リアーン・モリアーティのレビュー一覧

  • 死後開封のこと 上

    Posted by ブクログ

    この作家の本、日本でもっと翻訳されてほしい..!!読みたい!!

    Big Little Liesのドラマ版を見て、ここに辿り着きました。
    あーあのドラマの雰囲気!この作家の確立されたスタイルを冒頭から感じた。
    中年男女の群像劇(主に女性を主人公とする)がまー絶妙にうまい作家です。
    過去にあった男の暴力が女たちを繋ぐというのも共通するかな。

    Jackson BrodieシリーズのKate Atkinson が、あの作品で男の暴力の波紋を生きる女たちをすごく強調してアンソロジーとして描いていたことも思い出したんですが...
    ザリガニの鳴く〜とかにしても、女性の作家さんはすごくそういう女性の社会的傷をしっかり描いてるなあといつも感心します。このモリアーティさんもそうですし。


    ところでタイトルは絶対原題の方が良かったなあ。Big Little Liesとも系列が揃うし。
    最初は原題がhusbandsでなくhusbandで、secretsでなくsecretであることを不思議に思ってたんですが、読み進めるとなるほど。
    言うなれば、水面に投げ込まれた一つの小石が波紋を呼んでいくということなので単数形であってるんですね〜。

    0
    2024年04月13日
  • 死後開封のこと 下

    Posted by ブクログ

    オーストラリアのベストセラー作家の話題作、後半。

    シドニーに住むセシリアは、明るく元気で親切な女性。
    3人の可愛い娘を育て、小学校のPTA会長もやっていて、販売のパートも上手くいっていました。
    ある日屋根裏で、夫の字で「死後開封のこと」と書かれた封筒を見つける。
    優しい夫には、何か秘密があるらしい‥

    子供中心のにぎやかな暮らしぶりと、増えていく仕事上での出会い。
    そこへ夫の秘密が絡んで‥
    思いがけない事態に。

    一方、夫が浮気したため実家に戻ってきた女性テス。
    こちらの視点からも描かれ、多角的に読めます。
    死後開封というわけではないけれど、夫の秘密を知ってしまった後ですね。

    もうひとりの重要人物は、小学校に長く勤めている高齢の女性レイチェル。
    娘が若い頃に急死し、当時のボーイフレンドが関わっているのではないかとずっと疑っていました。
    その男は現在、同じ学校の体育教師。
    彼はテスとも付き合いがあり、現在セシリアの娘の先生でもあります。
    そして‥

    殺人事件の起きるミステリではないですが、謎解きの要素はあり。
    因果応報の部分と、思い込みや無知が人を苦しめたり、意外な展開も。
    この作者は本当に頭が切れる人だなという印象です。
    読んでいるこちらも引っ張られて頭が良くなってしまいそうな切れ味。

    悲運もありますが…ただ悪い方へばかり進むような結果にはならない。
    それぞれの女性の真剣さと、事実を受け入れていく優しさがしみじみ心に残りました。

    0
    2021年03月11日
  • 死後開封のこと 上

    Posted by ブクログ

    オーストラリアで作品すべてがベストセラーという作家、リアーン・モリアーティ。
    読むのは「ささやかで大きな嘘」に続いて、2作目です。

    シドニーに住むセシリアは、明るい性格。
    3人の可愛い娘を育て、小学校のPTA会長もやっている。
    販売のパートにも励み、かなりの売上を得ているやり手。
    何も困ったことなどないように見えるセシリアだったが、実は夫との関係に悩んでいました。
    夫は名家の出で優秀で仕事もできる上にハンサム、しかも穏やかな性格。
    だが時折急に気分が変わって暗くなり、長年連れ添う妻にもよくわからない行動を取るのだ。
    しかも、最近はセックスレス‥
    気にしすぎないほうがいいかと思いつつ悩むセシリア。

    そんな夫の留守中、屋根裏で「死後開封のこと」という封筒を見つける。
    夫に電話して聞いてみると、冗談めかした返事があったが、出張先から即座に戻ってきた。
    なにか重大な秘密があるのか‥?

    一方、シドニーの実家に戻ってきたテスも、悩みを抱えている。
    そして、小学校の秘書レイチェルは、亡くなった娘のことで今も関係者を疑っています。
    そんな3人の女性の人生が交錯した時‥?!

