浅川博忠のレビュー一覧

  • 裏切りと嫉妬の「自民党抗争史」

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    政治家はもっと政策とか外交とか、今の日本にとってどうするのが適切かとかそう言うことを考えているかと思っていた。しかし政治家たちは派閥争いや首相の後継者争いを考えて政治をしてる。実際日ソ国交正常化も吉田茂への対抗心だし、郵政民営化は竹下派の利権の塊を潰すのが目的だった。
    政治の全てが派閥争いというわけではないだろうが、こういう目線で政治を見ると無機質で退屈だった政治ニュースがちょっと面白くなる。

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    2021年07月10日
  • 裏切りと嫉妬の「自民党抗争史」

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    自民党60年間の抗争劇。いたるタイミングで抗争()してるなと思ったが、確かに対立すらない馴れ合いだと歯止めが効かないのも事実か。
    わりと前後するので、本気で読む場合は年表作りながら読むほうがいいと思います。だいぶわかりづらいので……

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    2020年12月18日
  • 自民党・ナンバー2の研究

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    今まで名前でしか知らなかった政治家の人たちの生き様とか積み重ねて来たものが分かって、これから政治をみるのが少し面白くなりそう。彼らの生き方や教訓は、他の場面でもいろいろと勉強になりそう。面白かった!

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    2012年09月28日
  • 自民党・ナンバー2の研究

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    読む前から好きだった三木武吉・緒方竹虎・大野伴睦の3人が皆紹介されていて満足した。

    他にも藤山愛一郎、椎名悦三郎、川島正次郎など気になる人物ができた。

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    2011年12月21日
  • 裏切りと嫉妬の「自民党抗争史」

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    山崎拓元建設相の回顧録が存外に面白かったのは、政治の回顧は当事者の政治家が書いたから、と思ったので、時をおかずに政治評論家著のほうも読んでみた。が、やはり予想通り。所詮プレーヤーではないからか、夢中で読めるほどの熱はなかった。これは当たり前か。
    党人派と官僚派というなんとなく把握していたワードを、政党史のなかで明確に理解できたことが読書の成果。あと、長いような政治家生命でも逆算すると最盛期は決して長くない。そのことに対する焦りが命取り、とも思った。

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    2021年07月12日
  • 裏切りと嫉妬の「自民党抗争史」

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    55年の保守合同以来、戦後政治のほぼ大半を与党して過ごして来た自民党。

    この本は、歴代の総理とその周辺人物の"人間関係(=裏切りと嫉妬)"に焦点を当てて書いた本です。田中角栄vs福田赳夫の角福戦争辺りから、自民党の内部抗争が激化して来ている印象です(適切な表現か分からないけれど、平和な時代のある種の"娯楽")。

    その後、金竹小トリオ、YKK連合の勃興、小泉一強時代となり、烏合離散を経て今の時代です。数年に一回来る今の長期政権が終わると暫くの日本政治はまた混乱を極めそうですが、こと"裏切りと嫉妬"と言う視点に立つと"メシウ

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    2020年03月29日
  • 政権交代狂騒曲

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    小泉純一郎が退いて五年。自民党から民主党への歴史的政権交代は実現したが、それは日本漂流の時代の始まりでもあった。未曾有の国難に襲われたいま、有権者として必須の記憶と知識を一冊に。

    振り返ってみるとあっという間の出来事であった。本書を読むと自民党政権末期からの政治的混乱を振り返る事ができる。

    実はあとがきを読んで本書を買うに至った。あとがきでは後藤田正晴のエピソードが描かれている。後藤田は他人と相対するとき、その人物が昭和二十年の八月十五日にどこにいて、どういう立場にいたのかという事を付き合い方の参考にしたという。(このエピソードは保阪正康の著書でも触れられいる)

    本書を読んでいる時

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    2015年09月24日
  • 小泉純一郎とは何者だったのか

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    小泉政権誕生から、安部政権誕生まで。
    特に小泉誕生までの過程が、旧派閥の流れを中心として分かりやすい。
    一方で、自身の先見性をアピールしたがっているような書き方もちょこちょこ見られ、ちょい不快。

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    2009年10月07日