小田中直樹のレビュー一覧

  • 歴史学ってなんだ?

    Posted by ブクログ

    高校(中学)時代、歴史の授業は好きだった。歴史学、歴史を科学するとは?
    問題
    1歴史学は歴史上の事実である「史実」にアクセスできるか。
    2歴史を知ることは役に立つか、どんな時、どんな形で。
    3そもそも歴史学とは何か。

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    歴史の資料を史実ととらえるか、作り話ととらえるかは作者(小説家、著者)の考え方次第、自分の信ずる通りの方法で良いだろう。史実を証明できるほど、人生は長くないだろう。
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    歴史学での定義、過去に本当にあった史実を明らかにすることを「認識」、認識した史実に意味を与え、連想させイメージを描く「解釈」
    99
    歴史学の対象は1つしかない「事実」ではなく各各の「現実」
    170
    既存

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    2013年05月08日
  • 歴史学ってなんだ?

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    歴史学は「社会の役に立つか」という問に対しては、割合さっくり「役に立つ」と言いきっているので、へぇ、と思い、ふと自分の専門を振り返ったりもしたが、「社会の役に立とうとするべきか否か」とは別問題だというのに、いろいろ感じるところがあった。

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    2013年01月04日
  • 歴史学ってなんだ?

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

     大学1年時の授業で勧められた本。「史実を明らかにできるか」、「歴史学は社会の役に立つのか」、「歴史家は何をしているか」という3つのテーマでページが割かれている。

     突き詰めると
    ・史料批判でコミュニケーショナルに正しい認識をすることでより正しい解釈に至る

    ・真実性を経由することで、「コミュニケーションの改善」、「教訓を得る」という形で個人の役に立つ

    ・歴史家の仕事は「テーマを設定する」→「史料を探して読み解く」→「そこから得た知識を文章化する」の三段階にわけられる

     ということになります。従軍慰安婦をめぐる論争の根底に「歴史は物語(フィクション)であるか否か」という問いがあ

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    2011年06月18日
  • 歴史学ってなんだ?

    Posted by ブクログ

    [ 内容 ]
    歴史は何のために学ばなければならないのか?そもそも、社会や個人の役に立つのだろうか?年号ばかり羅列する歴史教科書への疑念。
    一方で相対主義や構造主義は、“歴史学の使命は終わった”とばかりに批判を浴びせる。
    しかし歴史学には、コミュニケーション改善のツールや、常識を覆す魅力的な「知の技法」が隠されていたのだ!
    歴史小説と歴史書のちがいや従軍慰安婦論争などを例に、日常に根ざした存在意義を模索する。
    歴史家たちの仕事場を覗き「使える教養」の可能性を探る、素人のための歴史学入門講座。

    [ 目次 ]
    序章 悩める歴史学(「パパ、歴史は何の役に立つの」;シーン1・ある高校の教室で ほか)

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    2010年05月29日