    どこにでもいそうな女性に降りかかった思いがけない出来事。これまで信じてきたことが壊れていきそうな…
    そんな興味をひくテーマを、現実味たっぷりに描いていく筆さばきに感嘆します。
    警察や探偵が出てくるようなミステリではありませんが、一体どういう事情だったのか、考えさせられます。
    そして、どうなる?
    とにかく面白い!

    0
    2021年03月11日
  • 死後開封のこと 下

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    ネタバレ

    過去の秘密が起こす連鎖。3人の女性の家族。それぞれが徐々につながりだしていき起こる出来事。そこに至るまでの3人の感情の流れ、今の自分、今後の自分への不安。そういったものが溢れた時にする決断。その決断によって何かが終わり、何かが始まる。過去と今をつなぐもの、今とこれからをつなぐもの。決断をしてもその先はわからない。これからも読んでいきたい作家。

    0
    2018年06月20日
  • 死後開封のこと 上

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    3家族、3人の女性が主人公。それぞれの事情を抱えていて家族のこれから、自分のこれからを考えている。そこに過去の出来事が絡んできて色々とつながりが見えてくる。ミステリーではあると同時に家族小説でもある。著者の前作もそうだったけれど女性の人物造形、心理描写がすごくうまい。下巻も楽しみ。

    0
    2018年06月18日
  • ささやかで大きな嘘 下

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    米英のベストセラー、後編。
    美しい海辺の町の幼稚園に子供を通わせている親たちの間で、どんなトラブルが起きたのか?

    富豪の子供もいれば、その家で働く人の子供もいる、そんな幼稚園。
    シングルマザーのジェーンは、息子がいじめをしたという疑惑をかけられ、不本意だが晴らすことが出来ない。
    ジェーンと親しくなったお洒落なマデリーンは、別れた夫と再婚した女性に実の娘が憧れてしまい、そちらの家に行ったきりになったので、苦しむことに。
    大富豪の妻セレストは、ひた隠しにしてきたが、夫の暴力に怯えていた‥

    幼稚園での派閥争いや、行事の度の張り合い、保護者たちのもつれ合った感情が、資金集めの懇談会で爆発‥
    その真相は?

    展開に意外性もあり、テンポが良くて、面白かった!
    重い部分を含んだ話なので、どこまで行くのかなと不安もありましたが‥
    読後感は大丈夫、良かったですよ~。
    なるほど、映画化も企画されているわけです☆

    0
    2017年05月19日
  • ささやかで大きな嘘 下

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    ママ友たちが主役のミステリー。
    読みはじめてしばらくは、どうやら大きな事件が起きたようだけれどそれがなんだか分からない、という状況。
    イヤミスっぽいけれど読後は意外と爽やか。
    ドラマ『ビッグリトルライズ』も見てみよう。

    0
    2024年07月30日
  • 死後開封のこと 下

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    オーストラリアの作家「リアーン・モリアーティ」の長篇ミステリ作品『死後開封のこと(原題:The Husband's Secret)』を読みました。

    『ささやかで大きな嘘』に続き、「リアーン・モリアーティ」作品です。

    -----story-------------
    〈上〉
    すべてはあの手紙がきっかけだった。
    夫の字で「死後開封のこと」と書かれた封筒。
    その手紙を見つけたときから、「セシリア」の幸せな家庭に暗雲がたれこめ始める。
    そのころ「テス」もまた、夫と従妹が愛し合っているとの告白に動顛していた。
    「テス」は息子を連れ実家へ帰るが、そこで出会ったのは殺された娘をいまだ忘れられない老婦人「レイチェル」だった。
    開けてはいけない〈パンドラの箱〉を開けてしまった女性たちを描くトリッキイなミステリ。

    〈下〉
    長年にわたって隠し続けてきた夫の秘密を知ってしまった「セシリア」は、普段どおりの生活を続けようと苦闘する。
    逆に故郷へと帰ってきた「テス」は、そこで夫や子供には言えない秘密を持つことになってしまった。
    そして老婦人「レイチェル」は、ついに最愛の娘の殺人犯と思われる男の証拠を手に入れるが……。
    それぞれの秘密を胸に、それでも懸命に生きようとする三人の女をあざ笑うかのように、運命は衝撃の事件へと、彼女たちを導いていく!
    -----------------------

    2013年(平成25年)に発表された「リアーン・モリアーティ」の5作目の作品… 6作目の『ささやかで大きな嘘』の方が先に翻訳されていたこともあり、5作目を読むのが後になっちゃいました、、、

