波々伯部哲也のレビュー一覧

  • プロレス激活字シリーズvol.2 『週刊ファイト』とUWF 大阪発・奇跡の専門紙が追った「Uの実像」

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    1984年、新日本プロレスのクーデター騒ぎの渦中から、日本の総合格闘技のルーツの一つであるプロレス第三団体「UWF」が産声をあげる。

    前田日明、藤原喜明、初代タイガーマスクの佐山聡、高田延彦らが集結し、前衛的なプロレスリングのスタイルを築き上げていく。しかし一年足らずで経営が行き詰まり、佐山以外の選手達は古巣新日本プロレスへ。

    かつての同僚との試合は殺伐としたものに。その中で今でも語り継がれる名勝負も繰り広げられた。

    しかし、別れは突然に。
    試合中のアクシデントから前田日明は、新日本プロレスを去り、第二次UWFを旗揚げ。

    旗揚げ戦のチケットはわずか15分で売り切れるなど、空前絶後の大ブ

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    2016年10月05日
  • プロレス激活字シリーズvol.2 『週刊ファイト』とUWF 大阪発・奇跡の専門紙が追った「Uの実像」

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    地味でストイックなイメージの『週刊ファイト』の、今や業界にさしたるしがらみも無いように見える元記者の回顧録なので、素朴に信ぴょう性を感じた。ただUWFの振り返りというより、週刊ファイト自体の振り返り書として評価すべきだろう。

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    2021年05月07日
  • プロレス激活字シリーズvol.2 『週刊ファイト』とUWF 大阪発・奇跡の専門紙が追った「Uの実像」

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    UWFについて週刊ファイトの波々伯部記者が綴った一冊。

    UWFの選手については元より、週刊ファイト編集部について詳しく書いてあるので、その手の業界裏に興味がある人にとっては楽しめる一冊。

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    2016年11月20日
  • プロレス激活字シリーズvol.2 『週刊ファイト』とUWF 大阪発・奇跡の専門紙が追った「Uの実像」

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    NumberでUFCの連載始まったことを受けて、関連の本を読んでみたというところ。
    いろいろな関連本読まないとダメだな、と思いますね。自分自身の経験がないので。これがPRIDEやK-1ならば、この時の試合の状況が・・・とか肌感覚として理解できるところもあるのだけどね。
    内輪で何が起きているかはわかないし、こういう風に何十年後に語られることもあるけれど、それを楽しむためにも、現在進行形の戦いは見ていきたいな、と思います。

    明らかに、制作サイドの思惑あっての因縁関係もありますが。年替わりで現れたマサトのライバルとか。
    話題性を自然発生よりも、与えようとする手法は、プロレスから引き継いだものなのか

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    2016年08月19日
  • プロレス激活字シリーズvol.2 『週刊ファイト』とUWF 大阪発・奇跡の専門紙が追った「Uの実像」

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    ネタバレ

    以前読んだ『痛みの価値 馬場全日本「王道プロレス問題マッチ」
    舞台裏』に続くプロレス激活字シリーズ第二弾。今回の著者は
    波々伯部哲也という聞き慣れない作家さんだったのだが、読み始め
    てすぐ謎が解けた。我々の間では既に伝説となっているタブロイド、
    週刊ファイトの元副編集長にしてI編集長の懐刀であった人。
    こりゃあすげぇ、ということで一気に読んだ。

    いわゆる第一次UWFから三派分裂後、そして最近のカッキーエイド
    のトピックまで、UWFにまつわるエピソードが多々。かなり踏み込
    んだ内容なのにもかかわらず、最近出版されるプロレス本にありが
    ちな暴露系の匂いは全くしない。その硬派で誠実とも言える文章は

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    2016年04月17日
  • プロレス激活字シリーズvol.2 『週刊ファイト』とUWF 大阪発・奇跡の専門紙が追った「Uの実像」

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    週刊ファイトが廃刊になって間も無く自分もプロレスを見ることから離れていきました。「キラー猪木」「底が丸見えの底なし沼」「風車の理論」
    幻惑的な、意味深な、レトリカルなキーワードのが飛び交うI編集長の喫茶店トークなしには、リングの上の出来事は、ペラペラの紙芝居に見えていたのかもしれません。当時は、I編集長の言葉でさえ、総合格闘技の前には、言葉のための言葉に感じていたのも事実。でもバーリトゥードがプロレスを丸裸にしてしまった後、残ったのは人生を賭けて活字プロレスを成立させたI編集長のガチンコのリアルだったような気がします。自分の脳の中の妄想こそが真実というメビウスの輪の上に成立する表現、それが彼に

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    2016年03月26日
  • プロレス激活字シリーズvol.2 『週刊ファイト』とUWF 大阪発・奇跡の専門紙が追った「Uの実像」

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     週刊ファイトの記者とは、発行元が新大阪新聞社という大阪地方紙であることもあり、薄給、休日返上と今でいうブラック企業とも言える仕事なんだろう。しかし、本著で書かれているのは、週刊ファイト、そしてプロレスへのあふれんばかりの愛情である。特に世間に新たなプロレスの楽しみ方を確立したI編集長。本書では、著者のI編集長に対する愛情と尊敬の念があふれている。

    「自ら“プロレスってのは、リングの上での試合、それだけなんです”というプロレスを、どうやってファンが強い興味を持つ様に展開するか、どういう見方をすればプロレスがもっと楽しくなるかを絶えず考えていた。」

     I編集長はアントニオ猪木を徹底的に観察し

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    2019年10月16日