源氏鶏太のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
昭和軽薄体の母体になっているような文章で書かれた
ガッチガチの王道ラブコメで今更驚くようなことは特にございません。
ただ、このサラリーマン社会と家社会の
濃厚な昭和感は久しぶりに感じたもので
もはや資料的な価値があるとすら言えると思います。
ご都合主義的な展開なので、
あからさまな当て馬がいっぱいいてもやっとする人はいると思う(笑)
ただ、この人、1912年生まれで
1930年から会社勤めしながら小説を書き続けて1951年に直木賞をとって
本作自体は1958年からの雑誌で連載したものです。
戦争をくぐってここまで影のない作品を書くのは
かえって信念の人ではないかと、これしか読んでないけど -
Posted by ブクログ
ネタバレ句点の多さに疲れる。
その内癖になるのだろうかと思いながら読んでいたが、癖になる前に句点を無視することを覚えた。
そうしてみると、ただの少し文体の古い小説。
なんだかとても健気で、純粋で、私もそんな気持ちを忘れてはいけないなぁと思った。
有子と町子の再会シーンでは涙を堪えられなかった。
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主人公の少女、小野有子は祖母の死によって自身の出生の秘密を知り、見知らぬ土地東京で暮らすことになる。継母とその子供たちからのいじめ、手がかりの少ない実母の行方探しなど幾多の困難にぶつかるが、それでもけなげに真直ぐ生きる彼女に手を差し伸べてくれる人々が現れ、運命は好転していく……。青空のように明るく希望に