    『ささやかで大きな嘘』と同じく、家族や友人の絆がテーマとなっている作品でした… どこにでもいるありふれた人々のありふれた日常を描きながら、そこに潜む痛み・苦しみを巧く描いた作品でしたね。

     ■月曜日
     ■火曜日
     ■水曜日
     ■木曜日
     ■聖金曜日
     ■イースターの土曜日
     ■イースターの日曜日
     ■エピローグ
     ■訳者あとがき 和爾桃子

    「セシリア・フィッツパトリック」は、ハンサムな夫「ジョン・ポール」と、「イザベル」、「エスター」、「ポリー」の可愛い三人の娘と一緒にシドニーで暮らしていた… 有能な主婦であり、やり手のタッパーウェアのセールスマンでもあり、娘たちが通う聖アンジェラ小学校のPTA会長でもある彼女が、自宅の屋根裏を片付けていたときに、偶然見つけた一通の手紙には見慣れた夫の字で「妻へ わたしの死後に開封のこと」と書かれていた、、、

    最初は開封するのを我慢していた「セシリア」だったが、手紙が見つかったことを知った「ジョン・ポール」の慌てぶりに、どうしても好奇心を抑えきれず手紙を読んでしまう…
    そこに書かれていたのは驚愕の事実だった。

    開けてはいけないパンドラの箱を開けてしまったその日から、「セシリア」の毎日はこれまでとは違うものになってしまう… 一方、夫「ウィル」と従妹「フェリシティ」の三人で小さな宣伝広告会社をたちあげ軌道に乗せた「テス・カーティス」も、予想外の事態に直面していた、、、

    なんと「ウィル」と「フェリシティ」が愛し合っているというのだ… 「テス」はショックを受け、とにかく二人から離れようと、息子「リーアム」を連れて実家のあるシドニーに向かう。

    シドニーで息子を自分の母校である聖アンジェラ小学校に転校させた「テス」は、そこで学校の事務員をしている老婦人「レイチェル・クロウリー」に出会う… 「レイチェル」はかつて高校生だった娘の「ジェイニー」を何者かに殺害されていた、、、

    犯人は捕まらず、それ以来「レイチェル」は、自分が犯人だと目星をつけた男… 「テス」の元彼氏で、現在は聖アンジェラ小学校の体育教師をしている「コナー・ウィットビー」の尻尾をつかもうとしていた。

    聖アンジェラ小学校で出会った「セシリア」、「テス」、「レイチェル」の三人の女性… それぞれの秘密を胸に生きる三人の女性たちの運命は、彼女たちを衝撃の事件へと導いていく、、、

    「ジェイニー」を殺害した犯人は誰か!?というミステリ的な要素はあるものの、犯人捜しは、あくまでもサブテーマ… 家族(夫婦や親子)の在り方や絆、葛藤がメインテーマとなっており、ヒューマンドラマ要素が強い作品でしたね。

    日本でドラマ化しても受けるんじゃないか… そんな印象でした、、、

    殺人を犯した男性の子どもが、被害者の遺族から… という因果応報的なオチかと思えば、最後に衝撃の事実が隠されていたりして、一筋縄ではいかない面白さが隠されていましたね。



