スタンリー・マクリスタルのレビュー一覧

  • LEADERS リーダーズ

    Posted by ブクログ

    元米軍司令官のマクリスタルが描くリーダー像。

    軍人だけに指示命令型のリーダーシップの進化系みたいな話かと思うと、そうではない。

    プルタルコスの英雄伝ふうに、リーダーを2人づつ比べながら、リーダーシップについて探求をしていく。その最初は(なぜか一人しかでてこない)、南軍のリー将軍。負けた側の将軍なのだが、リーダーとしては、アメリカの軍関係では尊敬され続けていたようなのだが、イラクで戦っていたマクリスタルは、そのリーダーとしてのあり方に疑問を抱き始める。

    そういう問題意識をベースに、いろいろな人が取り上げられて、こう言う資質や行動がリーダーにとって必要みたいな法則はないということを示していく

    0
    2021年12月30日
  • LEADERS リーダーズ

    Posted by ブクログ

    著名人の伝記(一部には、伝記と称するに不適切な人物もいるが)としては、面白く読めた本であった。
    ディズニー、シャネルなど名前は知っているけど、半生やビジネス面での歩みなど詳細はよく知らなかった内容など非常に面白く読めた。厚さの割にすらすら読めたのは、翻訳者の力量に依るところも大きいと思う。
    ただ最後のまとめとなる『リーダーシップ論〜リーダーシップとはなんぞや?』のところが、まとまりに欠け、消化不良の感があったと思う。

    0
    2020年04月01日
  • TEAM OF TEAMS <チーム・オブ・チームズ> 複雑化する世界で戦うための新原則

    Posted by ブクログ

    著者は元米軍大将。アルカイダに手を焼くなかで、どのようにして組織を変化させやがて相手を駆逐するに至ったかを描く。
    特殊部隊のような素晴らしい戦力を持っていても、神出鬼没な民兵集団に苦しめられる。以前は命令型の組織運営でよかったことが、予測不可能な現代ではもはや通用しなくなっていることに直面する。
    ビフォーアフターを個人的にまとめると、予測vs適応。統制vs委譲。情報保持(囚人のジレンマ)vs情報の透明性。MECEvsオーバーラッピングとなる。
    本書の終盤において「優れたリーダーとは菜園主になることだ」と説く。これは妙を得た言葉である。植物は自分の指示ではどうすることもできない。植物が自ら育

    0
    2017年02月26日