浜田和幸の一覧
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ユーザーレビュー
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IoBは、人体に装着したデバイスとAIがネット接続し、人間の能力が拡張し、生活の質を向上させることを目的とする。また、精神疾患のケアにも役立つと期待されていると言われる。
個人的には、現在、以下の三段階の初期実験状況。今のうちからもっと人体への安全性リスク、セキュリティ・個人情報保護の観点そして倫
...続きを読む理など幅広い議論や検討を行い、並行して法整備が必要になると感じた。
国、ビッグテック、ビッグファーマ中心にIoBビジネスの今後の展望は拡大していくと述べられている。
三段階があると言われている。
一段階 データの定着化
二段階 体内内蔵化
三段階 ウェットウェア化
・現在は、一段階、二段階は一部実用化、三段階目は実験初期段階。
・一段階目と三段階目の違いは、脳以外に装着するか(二段階目)、脳に装着するか(三段階目)。
・ウェットウェア化のトップがニューラリンク社のBMI
Posted by ブクログ
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本書は、イーロン・マスク氏のパーソナリティーの部分や、マスク氏が関与するテスラやニューラリンクといった企業の話題だけでなく、アメリカ政府や、Google・Facebook等のアメリカの大企業のAIやIoB (Internet of Bodies, 身体がインターネットとつながる状態)、BMI(Bra
...続きを読むin Machine Interface, 脳とコンピューターをネット接続して通信するテクノロジーの総称)関連の研究や動向についても多数紹介されており、興味深い内容が多かったです。
特に、BMI開発の現状には衝撃を受け、これからの人間の有り様について考えさせられるものがありました。
マスク氏が起ち上げたニューラリンクは、既に猿の頭蓋骨に穴を開けデバイスを脳に埋め込み、Bluetoothを使ったワイヤレス通信でコンピューターに脳の情報を送信して解析を行っているようです。
本書から得た情報ではないですが、麻痺を抱える人の脳にこのようなデバイスを埋め込み、手を使わずに文字の入力に成功したという事例も既にあり、これから更にBMIが様々な神経疾患をもつ人たちの力になることは間違いないでしょう。
ただ、本書はこういったBMI開発の行く末への懸念のほうが強調されていたので、読み終わった後は将来に対する不安のほうが大きく残りました。
Posted by ブクログ
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アジア通貨危機の後に書かれたものなので、アジア通貨危機の話が多く、現在から見れば古い話だが、それでも充分面白かった。ソロスについてたいへん詳しく書かれてあった。
Posted by ブクログ
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予想以上に水問題は深刻だ。極端かもしれないが、この問題に真剣に取り組まないと日本の将来も危うい。
世界ではペットボトルのようなボトルウォータを捨て、水道水をもっと飲もうという動きも目立っているようだが、正直知らなかった。あまりニュースで取り上げられていないのだろうか?
本によると『戦争を振り返
...続きを読むると地球上にわずか0.01%しかない水を巡る争い。過去500年の間に8000回の戦争があったが水源地争いが圧倒的に多い』という指摘にも驚き
今まで考えたこともなかったが『ボトル水が世界の流行として広く普及した結果一般の水道水対する関心やインフラ整備に投入できる資金が先細ってしまった。』という指摘にはっとさせられた。
食料自給率も低く大量の食物を日本は輸入しているが、野菜、果物、肉を生育するには大量の水が必要となっていることを忘れてはならない。
バーチャルウォーターの大量の輸入国としているが、世界には衛生的な水をえられてない人がたくさんいる。
リアや化学物質で汚染
水道の全国平均は1リットル換算0.149円 1円にも満たない値段
水をめぐる争いは世界的な広がり
1水に関して技術大国であるにもかかわらず国際競争力がまったくないこと
2バーチャルウォーターを大量に輸入していること
3隣国中国の水不足
とうわけで、自宅にミネラルウォータを買うことはやめちゃおう。
Posted by ブクログ
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まるでSFのよう。
近い将来現実になるのなら、一体世の中はどう変わっているのだろう。
イーロン・マスクの破天荒さは止まることを知らない。
Tesla、SpaceX、ソーラーシティ、ボーリング・カンパニー。
そしてこの本で紹介されている「ニューラリンク」2016年7月に立ち上げた、BMI(Brain
...続きを読む Machine Interface)の開発を目的とした企業だ。
BMIとは、脳とコンピュータをネット接続して通信するテクノロジーの総称。
ニューラリンクのYouTubeで、BMIデバイスを装着かした猿がゲームをする動画が公開された。
脳波で卓球のゲームする猿である。
猿の脳にはN1リンクと名付けられたBMIが直接埋め込まれている。(脳インプラント)
このN1リンクが脳の活動を読み取り、記録した情報をBluetoothで解読用コンピュータにワイヤレス送信する。
猿が餌欲しさに手でレバーを動かすとき、脳内に電位の変化が生じる。(ニューロン(脳神経細胞)の発火)
猿の手の動きと発火パターンをデータ解析し、予測する。
猿の意図を、デジタル的に吸収する。
レバー本体を手で操作しなくても、脳波を解読する装置からの出力だけでゲームは進行する。
イーロン・マスクは、これを人間に、というIoB(Internet of Bodies)ビジネスを進めている。
IoT(Internet of Things )物とインターネットなら、IoBは身体(脳)とインターネットである。
彼は、AIが自己増殖して脅威になる世界と、地球温暖化を敵視している。
そこで、人間がAIに勝つために、脳とAIを合体させるのだ。
IoB技術に関してはイーロン・マスクだけではなく、Facebook(Meta)のマーク・ザッカーバーグも、世界初のテレパシー・ネットワーク構築を計画しているらしい。
具体的には、脳とコンピュータを結びつける研究で、毎秒100ワード考えただけでタイプできる帽子を開発した。
Googleのエンジニアリング部門の責任者レイ・カーツワイル博士は「永遠の命を目指す」と宣言。「2029年までにコンピュータは人間の知性を超える」と予測している。
「2045年シンギュラリティ論」というのがあるらしいが、それよりも16年早くAIの世界が大転換期を迎えるという。
ソフトバンクグループの孫正義は、「シンギュラリティは2047年」と予測している。その結果、人間の脳はクラウドと接続することになり、人間の能力は飛躍的に進化を遂げる。
BMIによって、ロボットとの対話も人間同士のコミュニケーションもテレパシーで可能となる。
SF好きな私は、読んでて面白かったが、現実に起こるかもしれない世界だと思うと、恐くもあるような、、、。
テレパシーができるようになれば、頭で考えたことが筒抜けじゃないか。
劉慈欣の小説「三体」では、三体人は「嘘」の概念がなかった。すべて考えが筒抜けだからだ。
それに対し、嘘をつける地球人の考えは読み取れない。
テレパシーが実現すると、口がいらなくなる。
人間はグレイのような風貌に進化するのだろうか。
想像すると楽しいですね。
攻殻機動隊でもBMIでテレパシー、してましたよね、、、汗
こんなふうに色々な小説やアニメの内容が現実のものとなってくる世界なんて、すごくワクワクしますね。
Posted by ブクログ
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