    以下、主な登場人物です。

    「セシリア・フィッツパトリック」
     聖アンジェラ小学校のPTA会長

    「ジョン・ポール」
     セシリアの夫。
     
    「イザベル」
     セシリアとポールの長女

    「エスター」
     セシリアとポールの?次女

    「ポリー」
     セシリアとポールの三女

    「ブリジット」
     セシリアの妹
     
    「ヴァージニア」
     ジョン・ポールの母

    「テス・カーティス(旧姓オリアリー)」
     TWF宣伝広告社の営業部長
     
    「ウィル」
     テスの夫。TWF宣伝広告社の制作部長

    「リーアム」
     テスとウィルのひとり息子

    「フェリシティ」
     テスの従妹。TWF宣伝広告社の美術部門長
     
    「ルーシー・オリアリー」
     テスの母
     
    「メアリ」
     ルーシーの双子の妹。フェリシティの母

    「フィル」
     メアリの夫。フェリシティの父
     
    「レイチェル・クロウリー」
     聖アンジェラ小学校の学校秘書
     
    「エド」
     レイチェルの亡き夫

    「ジェイニー」
     レイチェルの亡き娘。長女
      
    「ロブ」
     ジェイニー弟。不動産仲介業者
     
    「ローレン」
     ロブの妻。オーストラリア・コモンウェルズ銀行勤務
     
    「ジェイコブ」
     ロブとローレンのひとり息子。レイチェルの孫

    「マーラ・エヴァンス」
     レイチェルの友人

    「トゥルーディ・アップルビー」
     聖アンジェラ小学校の校長

    「コナー・ウィットビー」
     聖アンジェラ小学校の体育教師。テスの元彼

    「ロドニー・ベラック」
     元警部。ジェイニー殺害事件の担当刑事だった

    0
    2023年03月13日
  • 死後開封のこと 上

    Posted by ブクログ

    オーストラリアの作家「リアーン・モリアーティ」の長篇ミステリ作品『死後開封のこと(原題:The Husband's Secret)』を読みました。

    『ささやかで大きな嘘』に続き、「リアーン・モリアーティ」作品です。

    -----story-------------
    〈上〉
    すべてはあの手紙がきっかけだった。
    夫の字で「死後開封のこと」と書かれた封筒。
    その手紙を見つけたときから、「セシリア」の幸せな家庭に暗雲がたれこめ始める。
    そのころ「テス」もまた、夫と従妹が愛し合っているとの告白に動顛していた。
    「テス」は息子を連れ実家へ帰るが、そこで出会ったのは殺された娘をいまだ忘れられない老婦人「レイチェル」だった。
    開けてはいけない〈パンドラの箱〉を開けてしまった女性たちを描くトリッキイなミステリ。

    〈下〉
    長年にわたって隠し続けてきた夫の秘密を知ってしまった「セシリア」は、普段どおりの生活を続けようと苦闘する。
    逆に故郷へと帰ってきた「テス」は、そこで夫や子供には言えない秘密を持つことになってしまった。
    そして老婦人「レイチェル」は、ついに最愛の娘の殺人犯と思われる男の証拠を手に入れるが……。
    それぞれの秘密を胸に、それでも懸命に生きようとする三人の女をあざ笑うかのように、運命は衝撃の事件へと、彼女たちを導いていく!
    -----------------------

    2013年(平成25年)に発表された「リアーン・モリアーティ」の5作目の作品… 6作目の『ささやかで大きな嘘』の方が先に翻訳されていたこともあり、5作目を読むのが後になっちゃいました、、、

    『ささやかで大きな嘘』と同じく、家族や友人の絆がテーマとなっている作品でした… どこにでもいるありふれた人々のありふれた日常を描きながら、そこに潜む痛み・苦しみを巧く描いた作品でしたね。

     ■月曜日
     ■火曜日
     ■水曜日
     ■木曜日
     ■聖金曜日
     ■イースターの土曜日
     ■イースターの日曜日
     ■エピローグ
     ■訳者あとがき 和爾桃子

    「セシリア・フィッツパトリック」は、ハンサムな夫「ジョン・ポール」と、「イザベル」、「エスター」、「ポリー」の可愛い三人の娘と一緒にシドニーで暮らしていた… 有能な主婦であり、やり手のタッパーウェアのセールスマンでもあり、娘たちが通う聖アンジェラ小学校のPTA会長でもある彼女が、自宅の屋根裏を片付けていたときに、偶然見つけた一通の手紙には見慣れた夫の字で「妻へ わたしの死後に開封のこと」と書かれていた、、、

    最初は開封するのを我慢していた「セシリア」だったが、手紙が見つかったことを知った「ジョン・ポール」の慌てぶりに、どうしても好奇心を抑えきれず手紙を読んでしまう…
    そこに書かれていたのは驚愕の事実だった。

    開けてはいけないパンドラの箱を開けてしまったその日から、「セシリア」の毎日はこれまでとは違うものになってしまう… 一方、夫「ウィル」と従妹「フェリシティ」の三人で小さな宣伝広告会社をたちあげ軌道に乗せた「テス・カーティス」も、予想外の事態に直面していた、、、

    なんと「ウィル」と「フェリシティ」が愛し合っているというのだ… 「テス」はショックを受け、とにかく二人から離れようと、息子「リーアム」を連れて実家のあるシドニーに向かう。

