浅川博忠のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
55年の保守合同以来、戦後政治のほぼ大半を与党して過ごして来た自民党。
この本は、歴代の総理とその周辺人物の"人間関係(=裏切りと嫉妬)"に焦点を当てて書いた本です。田中角栄vs福田赳夫の角福戦争辺りから、自民党の内部抗争が激化して来ている印象です(適切な表現か分からないけれど、平和な時代のある種の"娯楽")。
その後、金竹小トリオ、YKK連合の勃興、小泉一強時代となり、烏合離散を経て今の時代です。数年に一回来る今の長期政権が終わると暫くの日本政治はまた混乱を極めそうですが、こと"裏切りと嫉妬"と言う視点に立つと"メシウマ"なのかもしれません。 -
Posted by ブクログ
小泉純一郎が退いて五年。自民党から民主党への歴史的政権交代は実現したが、それは日本漂流の時代の始まりでもあった。未曾有の国難に襲われたいま、有権者として必須の記憶と知識を一冊に。
振り返ってみるとあっという間の出来事であった。本書を読むと自民党政権末期からの政治的混乱を振り返る事ができる。
実はあとがきを読んで本書を買うに至った。あとがきでは後藤田正晴のエピソードが描かれている。後藤田は他人と相対するとき、その人物が昭和二十年の八月十五日にどこにいて、どういう立場にいたのかという事を付き合い方の参考にしたという。(このエピソードは保阪正康の著書でも触れられいる)
本書を読んでいる時に、後藤田正純議員の不倫記事が週刊紙を賑わした。残念な事に政治家のスキルは遺伝しない。みてくれは良くても、能力が伴わないケースがままあるのだ。たとえ、ゴミ溜であったとしても、より良い政治家を選ぶ辛抱こそ有権者には求められるのであろう。