如、信頼性の欠如、易怒性などがあげられる。
人の痛みに無感覚で、非人道的な行為をしても公開することがないので、残虐な殺人事件の犯人がサイコパスであると言われることもある。
しかし著者は決して残忍無道な人物ではない。
多少羽目を外しがちなところもあるが、愛する妻と3人の子どもがいて、親しい友達もたくさんいる。
社会的にも成功している神経科学者だ。
そこで彼は、考える。
脳の機能障害はあるけれど、自分はサイコパスではない。
では、サイコパスになる場合とならない場合は何が違うのか。
サイコパスと言われる人たちの、実に90%もが幼少期に虐待を受けているという。
サイコパスになりやすい脳の機能障害を持つ人は決して珍しいものではない。
だから愛情深く育て、反社会的行為をきちんと教えれば、多少の欠点は残るものの社会的不適合者にはならない。
欠点のない人間なんてそもそもいないのだし。
つまり、何かの折に自分がサイコパス特有の脳をしていることがわかっても、慌てふためくことはないということ。のようです。
テーマとしては極めて面白いのですが、いかんせん文章が悪い。
英文の直訳なのかもしれませんが、日本語としてこなれていないため、文意を読み取れなくて何度も読み直す部分が多々ありました。
そのうえ誤植もあったりで、本当に読みにくくって残念。 -
Posted by ブクログ
――その脳のスキャン画像を見た時、神経科学者である著者はこう分析した。「この脳の持ち主はサイコパスだ」と。続いて脳の持ち主を確認して、著者は驚愕した。それは自分自身だったからだ。
自身がサイコパス――反社会性パーソナリティ障害でありながら、誠実な科学者で、良き隣人で、良き夫で、良き父であるならば、自身とそうでないサイコパスとの違いはどこにあるのだろうか。
著者の歴史を脳科学の視点から振り返ることで、「サイコパスとは、そして人間とは何者か?」を再確認していく、知的探求の物語。
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もし、あなたが何らかの前科の持ち主でなく、社会の模範的住人の自覚がありながら、反社会性パーソナリティ障害の持ち主と診断されたら面食らうことだろう。本書はそういう内容だ。そして、反社会性パーソナリティ障害の持ち主が、必ずしも凶悪な犯罪者や加害者になるわけではないことを詳らかにしている。
犯罪者もしくは加害者がそうなるのには、反社会性パーソナリティ障害は一因でしかなく、遺伝や環境など他の様々な要素が複雑に相関し合った結果であることは、本書に限らず複数から指摘されている。ならば、その加害者パズルのピースが埋まらないように――著者の言う「良い衝撃を与える」――すれば、彼らはそうならないのではないか。本書は、それを探る参考書の一つになるかもしれない。 -
購入済み
翻訳が
読書好きで色んな本をたくさん読んできましたが、これほど酷い翻訳は初めてです。おかげで内容がサッパリ入ってきません(>_<)評価の星を入れないと投稿出来ないので仕方なしで入れますが、一つでも多いくらいです