    シドニーで息子を自分の母校である聖アンジェラ小学校に転校させた「テス」は、そこで学校の事務員をしている老婦人「レイチェル・クロウリー」に出会う… 「レイチェル」はかつて高校生だった娘の「ジェイニー」を何者かに殺害されていた、、、

    犯人は捕まらず、それ以来「レイチェル」は、自分が犯人だと目星をつけた男… 「テス」の元彼氏で、現在は聖アンジェラ小学校の体育教師をしている「コナー・ウィットビー」の尻尾をつかもうとしていた。

    聖アンジェラ小学校で出会った「セシリア」、「テス」、「レイチェル」の三人の女性… それぞれの秘密を胸に生きる三人の女性たちの運命は、彼女たちを衝撃の事件へと導いていく、、、

    「ジェイニー」を殺害した犯人は誰か!?というミステリ的な要素はあるものの、犯人捜しは、あくまでもサブテーマ… 家族(夫婦や親子)の在り方や絆、葛藤がメインテーマとなっており、ヒューマンドラマ要素が強い作品でしたね。

    日本でドラマ化しても受けるんじゃないか… そんな印象でした、、、

    殺人を犯した男性の子どもが、被害者の遺族から… という因果応報的なオチかと思えば、最後に衝撃の事実が隠されていたりして、一筋縄ではいかない面白さが隠されていましたね。



    以下、主な登場人物です。

    「セシリア・フィッツパトリック」
     聖アンジェラ小学校のPTA会長

    「ジョン・ポール」
     セシリアの夫。
     
    「イザベル」
     セシリアとポールの長女

    「エスター」
     セシリアとポールの?次女

    「ポリー」
     セシリアとポールの三女

    「ブリジット」
     セシリアの妹
     
    「ヴァージニア」
     ジョン・ポールの母

    「テス・カーティス(旧姓オリアリー)」
     TWF宣伝広告社の営業部長
     
    「ウィル」
     テスの夫。TWF宣伝広告社の制作部長

    「リーアム」
     テスとウィルのひとり息子

    「フェリシティ」
     テスの従妹。TWF宣伝広告社の美術部門長
     
    「ルーシー・オリアリー」
     テスの母
     
    「メアリ」
     ルーシーの双子の妹。フェリシティの母

    「フィル」
     メアリの夫。フェリシティの父
     
    「レイチェル・クロウリー」
     聖アンジェラ小学校の学校秘書
     
    「エド」
     レイチェルの亡き夫

    「ジェイニー」
     レイチェルの亡き娘。長女
      
    「ロブ」
     ジェイニー弟。不動産仲介業者
     
    「ローレン」
     ロブの妻。オーストラリア・コモンウェルズ銀行勤務
     
    「ジェイコブ」
     ロブとローレンのひとり息子。レイチェルの孫

    「マーラ・エヴァンス」
     レイチェルの友人

    「トゥルーディ・アップルビー」
     聖アンジェラ小学校の校長

    「コナー・ウィットビー」
     聖アンジェラ小学校の体育教師。テスの元彼

    「ロドニー・ベラック」
     元警部。ジェイニー殺害事件の担当刑事だった

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    2023年03月13日
  • ささやかで大きな嘘 下

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    あーーーそっちかーーーって感じです
    上巻はそれぞれに闇を抱えるママ友たちが描かれ、下巻で全てが明らかになるという…
    書き方が斬新で面白かったし、ミステリーというよりは子持ち女性の心理をうまく描いた本って印象でした。面白かった!

    0
    2020年12月29日
  • 死後開封のこと 上

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    表紙の絵のように、三人の女性が入れ替わり主軸となる。普通に過ごす普通の人生。基本的に子供がいて、わらわらばたばたしながらも女を満喫している。話が進むに連れ、この人達同士、じわじわと幅寄せしてきて、お互いの陣地に入り込んでくる。それが自然。最初は登場人物多すぎ!ヤメテ!と思ったが、意味なく増えない。ちゃんと物語の軸になる人しか出てこない。話の繋ぎ方がリレーバトンのように滑らかで、自分は非常に読みやすかった。専門知識だけひけらかして、だからなんなの?っていうミステリ多い中、この作品は好感持てるなあ。

    0
    2020年12月16日
  • ささやかで大きな嘘 下

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    ネタバレ

    その時、いったい何が起きたのか? 誰が被害者で、誰が加害者なのか? フーダニットでもハウダニットでもなく、現代版パット・マガーとでも言うべき、巧みなホワットダニット構成。ややアンフェアな点がある気もするが、女同士の共感やらドタバタ騒ぎやらで読者の気を逸らしつつ、終盤に意外な事実を明らかにする手際はなかなか巧い。

