浜田和幸のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
IoBは、人体に装着したデバイスとAIがネット接続し、人間の能力が拡張し、生活の質を向上させることを目的とする。また、精神疾患のケアにも役立つと期待されていると言われる。
個人的には、現在、以下の三段階の初期実験状況。今のうちからもっと人体への安全性リスク、セキュリティ・個人情報保護の観点そして倫理など幅広い議論や検討を行い、並行して法整備が必要になると感じた。
国、ビッグテック、ビッグファーマ中心にIoBビジネスの今後の展望は拡大していくと述べられている。
三段階があると言われている。
一段階 データの定着化
二段階 体内内蔵化
三段階 ウェットウェア化
・現在は、一段階、二段階は一 -
Posted by ブクログ
本書は、イーロン・マスク氏のパーソナリティーの部分や、マスク氏が関与するテスラやニューラリンクといった企業の話題だけでなく、アメリカ政府や、Google・Facebook等のアメリカの大企業のAIやIoB (Internet of Bodies, 身体がインターネットとつながる状態)、BMI(Brain Machine Interface, 脳とコンピューターをネット接続して通信するテクノロジーの総称)関連の研究や動向についても多数紹介されており、興味深い内容が多かったです。
特に、BMI開発の現状には衝撃を受け、これからの人間の有り様について考えさせられるものがありました。
マスク氏が起ち上 -
Posted by ブクログ
まるでSFのよう。
近い将来現実になるのなら、一体世の中はどう変わっているのだろう。
イーロン・マスクの破天荒さは止まることを知らない。
Tesla、SpaceX、ソーラーシティ、ボーリング・カンパニー。
そしてこの本で紹介されている「ニューラリンク」2016年7月に立ち上げた、BMI(Brain Machine Interface)の開発を目的とした企業だ。
BMIとは、脳とコンピュータをネット接続して通信するテクノロジーの総称。
ニューラリンクのYouTubeで、BMIデバイスを装着かした猿がゲームをする動画が公開された。
脳波で卓球のゲームする猿である。
猿の脳にはN1リンクと名付 -
Posted by ブクログ
ネタバレ[ 内容 ]
タイで、香港で、韓国で、次々に通貨戦争を仕掛け、その国の経済に壊滅的打撃を与えて去って行った国際的投機集団・ヘッジファンド。
彼らの暗躍で、世界経済は今や累卵の危うきにある。
彼らは何を考えているのか。
その背後にあるものは何か。
また、彼らの暗躍を許した客観条件とは何なのか。
資本主義の究極の悪魔の正体に迫る。
[ 目次 ]
序章 世紀末の妖怪
第1章 アジアが墜落した日
第2章 ジョージ・ソロス氏の知られざる過去
第3章 ジキルとハイド
第4章 デリバティブという「ババ抜き」ゲーム
第5章 「自由」の暴走
終章 妖怪の運命
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
☆☆☆ -
Posted by ブクログ
少し前のUSAIDの解体など、何かと話題のイーロン・マスクさんの本です。
彼の経営手腕が優れている(実際に経営している会社は有名)ことは知っていましたが、噂通りにかなり強引な手法を採用していることが分かる1冊
・買収した会社の技術をイーロンが学び取ったら人材は放出
・2020のバイデン、トランプの大統領選挙の際は両方に寄付
・労働時間は度外視で、かなりの強度で働くことを要求(イーロン自身はそうしてきたので)
などなど。
いつも思いますが、偉大な実績を残す人はどこか頭のネジがぶっ飛んでいる。
普通の取り組みでは、やはり普通の成果しか出ないので。
タイトルの「IoB」については、ニューラリン -
Posted by ブクログ
イーロンマスクが「人間のサイボーグ化」を実現しようとしている話。脳とコンピュータを繋げる(=internet of body)理由はAIが人間を超えるシンギュラリティに対抗するため。そのために2016年にニューラリンクを創業。
実際にサルの実験では成功し、脳内にチップを埋め込まれた猿が脳波でゲームを行うことが実現。
また、彼は待ち合わせない技術を持つ専門家をヘッドハンティングして研究に没頭させ、その技術を盗む。そして自身で出来ると確信が持てれば容赦なく斬り捨てる。
感想として、2016年にニューラリンクが創業されたことに驚いた。彼はいつでも時代を先読みし周りを巻き込み世界を創る。富豪が彼に投 -
Posted by ブクログ
IoB(Internet of Bodies〈身体のインターネット〉)とかいうと未来感あふれる言葉に聞こえるけれど、実際のところウェラブル端末とかまで含めると、一部は実装が始まっている。インターフォンと連携する補聴器みたいなのもあったかな。
体の中に埋め込むとなると、ウェイウェイいいながらアジャイルで作っていく最近のシステム系の人たちと、安全第一の医療機器を作ってきた人々(および規制官庁)、両者の根本的な立ち位置の違いをどう融合させていくのかが気になるところ。
結局のところ“人体実験”がやりやすい国が先行するんでしょうね。脳にIoB機器が埋められる“ウェットウェア”の世界も、そう遠くない将 -
Posted by ブクログ
ネタバレ[ 内容 ]
インターネットをビジネスチャンスに繋げたニューリッチたち。
「次なる一手」に鎬を削るマイクロソフト・AOLなど第一幕の勝ち組企業。
国をあげて情報による世界制覇を目論むアメリカ、それに対抗するアジア・ヨーロッパ勢力。
いまや国家も企業も個人も、ネット社会の勝者たるべく野望をむきだしにした。
日本は、90年代の「第二の敗戦」を乗り越え、このパワーゲームを勝ち抜くことができるのか?
独自の取材力と、緻密にして大胆な分析で、熱き戦いの表と裏のシナリオを読み解く。
[ 目次 ]
序章 アメリカの繁栄を支えるものは何か
第1章 ビル・ゲイツの二十一世紀戦略
第2章 ウォール街・シリコンバ -
Posted by ブクログ
95/100
10年前の本なんですね、リーマンブラザーズがテリバティブで破綻したのが08年でして、
10年前から、すでにマネーゲームだとして「カジノ式資本主義」に警鐘を鳴らしていた。
デリバティブ取引について詳細に記載がある。
簡単に説明するとレバレッジを効かせて(テコの原理)自己資金を50倍、100倍も上回る投資を行うことが出来る。
なので一度これに手を染めると抜け出せないらしい。
なにやらお話がすさまじく博打の様相を呈している。
アフリカで崩壊する諸国は実はこちらの投機の失敗が原因ともいわれる。
資源をテコに海外から資金を調達しても、実体経済に使わずデリバティブ取引というバブルに化けてし