ギャビン ライアルのレビュー一覧

  • 深夜プラス1〔新訳版〕

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    「顧客がブルターニュからリヒテンシュタインに行きたがっているんだが。それを望まない連中がいる。ドンパチもありうる。連れていってやってくれないか?」SOEの元工作員ルイス・ケイン(キャントン)が、パリの弁護士アンリ・メルランから依頼を受けるところから物語は始まる。アル中(dips)のボディガードのハーヴィー・ラヴェルとのコンビで富豪の顧客マガンハルトを守りリヒテンシュタインへのドライブ中、行く手を阻もうとする敵が幾重にも待ち構える。二人はそれぞれに過去の心の傷を抱えているが、プロフェッショナルとして命懸けで使命感を果たそうとする。ドライユーモアを含むテンポのいい会話や、名車、銃などのスペックも楽

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    2023年10月24日
  • 深夜プラス1〔新訳版〕

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    冒険小説にして第一級のハードボイルド作品。第一人称でストーリーを進める。
    感情に流されない。スイスイと読み進められる。アル中のガンマンと元諜報部員のコンビで要人護衛の物語が始まる。
    終末の大団円は無いが大傑作だ。

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    2022年11月22日
  • 深夜プラス1〔新訳版〕

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    何度読んでも魂が震える。菊池光の訳も良かったが今回の新訳も良い。話が良いんだから当然だ。15年前の戦争で特殊部隊で名を上げたキャントンことドライバーのケインは、弁護士メルランの依頼で、シンプルな仕事を引き受けた。マガンハルトという実業家を大西洋岸からフランス、スイスを横断してリヒテンシュタインへ約束の日時までに車で送り届けるというものだった。しかし、マガンハルトはフランス警察に追われ命を狙う者たちもいるからと、アル中のガンマン、ハーヴィーが雇われた。そしてマガンハルトの連れて来た美人秘書の4人で車に乗り込んだ。派手なアクション、駆け引き、一か八かの賭け。アルコールに逃げ出したくなる極度の緊張と

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    2021年01月26日
  • 深夜プラス1〔新訳版〕

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    「深夜プラス1」(ギャビン・ライアル : 鈴木 恵 訳)を読んだ。
    新訳ですね。旧訳(菊池光)で読んだのはもう何十年も前だ。新訳はさらっと読みやすくなってる気がする。

    『だが、キャントンでいるということは数えられない。』(本文より)

    そうなんだよな。
    そういうことなんだよな。

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    2020年05月02日
  • 深夜プラス1〔新訳版〕

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    名作冒険小説の新訳版!
    この会話、サイコーにかっこいい!
    初めて読んだのは中学生だったかな、大人になるとより楽しめる気がする。

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    2020年03月01日
  • 深夜プラス1〔新訳版〕

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    実際は古いほうの文庫。もう何回読んだか分からないくらい読んでいる。その度ごとに感銘する。ふしぎなものだなあ。

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    2019年04月09日
  • 深夜プラス1〔新訳版〕

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    冒頭の1ページからラスト1行まで痺れる小説など滅多にあるものではない。冒険小説の名作として散々語り継がれてきた「深夜プラス1」だが、読者が年齢を重ねる程に味わい方も深くなる大人のためのエンターテイメント小説であり、陶酔感でいえば当代随一であろう。優れた作家のみが成し得る唯一無二の世界へとどっぷりと嵌り、惜しくも最終ページへと辿り着いたあとは、軽い恍惚感と心地良い余韻にしばし浸る。他の作品では今ひとつ精彩が無いギャビン・ライアルが遺した奇跡のような「深夜プラス1」。発表は1965年。新訳を機に再読する。

    第二次大戦終結から二十年後。元レジスタンスの闘士ルイス・ケインは、無実の罪で警察に追われ

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    2016年08月24日
  • 深夜プラス1〔新訳版〕

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    20年ぶりの再読。キャラクター造形からストーリー展開、描かれる葛藤と矜持まで完璧な作品だ。

    いつでも男は龍を追い求める。
    それがひょっとしたら最後の龍である事を決して認めようとせず、戦いを挑んでしまうものなのだ。

    ロヴェルとミス・ジャーマンが、最後の龍に巡り合わずに戦いを終わらせる事を主人公と共に臨んで止まない。

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    2016年06月11日
  • 深夜プラス1〔新訳版〕

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    20年くらい前に旧訳を読んで以来の再読。前回はやたら面白かった記憶であったが、今回はふつうに面白いといった印象であった。第二次世界大戦の少し後という時代設定は理解するも、やはり現代のエンターテイメント作品と比べると話の筋がやや古く感じるのは否めない。それでも各登場人物の個性が際立っていて、この作品が名作であることに異論はない。

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    2024年01月16日
  • 深夜プラス1〔新訳版〕

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    楽しめた。昔の小説だな、と感じるところはあれどキャラクターの造形が良い。簡潔で読みやすいのは新訳のおかげなのかな。でも、もっと若いうちに読んでおけばよかったかも

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    2021年01月04日
  • 深夜プラス1〔新訳版〕

