あらすじ
お金持ちへの超高等戦略。最も効率的な投資法は、バフェット的な銘柄を半永久的に持つことである。知的レベルの高い投資マニアに好評だった「資産運用のカラクリ」シリーズの第4弾です。
グローバル化と情報化により、いたるところで二極化が起きています。華やかな成長分野がある一方で、先進国では失業が増えて中産階級が没落し、経済成長は停滞しています。低金利のもとでインフレが起こりやすくなっています。また、将来を嘱望された中国やインドも、先進国の需要頼みから抜け出せず、インフレに弱い点を克服できていません。
こうした低成長・インフレ・二極化の時代に入った世界で、長期投資で利益を得やすい3つの手法、すなわち「バフェット流長期投資」「ロングショート」「ブラックスワン待ち合成オプション」を本書では解説します。
具体的には、バフェット的な投資ノウハウを紹介し、日本株ではなく、米国株を中心に、グローバルに行う投資法を、中級読者向けに解説します。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
バフェットは相対的に負ける期間が長い!株高は金利低下の恩恵だから、間もなく終焉!成長期待、株高期待がなくなった今後は、ロングショート戦略!オプションは
ちょい外売りの大外買い!
Posted by ブクログ
伝統的な(?)バフェット銘柄の共通点、最近のバフェット銘柄の共通点をわかりやすく解説。
中盤以降は、信用売りやオプション取引など、ちょっとマニアックな内容。
Posted by ブクログ
簡単に言うとバフェットさんの株は元本が10年で3倍になる貯金のようなもの。
それはブランド価値の高い消費者独占型企業の株。実は値上がり思考ではなく、利回り思考。
・長期保存が難しく、強いブランド力を持ち、販売業者が扱わざるを得ない製品を作る企業(飲料、食品、日用品)
・他の企業が事業を続けていくために、持続的に使用せざるを得ないコミュニケーション関連企業(メデイア、通信)
・企業や個人が日常的に使用せざるを得ないサービスを提供する企業(金融、エネルギー、鉄道、小売)
・宝石、装飾品などの分野で、事実上地域独占力を持っている小売事業(家具、宝石)
相対的に負けている期間が長い。
上昇相場の時は株価指数に負け、下落相場の時は相対的にマシ。
動きが少なく、退屈に思える。
後半は結構難しいことが書いてある。
Posted by ブクログ
アメリカの著名投資家ウォーレン・バフェットの投資方法を
独自の視点で分析しています。
バフェットの投資方法が、意外に続けられない理由や投資方法の弱点まで
バフェット好きにはおもしろい内容になっています。
しかし、中盤以降は空売りやオプション取引など
かなり専門的になっていてバフェット色は薄くなってしまったのが残念。
Posted by ブクログ
このシリーズの1、3は、「全ては裁定だ」とか心に残る表現も多く、とてもよかった。2もよかった。
本書はいたって凡庸。どうでもよいことは思い切って省く、というスタイルで読みやすい内容にはなっている。1ドル120円が75円になるって、実質デフォルト(クズ通貨を掴まされている)なんだから喜んでる場合じゃない、とか、よい表現も多い。
でも、内容的には
1)優良株のバイ&ホールド
2)ロングショート
3)エクスプロージョンのオプション戦略
という、時間軸の長さが異なる三つの戦略について説明されているだけ。単なる方法の説明、という感じで、これまでのシリーズ作のように考え方を説明したものではない。
悪くはないのだけど、これまでの3作のレベルを期待するとちょっと厳しいかも。