安間伸のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ裁定取引という考え方や信用創造について教えてくれる本。
自分自身がプロでないのではっきりはわからないが、脱初心者を目指すあたりの人にはよいかもしれない。
また、全体的に分かりやすい内容だし、文体もくだけた感じで、ある意味とっつきやすい。
裁定取引一例メモ:
原油価格が高騰した場合、他の低価格な代替エネルギーの需要が高まり代替エネルギーも高騰する。裁定取引により、原油売り・代替エネルギー買い の売買が発生する。価格がつられて上昇するのはこういう理由。
信用創造メモ:
銀行に1万円預ける。
銀行は引き出されることを想定して、日銀に確保する義務(法定準備預金)がある。法定準備率が10%の場 -
Posted by ブクログ
これは良書です。
本のタイトルからして錬金術入門と書かれ
文面も個性的で一見、胡散臭そうですが読みやすく内容は素晴らしい1冊です。
錬金術≒資産運用≒裁定取引
はじめは???と思うような人も読み終える頃には理解できるでしょう。
まさかこのような本からポーターの「競争の戦略」をおさらい出来るとは思いもしませんでしたし
大雑把な表現で説明されているけれどファイブフォース分析まで学べます。
自分は投資中級者以上かな?と自負する人にはオススメの1冊です。
世界の市場が連動(同じ方向に連鎖する)するアービトラージのメカニズムもこれを読むことでしっかりと理解できるでしょう。 -
Posted by ブクログ
預金、債権、株式、投資信託、その他もろもろの
金融商品に関わる日本の税制について、著者独特の毒を
ふりまきながらばっさばっさときっていきます。
いやはや、このきりぶりがなかなか新鮮(^^;)
くだけた文体は人によっては不愉快かもしれませんが
私は気軽に読めました。
2003年発行の本なので、今では内容が変わっている部分もあります。
ただ、この本は「全ての金融商品に対する税金の考え方」を
示唆してくれているので、そのエッセンスを真面目に掴むこと
ができれば非常に有用な本ですよ。
「税金の抜け穴」ハウツーを手軽に得るというよりは、
自分で「穴」を探すための基礎力を身につ -
Posted by ブクログ
[気づかずにいるリスクの発見]
第一章 インフレリスク
物価が上昇したら、名目上利益を上げても、買いたいものが買えなくなる。
その上、税金を取られる
→ 金(インフレ強い)や外貨(インフレ→通貨安)で回避可能か?
第二章 価格変動リスク
・エフィシェット・フロンティア
・価格変動が恐いのは、短期の投資家だけ。
長期で見れば、 米国株 > 米国長期国債 > 米ドル は明らか。
→ 次にコインの表が出るか、裏が出るかはわからないが、
長期的に見れば、0.5回ずつに確立は集約する。
長期で見れば分散は集約し、リターンはべき乗になる。
第四章 ミスマッチリスク
・ 100億円の資産 -
ネタバレ 購入済み
わかるっちゃわかるけども
こどもがうまれ、夫婦がうまいいかず、色んな本を読んで男性脳と女性脳の違いを理解しようとしています。
が、だれだってマルチタイプよりシングルタスクのほうが仕事は進むでしょう。でもやるしかないんです。報酬がないとできないのは誰だってそうでしょう。でも家事なんてお金にならないけどやらなきゃ生きていけない。仕事が忙しいときに夏休みの旅行や、習い事の選別や実家のあれこれの面倒を考えたくないのは誰しもそうでしょう。
男性脳はこれができない、あれができないと理解はできるけど、じゃあやらなくていいわけじゃなく、どうやったら少しでもできるようになるか、やりやすい方法を考える問題解決型の脳みそはなぜ使わないか疑 -
Posted by ブクログ
簡単に言うとバフェットさんの株は元本が10年で3倍になる貯金のようなもの。
それはブランド価値の高い消費者独占型企業の株。実は値上がり思考ではなく、利回り思考。
・長期保存が難しく、強いブランド力を持ち、販売業者が扱わざるを得ない製品を作る企業(飲料、食品、日用品)
・他の企業が事業を続けていくために、持続的に使用せざるを得ないコミュニケーション関連企業(メデイア、通信)
・企業や個人が日常的に使用せざるを得ないサービスを提供する企業(金融、エネルギー、鉄道、小売)
・宝石、装飾品などの分野で、事実上地域独占力を持っている小売事業(家具、宝石)
相対的に負けている期間が長い。
上昇相場の時