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    ハードボイルド。男が請け負った仕事は金持ちの投資家を1人、国境越えて逃すこと。ところがもう1人スナイパーが現れてボディーガードをすると言い出し、逃す方も秘書の女を連れてきて一緒に逃げると言うし、なかなかの面倒に発展する。終始、シリアス。

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    2020年09月19日
  • 深夜プラス1〔新訳版〕

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    警察や悪もん達とのフランス〜リヒテンシュタインまでの追いかけっこを描いた物語
    いわゆるハードボイルド物です
    ストーリーは驚くほど予想通りに進むため、それを楽しむ本ではありません
    主人公や相棒、富豪、女秘書といったテンプレキャラのダサさ、カッコよさを楽しむ物です

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    2020年04月24日
  • 深夜プラス1〔新訳版〕

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    第二次大戦で大活躍した元レジスタンスの英雄”キャントン”ことイギリス人のルイス・ケインとヨーロッパではトップ3に入るガンマンで元シークレットサービスのアメリカ人・ハーヴィー・ラヴェルのコンビが、殺し屋と警察双方に追われる実業家マガンハルトとその美人秘書をフランスからスイスを経由し、リヒテンシュタインまで送り届けるという護送する依頼を受ける。タイムリミットは3日後の零時ジャスト。その間、殺し屋たちから命の危機にさらされ、警察からも執拗な追跡を受けながらも自分の生き方を曲げないルイスとハーヴィーの姿を描いたハードボイルド冒険小説の古典的名作。

    本書の存在はかなり前から知っていたが、今まで未読だっ

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    2019年07月25日
  • 深夜プラス1〔新訳版〕

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    旧作でも名作であれば面白い。
    設定としては第二次世界大戦の二十年後。主人公は大戦時もレジスタンスとして活躍した運び屋。相棒はアル中のガンマン。運ぶのはフランス人の富豪と美人秘書。
    設定としてはベタだし黒幕も予想通り。それでも次々と刺客が襲ってくるスピーディな展開と色々なツテを活かして目的地へと向かうサスペンスのような展開が読ませる。

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    2016年11月04日
  • 深夜プラス1〔新訳版〕

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    ゴールデン街の故内藤陳さんの店、深夜プラス1はこの冒険小説(冒険小説!って最近聞かんよな)から取った店名。
    主人公のルイス・ケイン(キャントン)とその相棒?役のアル中のガンマン、ハーヴィ・ラヴェルのキャラクターが秀逸。これぞハードボイルド小説、という感じでとてもかっこいい。

    作者のギャビン・ライアルは他にも良い小説を書いているようだが、キンドル化はもちろん、ハヤカワ・ミステリになっていた邦訳もほぼすべて品切れ絶版状態のようで、手に入れるなら神保町のその手のミステリが積んである店で探すしかないようだ。とりあえず早川さんには過去の名作のキンドルでの復刊を望む。

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    2020年06月26日
  • 深夜プラス1〔新訳版〕

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    ところどころで、ちょっと何言ってるか分からない部分があったけどテンポがよかった。

    そんな物語でした。

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    2019年12月10日
  • 深夜プラス1〔新訳版〕

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    エンタメは進化していくものだと思う。
    過去の傑作は、次々と現れる新しい才能により下敷きにされ、踏み台にされ、より新しい傑作に取って代わられる運命にあると思う。
    しかし、中には圧倒的に輝き、後進の追随をはねつけるほどの作品がある。
    この本はその希少な一冊じゃないだろうか。
    古臭いのは仕方ない、それでも息をつかせぬほどに面白い。
    エンタメ好きに多大な影響を与えていると思う。
    ルパン三世が世に出て人気が出たとき、ああ、ノリが軽すぎるけど深夜プラスワンだあ、と思った記憶がある。

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    2017年07月29日
  • 深夜プラス1〔新訳版〕

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    ネタバレ

    15年ぶりに再会した元恋人ジネットに逆プロポーズ的なことを言われたルイスのモノローグ

    『いきなりそんな。』

    一貫してハードボイルド調の一人称翻訳文で急にテンションがおかしくなるキャントン萌え。

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    2017年06月07日
  • 深夜プラス1〔新訳版〕

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    カーアクションやバトルの中にもある頭脳戦。
    それがかっこよかった。が、頭が付いて行かなかった。
    敵と味方が入りまじり、敵か味方か分からない展開の戦いがスリルがあった。
    呑んだくれのガンマンと腕利きドライバーが立ちはだかる警察や謎の敵を切り抜けながらリヒテンシュタインまで実業家を運ぶ展開が男らしくかっこよかった。
    めまぐるしい展開に頭が付いて行かなかったので、味わえる魅力が半減してしまったかもしれない。
    再読して今度こそ魅力を存分に味わいたい。

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    2017年03月15日
  • 深夜プラス1〔新訳版〕

    購入済み

    読んだことある人は読むな

    なんだこれ?訳が変わって面白さは半減以下!特に人物の魅力がまったく伝わらない。フェイ将軍なんてただの癇癪持ちのジジイになっちゃってる。前訳で読んだことある人は読まない方が良い。

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    2018年05月17日