     ただ、ひとつ残念に思ったのは、各章の終わりに挟まれる関係者へのインタビュー。主要キャラ以外の様々な人物が、目撃談と称して自分勝手な意見、憶測、噂、当てこすりを述べる様がユーモラスで、箸休めな部分もあるのだが、これを聞き取るインタビュアーが主要人物の一人であるとか、意外な人物だったみたいな設定を盛っておかなかったのは実にもったいない。そうした趣向があれば、疑惑と中傷にまみれた地方都市を描き、語り手の意外性でなお驚かすという意味で、それこそヒラリー・ウォーの『この町の誰かが』のオーストラリア/園ママ版という位置付けの作品にも成り得た筈なのに。
     
    ともあれ、これだけの分量を読ませるページターナーぶりは、なるほどニューヨークタイムズベストセラー一位作品である。同じくオーストラリア出身のニコール・キッドマンが映像化権を獲得したというのも納得。

    その後、パット・マガーの『四人の女』の新装版が創元推理文庫で再刊されたが、これが本作と同じく、ものの見事にバルコニーを舞台にしたホワットダニットのようで、これは確信犯ですね。しかし、1950年の作品を参考にした作品が現代に書かれるとは少々驚き。

    0
    2018年11月09日
  • ささやかで大きな嘘 上

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    米英のベストセラー、前編。
    美しい海辺の町の幼稚園に子供を通わせている親たちの間で、どんなトラブルが起きたのか?
    事件があったことだけを最初に書いておき、それから半年前に遡って、事件までが語られていきます。

    名門の幼稚園では、資金集めや派閥争いが盛ん。
    富豪の子供もいれば、その家で働く人の子供もいる。
    シングルマザーで質素なジェーンは、引っ越してきたばかりで、子守と間違われてしまう。
    ジェーンは息子がいじめをしたという疑惑をかけられ、不本意だが晴らすことが出来ない。
    おしゃれで気っ風がいい庶民のマデリーンは、幼稚園のボスたちとは距離があり、ジェーンに味方する。
    マデリーンと親しいセレストは、裕福な銀行家の妻で、かけねなしの美人なのに、なぜか遠慮がちな性格。
    この3人のいきいきした個性と友情がそれぞれの秘めた内心と共に描かれ、なかなか読ませます。

    マデリーンは、別れた夫が近くに戻ってきて、再婚した妻との間にできた子を同じ幼稚園に通わせることになったため、猛烈にイライラ。
    セレストは、ひた隠しにしているが、夫の暴力に苦しみ、大したことはないと考えてみたり、自分のせいと悩んだりしていた‥
    セレストの考え方は、現実にDV被害者が考えがちなことだそうです。

    幼稚園での派閥争いや、行事の度の張り合い、保護者たちの抱えた秘密、もつれ合った感情が、資金集めの懇談会で爆発‥
    その真相は?
    展開に意外性もあり、面白かった!
    読後感は大丈夫、良かったですよ~。

    0
    2017年05月22日
  • ささやかで大きな嘘 上

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    あらすじ
    最初は子供同士のトラブルだった……。海辺の名門幼稚園、その夜のパーティに子供たちの歌声はなく、聞こえるのは罵声と保護者の乱闘の音。そして保護者の一人が死亡した。事故か殺人か? ……事の起こりは六カ月前、ジェーンの息子にいじめの嫌疑がかかった。本人はきっぱり否定するが、園内は険悪な雰囲気に。ジェーンは園で知り合った二人の友人と困難な事態に立ち向かう。世界で150万部突破。英米で絶大な人気を誇るミステリ。
    ----------

    誰が殺されたんだろう?とハラハラしながら読み進めていく形式。パットマガーの重苦しい版って感じ?
    三人のママ友さんが物語の軸になっているんだけど、さすが、登場人物が多い。でも、読み進むうちに早々とわかるようになった。
    幼稚園の派閥こわいなぁ。
    あと、ピリウィー幼稚園のいじめゼロ宣言が逆に取り憑かれてるのかってくらいにいじめを意識してる感があってこわい。もう出だしの標語みたいのだけで背筋ゾワーだった。

