岩崎裕美子のレビュー一覧
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本書では、残業の問題点、残業の減らし方、そして残業ゼロを達成した先にあるものについて書かれている。
ではまず、残業をすることでどんな問題があるのか。
言うまでもなく、連日の深夜残業はキツイ。
どんなにやり甲斐がある仕事でも、そういった生活を続けられるのは2〜3年が限度だろう。
そして優秀な人がいたとしても、やがて残業が原因で退職していってしまう。
つまり残業が多いと、離職率が高くなる。
そして人が根付かないということは、組織が成長しないということである。
どんなに仕事を教えても、一人前になった頃には辞められてしまう。
人が一定以上育つことはないのである。
また教える側も、これではモチ -
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ネタバレ===================
■「残業やめて売り上げが落ちたらどうするの?」
残業を減らすなら、その分効率よく売り上げをあげなくてはいけない。
⇒ランクアップ社ではセールスの方法を変えた
旧:1日100件くらい掛けていた電話営業
新:インターネット経由のプル型営業(オウンドメディア)に
■残業をゼロにした"3つのこだわり"と"7つの働き方革命"
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<こだわり>
1:欲しいものしか作らない・実感した製品しか売らない
2:消費者目線で製品をわかりやすく伝える
3:親切で丁寧なサービスを貫く
<働き方 -
Posted by ブクログ
年商70億円で10年連続右肩上がり、なのにほとんどの社員は17時あがり。その秘訣とは?
まず本書を読む上で注意が必要なのは岩崎氏の会社と製品の宣伝がそれとなく散りばめられている点だ。また比較的小規模でほぼ女性という特殊な条件下という点も留意したい。その2点は割り引いて考える必要がある。
本書内の残業削減は、ウルトラCは無いものの、王道で常套手段、たとえばアウトソースの徹底活用、ルーチンのシステム化、ムダ工程の棚卸しなどが紹介されており参考にだろう。
特に残業が減ったが社内が暗くなったというのは、意外なようで経営者が陥り悩むポイントであろう。まさにワークライフバランスだが、労働時間と価値観 -
Posted by ブクログ
著者の会社のストーリーが詰まった本。前職の働き方、会社設立後、そして現在と3部構成になっている。
前職の働き方は、私自身も似たようなところがあり、共感しながら面白おかしく読み進めることができた。だが、そこから180度と言えるぐらい方向転換し会社を設立したのには驚いた。
ただ、設立後も時短した働き方は出来つつも、会社の目指す方向性の不明瞭さや社員が持つやりがいが欠如したため、会社の維持発展までには多くの時間を要したようだ。だが、その困難を乗り越えたからこそ、こうして継続的な発展を遂げ、社員からもお客様からも求められているのだと言えよう。
会社の福利厚生は他企業を圧倒し、今後さらに拡大してい