堀内都喜子のレビュー一覧
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”出産一時金50万へ引き上げ”、昨日岸田政権が打ち出した子育て世代への支援策。一方で2022年の出産人数は80万人を割りこむ予測、人口減少が続きます。雇用環境の安定しない非正規雇用も変わらず、実質賃金の長期低下、子供を産んで育てて社会に送り出すため、家庭の負担額は楽ではありません。日本社会が暮らしやすく、海外の方も含めて住みたい国にするには、どうしたらよいのでしょうか。
2019年末に最年少女性首相サンナ・マリン政権が誕生したフィンランド。幸福度ランキング世界一、移民が住みたい国世界一、スウェーデン、ノルウェーとともに北欧3国の一つ。2021年人口が550万人と日本の20分の一ですが、限られ -
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フィンランド人はなぜ午後4時に
フィンランドのワーク、プライベートのオンとオフについて、特にワークに対する考え方について詳しく説明されていた。同時に、シスという頑張りの部分についても詳しく説明されていたし、フィンランドと雖も完璧ではない点にも言及されており、バランスの良い良書だと思います。
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Posted by ブクログ
フィンランドの魅力について述べられている
(10年以上前の本だった)
この本が書かれた当時から現在までを振り返るとフィンランドの凄さを改めて実感する
教育だけでも
教師の質の高さ、語学力の高さ、偏差値のない教育、生涯教育の充実(成人でも半数近くが職業関連の訓練や教育を受けている)
などの特徴があって
他にも
福祉制度の充実(税金は高いけど運営の透明性から不満はあまり無い)
夏休みが4週間と長い
残業しないのに国際競争力トップクラス(2021年は11位で日本よりも20位上)
女性が独立心旺盛でたくましい
などなど
もちろんだめなところもあるし、合わない人には合わなそう
のんびりした人には -
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生き方を考える本
4年前に新婚旅行でフィンランドへ行った。7月だったので、恐らく夏休み。滞在は2泊3日だったがビジネスマンは見なかった。
本書を読んで、その理解が深まった。自分は働く上でのヒントを求めて読んだが、人としての人生観、生き方を学べる本である。写真などはないが、またフィンランドへ行って、世界観を肌で感じたいなと思った本だった。 -
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・フィンランドは国民の学力向上に力を入れてるのでそら高い。文化とか国民性とかじゃなく、国策の話。
・日本とは単純な人口の違いもある。一人一人に寄り添った施策は、日本もやりたいけどそこまでは出来ない。
・逆にいうと勉強してからじゃないと就職できないらしい
・やらなきゃいけない事を増やす日本に対し、やれる事とやったら得する環境を用意するフィンランド。
「中学の選択が一生を決めてしまうという事はなく、回り道をしても、迷いながらでも、いくらでもやり直しがきく社会や環境がある」
・ドライでロジカル、日本人以上に大人しい国民性。
・変に学術的でなく、体験に基づいた感想と普段使いの表現で説得力があ -
Posted by ブクログ
フィンランド大使館に勤める堀内都喜子さんによる、4年連続幸福度ランキング1位の国であるフィンランドの、ワークライフバランスのとれた生き方を紹介している本。
有休消化100%、1人あたりGDPは日本の1.25倍、在宅勤務3割、1ヵ月夏休み…
素晴らしいワークライフバランスを実現しているフィンランドの人たちの文化や国民性が学べます。
日本のように学歴や肩書き、年功序列での評価ではなく、オープンでフラットな職場環境があると著者は言います。
また、プライベートの時間を守ることは絶対で、そのために仕事においては効率化を追求します。
そして、「プライベートの時間を守ることは、より生産性を高めるた