飯野亮一のレビュー一覧

  • 晩酌の誕生

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    日本は昔から家飲みが多かったらしい。
    寝酒と言ってたが、家飲み。
    なんせ、明かりがない時代は日が落ちると寝てたし。
    夜飲みが広まってきたのは、すなわち、明かりが身の回りのものになってきた為。
    んで、日常の楽しみは労働の後の一杯だったわけだ。

    酒は、それなりの稼ぎがあれば決して贅沢な楽しみでは無かった。

    外で飲めるし、デリバリーもあれば、流しの訪問販売まである。もちろん肴も。

    そうした話を、古い文書と、挿絵を交えて描き出す。

    何が贅沢で幸せなのか、ほっこりするなあ。

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    2024年02月22日
  • すし 天ぷら 蕎麦 うなぎ ──江戸四大名物食の誕生

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    「おいしい浮世絵展」で本書を知り、古本屋でたまたま見つけ即購入。

    資料が多めで裏付けも緻密。ただ、個人的に資料に迫るよりは江戸における食文化の概説本として期待していたので、そこは少し残念。

    特に、鮨が奈良時代からあったという事実には驚いた。

    長い歴史の上に今の豊かな食生活があることに感謝!

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    2020年08月25日
  • すし 天ぷら 蕎麦 うなぎ ──江戸四大名物食の誕生

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    "蒲焼は、『遊歴雑記』五編(文政八年)に記されているように、「火勢弱く久しくあぶれば焦げて、あぶらを失ふ」ので、「強き火を以て一旦に(一気に)焼上る」必要がある。そのため、
    「蒲焼はあをぐじやなくて引ッぱたき」(柳五二、文化八年)
    といった感じで焼き、焦げないように団扇で絶えず勢いよく扇ぎ、炭火の炎のあたりをやわらげている。したがって、扇ぐ道具は扇子より団扇の方が適している。はじめは扇子で扇いでいたのが団扇に変化していて、その様子はこれまで掲げた図版を通して眺めることが出来る。江戸の蒲焼屋は蒲焼を焼く技術を進歩させ、蒲焼を一段と美味な食べ物にした。"[p.169]

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    2016年06月22日
  • すし 天ぷら 蕎麦 うなぎ ──江戸四大名物食の誕生

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    江戸の食文化史の決定版。江戸の四台名物食の知られざる歴史を教えてくれる。
    江戸文化のなかでも食文化の変遷、推移が良く分かり勉強になる。

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    2016年04月12日