    後半の展開にいくつか説は考えたけど、全く違う展開かもしれないしな〜と。

    誰がどんな嘘をどこでどんな風についているのか、後半で続々明かされるわけですな。
    楽しみ。

    近所のパティ・ポンダー夫人は後半にも出てくるのかしら。(いや、まぁ、どうでもいいんだけどさ)

    0
    2017年02月25日
  • ささやかで大きな嘘 下

    Posted by ブクログ

    資金集めのためのパーティーが近づいているのに息子のいじめ疑惑が晴れないシンママ、エスカレートする暴力におびえる富裕家夫人、ネットで処女を売る娘に怒り爆発のパートタイマーの妻。

    園ママという小さいコミュニティの中でも色々あって人に見せない裏があるんだなぁ。

    どんな風に決着がつくのかわかりませんでしたがまさかシンママにレイプまがいの暴力的なセックスをしてきた男が近くにいたとは!まさか偽名だったとは!
    騙されました。
    やっぱり双子息子にも受け継がれているっぽいし。

    ラストは何とか平和よりに終わりましたが母親がいじめに気付いていなかったとはいえあの双子息子がどうなるか心配になってしまうものでした。

    0
    2016年12月09日
  • ささやかで大きな嘘 下

    Posted by ブクログ

    幼稚園の保護者懇親会ってだけで、何か起こりそうだよね。ましてや、なかなかキャラの立ったこの人たち。

    上では、人物が多くてごちゃごちゃした感もあり、軽いドタバタのコージーものなのかな?と思ったが、下にきて、おやおやおや? 意外にシリアスな面も。

    登場する女性たちの逞しさに比べ、男性がみなアホで軽く見えてくる。。。

    0
    2016年07月18日
  • 死後開封のこと 下

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    自分としては続き物を間を置かず読むことは滅多にないのだが、これは気になって続けて読んだが、それだけ引き込まれた、かというと何か違うような気がしてくる。感情移入しやすいような書き方がうまいんだと思う。吉田修一さんのような。なんすかね、時々あるんだな、読み終わるとスッキリして「さー風呂入ってこよ。来週も楽しみい」みたいな。理解できず、不完全燃焼で、もがいて苦しい読書ほど、「戦友」みたいな感じでのちのち印象に残るんだよなあ。また悪口書いちゃったかしら。

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    2020年12月20日
  • 死後開封のこと 下

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    ママ友達の、アレコレや、どたばたの中に、自分自身を、見つめる所も、あるけど、因果応報と言うべきか、自分達の罪が、子供に、いってしまうのは、救いがない

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    2020年05月06日
  • ささやかで大きな嘘 下

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    ネタバレ

    この本ではオーストラリアを舞台に日常の中で来る広げられるドラマが鮮やかに描かれている。
    最終的に事件は起きるのだけれども、各章、毎ページで起きているいろいろな出来事が全体として本にドラマ性を与え、最後まであきさせないストーリー展開になっていると思った。
    映像ドラマのほうもぜひ見てみたい。

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    2019年10月26日
  • ささやかで大きな嘘 上

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    ネタバレ

     オーストラリアの名門幼稚園を巡る一大騒ぎ。園ママたちの友情と反目、飛び交う噂、そして隠されていた秘密……。男性読者が余り興味を惹かれない要素がてんこ盛り。それもかなり軽めの筆致で描かれているので、アラフィフ親父はお呼びでない感があり、実際読み始めた当初はどうしようかと思った。
     
    だが、読み進めていけば、その軽い筆致と相反し、書かれている内容は意外にヘヴィだと判明する。離婚から数年を経て年頃の娘との関係に悩む母、表面には見えない夫との関係に苦しむ妻、幼い息子との転居を機に一夜の出来事を克服しようとするシングルマザー。主要な三人のキャラクターには共感せざる負えないし、これが女性読者なら、なおのことだろう。北欧ミステリと違って、内容に反したカジュアルな書きっぷりは逆に新鮮だし、深刻過ぎない描写が読んでいる間に救いを与えてもいる。エンディングの後味が良いのも、エンターテインメント作品としては盤石。
     
    ミステリ的には、園内恒例行事の“トリビアクイズ保護者懇親会”で殺人が起こったらしいことが冒頭で示唆され、そこから半年前に遡って物語がスタートし、クリスティでいうところの『ゼロ時間へ』向かって進行するというスタイルが面白い。

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    2018年11月09日