鳥越規央のレビュー一覧
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ネタバレ直感に頼らず、情報による思い込みをせず、確率論と統計学を使って人生を楽しく豊かにするという趣旨の本です。
ページの左側に見出しと確立とヘタウマな絵、右側には楽しく前向きになる解説が書かれています。
気になった確率は…
出現率が20回に1回のガチャを20回引いたときに、20回ともはずれてしまう確率 35.5%
教えてくれてありがとう、と言いたいです。1回目に当たるかも…10回目に当たるかも…って葛藤する必要がなくなりました。
機内で「お客様のなかにお医者様がいらっしゃる」確率 89%
機内でお医者さんが必要なケースって、なかなか病状が重いケースだと思う。それなのに、89%も対処できる -
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最近のスポーツ競技は詳細なデータ収集・解析が行われており、競技者の技術力向上や能力評価に使われている。
野球では、打者なら打率・打点・本塁打、投手なら防御率・勝利数・奪三振数が重要視されている。
野球は昔も今も個人の記録を比べて楽しむスポーツでもあるので、今後も変わらないでしょう。
スポーツは相手に勝つことを目的としているので、勝つために有意義なプレーを正当に評価しなくてはなりません。
そこで新しく重要視されてきたのが、セイバーメトリクスが編み出した指標だ。
さまざまなプレーを得点化し、勝利への貢献度が示されるように工夫・改善されている。
過去のデータを調べて、打率よりも出塁率や長打率が -
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〇要約
●セイバーメトリクスとは、アウトカウントやランナーなど、野球特有の構造を基に、チーム勝利と選手成績の関係を数量表現したもの。
●数量表現の考え方は、最終の目的関数であるチーム勝利に直接結びつく因子を得点とし、これに相関の強い選手の特性を、ある程度の理論を基に因子を定め、影響量をデータ解析で数値化する。
〇感想
●この手法は一般的な工学と同じと思う。逆に言えば、工学におけるデータ解析手法の参考になる。
●データ解析では、目的関数への影響因子を一段一段細分化しつつ掘り進める。これにより、目的達成に対して有効度の高い行動を選べるようになる(本書の例で言えば、打率より長打率を追求するなど)。 -
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統計学については全然わからないからどうしてそういう計算式になるかということについてはチンプンカンプンだったけど、無死一塁でいきなり送りバントをしても、たとえ成功したとしても得点に繋がる率は高くないんだというのは知らなかったな。だからそう考えると色々セオリーと言われているものは、根拠を示されると弱いものが多いんだな。
原が坂本を2番に置いた時は何考えてるんだろうと思ったけど、丸と岡本と繋げて行く打線は得点効率という意味では理に適っていたんだな。
でも、1964年の王貞治だけで1番から9番まで並べたら1試合で15点取るというのは笑ってしまった。 -
Posted by ブクログ
最近データサイエンスの動向が気になっており、タイトルに惹かれて購入。アメリカでは野球についてもデータ重視の傾向が野球を変えてきていることが感じられた。私は野球にどのような統計学的手法が用いられているかに興味があって読みだしたのだが、そういったものについて説明した本ではなく、打撃、投球、守備、走塁、といったものをどういう指標でとらえることで最もそれぞれの貢献度をうまく説明できるかについて書かれたものだった。それぞれに基本的に得られる、基本データ(打者で言えば、ヒット数、四死球数、エラーによる出塁数、総打席数等)を用いていかに貢献度を正確に見積もる定義を作成してくことができるか、そういう基準値作り