依田光江のレビュー一覧

  • 繁栄のパラドクス 絶望を希望に変えるイノベーションの経済学
    イノベーション論の大家による、貧困を抱えた国々に対する経済的援助の多くが陥る失敗を避け、持続的な繁栄をもたらすためには、インフラや法制度の整備よりも市場創造型のイノベーションが先決であることを説いた一冊。

    著者によれば、経済的貧困とは人々が「解決すべきこと(ジョブ)」があるのに入手可能なサービスや...続きを読む
  • 繁栄のパラドクス 絶望を希望に変えるイノベーションの経済学
    根底に「イノベーションのジレンマ」、「ジョブ理論」を備えた本書で語られる繁栄のパラドクス。

    外挿される支援は一時的なものであり、継続的な発展には内発的なイノベーションが必要であること。
    ある場所でうまくいったイノベーションをそのままの形で間借りしてもうまくいかないこと。
    一見、そこに市場がないよう...続きを読む
  • 物事のなぜ ― 原因を探る道に正解はあるか
    なぜなぜ分析という手法はかなり一般的ですが、物事の本質に迫る「なぜ」を考えることは難しいものです。

    物事の因果関係の読み違いやデータ解釈のミスなど、失敗例について整理してくれている本はありますが、「なぜなぜ分析」という手法自体を体系的に整理し、具体的な手法まで落とし込んでくれる本はあまり無かったと...続きを読む
  • 物事のなぜ ― 原因を探る道に正解はあるか
    歴史を通じた学者の思考の変遷。
    哲学や物理、科学など横断的に、
    何をどう考え、発見してきたかをまとめた本。

    ある程度幅広い分野の基礎的教養がないと
    読みづらいでしょう。

    でも逆に基礎知識がある人にとっては
    横断的にものの考え方の変遷が捉えられて
    面白いと思います。
  • その食べ物、偽物です! 安心・安全のために知っておきたいこと
    主に米国の話なのだけれど、読んでいると、怒りを通り越してあきれてしまう。日本も、米国よりは少しはましなのだろうけれど、同様に気を付けたほうがよいと思う。

    パッケージに書かれた文字が意味のあるものか、写真が中身を適切に表しているのか、印象だけで判断すると痛い目に合う。

    米国農務省やFDA(アメリカ...続きを読む
  • 子どものUXデザイン - 遊びと学びのデジタルエクスペリエンス
    子ども向けプロダクトのUIなどはどの様に作ったら良いかなどイメージがついていない部分があったのですが、子どもの成長(年齢)に合わせて何をすべきか何に興味を持つか何ができるかなどが整理されているため、非常にわかりやすいです。
    今後子ども向けアプリを作ることがあれば読み返したい本です。
  • キングダム・カム 愛蔵版
    黙示録になぞらえて話が展開しまさが、それにしてもアメコミキャラの喧嘩っぱやさ…!という感はあります。が、何と言っても絵が圧倒的に美しく、これ描くのに一体どれだけかかったんだろうと考えると空恐ろしくなる!

    内容としては、ヒーロー達の2、3世代目が出てきて特殊な力を持つ者が増加傾向にある中、マイノリテ...続きを読む
  • ジョブ理論 イノベーションを予測可能にする消費のメカニズム
    顧客ではなく、ジョブにフォーカスすることの重要性が語られている一冊。顧客が成し遂げたい目的(ジョブ)は何か?ジョブを具体化するために必要なのは購買理由を知ること。何を買うか(手段)ではなくなぜ買うか(目的)。事例に基づきジョブを知る必要性が紐解かれていく。
  • ジョブ理論 イノベーションを予測可能にする消費のメカニズム
    あらゆる商品を購入する顧客は、そのプロダクトを購入したいのではなく、何かジョブを片付けるために購入するのである。

    ジョブとは特定の状況で人あるいは人の集まりが追求する進歩である。ジョブは日々の生活の中で発生するもので、その文脈を説明する状況が定義の中心に来るイノベーションを生むのに不可欠な構成要素...続きを読む
  • ジョブ理論 イノベーションを予測可能にする消費のメカニズム
    目に見える属性に注目した通常の市場調査からは見えない、生活様式や行動様式に注目して顧客自身も気付いていないもしくは当たり前で半ば諦めていた潜在的かつ共通性のある欲求(ジョブ)を明らかにすることの重要性がきれいに説明されていて面白かった。
    実際にマーケティングに落とし込む際には「ジョブはこれでしょ?そ...続きを読む
  • 「ことば」の戦略 たった1語がすべてを変える。
    丁度、パワポでメッセージ性の高い報告を作成中だったんだけど、より感情的な言葉を加えてみた。
    自分の説明も何だか熱くなって良かったんだか?!
    でした。
  • 「ことば」の戦略 たった1語がすべてを変える。
    アイデンティティ、主体性がより強く伝わる → 動詞ではなく名詞 にする。
    Ex 手伝って! よりヘルパーになって!
    コーヒー大好き より 大のコーヒー党
  • ジョブ理論 イノベーションを予測可能にする消費のメカニズム
    クレイトン・クリステンセンが「なぜそれを買うのか」でイノベーションの鍵を解説。ジョブ理論に基づき、商品の売れなさや成功の要因を明らかに。ビッグデータだけでなく、「顧客の片づけたいジョブ」に焦点を当て、無消費者も取り込む戦略を提案。事例としてイケア、GM、P&Gなどを取り上げ、ジョブ中心の組織づくりや...続きを読む
  • 一流投資家が人生で一番大切にしていること
    2023年54冊目。満足度★★★★☆

    ロンドン生まれ、NY在住の金融ジャーナリストが長年にわたり40名を超える一流投資家にインタビューしてきた蓄積に基づく書

    投資の参考になるのはもちろんだが、生きる上での数々のヒントも与えてくれる良書

    参考文献の紹介も充実。繰り返し読みたい
  • 一流投資家が人生で一番大切にしていること
    投資の神様たちに著者がインタビューした内容からの彼らの原則をまとめた本。皆行っていることがかなり似通っていて、投資の世界はギャンブルではないことがよくわかる。
  • ジョブ理論 イノベーションを予測可能にする消費のメカニズム
    「ジレンマ」に比べるとBtoC向け。結局良いイシューを見つけて、一番に解決するってことのよう。ブルーオーシャン戦略に似ている。最近だとチョコザップが例に挙がりそう。
  • ジョブ理論 イノベーションを予測可能にする消費のメカニズム
    ・顧客の購買目的は製品やサービスの購入ではなく「進歩(プログレス)」である
    ・「進歩」は、「ジョブ」を片付けるもの=製品やサービスの雇用で実現できる
    ・顧客の抱える片付けるべきジョブをもとにブランディングを考えるべきである
  • 繁栄のパラドクス 絶望を希望に変えるイノベーションの経済学
    やはりこの人の本は面白い。
    イノベーションのジレンマのような震えはないが、繁栄とイノベーションの関係というのは国の発展のみならず新しいサービスを社内展開するときにも使えそうな考え方だと感じた。

    無消費者へのアプローチ…なるほど。。
  • ジョブ理論 イノベーションを予測可能にする消費のメカニズム
    マーケティングでよく言われる「顧客ニーズ」というものの解像度を高めたのが「ジョブ」であると感じた。


    本書を読み、「ジョブ」に関して以下のように捉えた。

    ・顧客が特定のプロダクトを生活の中に引き入れる理由を説明するのが「片付けるべきジョブ」理論

    ・ジョブの定義は、「ある特定の状況で顧客が成し遂...続きを読む
  • 繁栄のパラドクス 絶望を希望に変えるイノベーションの経済学
    おもしろかった。
    序盤は、まぁよくある、どうやったらイノベーションを生み出せるのかと、各国の事例。日本や韓国、アメリカのうまくいった例と、メキシコなどの失敗談が乗ってる。
    中盤8章からの腐敗、ガバナンスなどの話がおもしろい。
    「海賊版を入手する行為は、相対的に高価で時間がかかりすぎた。ある時点から、...続きを読む