白味噌のレビュー一覧
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内容としては男子高校生の野々宮はある日の放課後に美人で成績優秀な完璧人間であるクラスのアイドル月森葉子のノートを拾う。そのノートには「殺しのレシピ」という見出しが書かれた紙切れが挟まっていた。思わずその紙切れを持ち帰ってしまった野々宮は翌日月森に探し物がないかと尋ねるが彼女は「いいえ」と返事する。そして数日後、月森の父親が事故死し、野々宮は月森を疑うようになり・・・というもの。
ライトノベルにしては今までに無いようなどちらかというとちゃんとした小説のように感じた。いろいろと納得いかないというかあやふやな感じを残したまま終わったけれどもそれでもとても面白いと感じた。話の展開として刑事である虎南と -
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2冊。同著者の前作『月光』と同じ学校だったこと、2巻目を読んで分かった。『月光』はかなり前に読んでいたので、ほぼ全部覚えていない。これから読む人は『月光』に続けて読むことをお勧めする。
で本作は1巻目は希死願望男子がとんでもない危ない奴で緊張感ハンパなかった。彼に嫌悪感。自分は死のうが生きようがどうでもいい、からといって他人を殺すのもどうでもいいという思考回路、無敵の人そのままじゃん。でも彼以上に頭のネジが弾け飛んでるのが理子。彼女の同情や慈悲の気持ちは完全ゼロで、好奇心のみで無敵の人を質問責めにするところは読んでいて清々しい。
2巻目は法廷劇の様で色々仕掛けがあって驚かされた。ここで『月 -
購入済み
2巻の時も思ったけどセッション始まるまでの雑談にページを割きすