田代三千稔のレビュー一覧
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ネタバレやはり再読。
中学生のとき課題図書で読んで以来かな。数年前に松江を旅する機会があって、たしか記念館か資料館のような所で購入。
旅先で縁の作家さんの本を買うのが習慣になっています。。。
やはりいい~。
怪談であっても、とり殺されるような話であっても、恐怖よりもしっとりと、あわれというか人の業、悲しさが伝わってきます。。。
これを外国の方が書いたのかと思うと、聞き書きではあるでしょうが、ちょっと驚きです。。。
個人的にはおしどりの話と兄弟の布団の話、「約束」(重陽の節句までに帰ってくると言う約束)、「耳なし芳一」、などが好きです。。。
しかし話の種類として女の怨念というか、想いがかなり比重高い様な気がしました。
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Posted by ブクログ
耳なし芳一、ろくろ首、ゆき女、屏風の女、魂よく一日に千里を往く、重くなる赤ん坊…聞いたことがあるけど、読んだことのない話ばかり。改めて日本に息づく伝統の怪談、昔話(しかも有名なものばかり)を読めてよかった。
「翻案」と言っているけど、小泉八雲を通してきくと、そのまなざしの暖かさ、そして時折挟まれる客観的な注釈が入ると、温故知新というか懐かしく温かく、そして新鮮さを感じる。江戸の名残が色濃く残る明治の時代にこういう怪談を人の口から聞き、収集して記述する、そういうフィールドワークって大切なんだろうな。魂の生まれ変わり、死んだ女の嫉妬の話と恋わずらいの話が多い。死と恋ってそういう不思議なものを生み出す素地が大きいのかもしれない。
「さて、日本には古くから、「なぞらえる」という動詞で、はっきりとではないにしろ、とにかく、それとなく示されている或る精神作用の魔術的な効力にたいして、奇妙な信仰がある。」
「魂を呑み込んだらどんな結果になりそうであるか、読者みずから解決されたほうがよいと思う。」
「「しかし、それは女の考えかたではありません。…」友人の言うことは、正しかった。」
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ネタバレ・怪談
・耳なし芳一のはなし
・おしどり
・お貞のはなし
・乳母ざくら
・はかりごと
・鏡と鐘
・食人鬼
・むじな
・ろくろ首
・葬られた秘密
・雪おんな
・青柳のはなし
・十六ざくら
・安芸之助の夢
・力ばか
・奇談
・鳥取の布団のはなし
・死人が帰ってきたはなし
・倩女のはなし
・振袖
・因果ばなし
・和解
・普賢菩薩のはなし
・衝立の乙女
・死骸に乗る者
・鮫人の感謝
・約束
・破約
・閻魔の庁にて
・果心居士のはなし
・梅津忠兵衛のはなし
・興義和尚のはなし
・幽霊滝の伝説
・茶碗の中
・常識
・生霊
・死霊
・おかめのはなし
・蠅のはなし
・雉子のはなし
・忠五郎のはなし
・いつもあること
・鏡の乙女
特に印象に残ったのは「安芸之助の夢」。SFみたいだ。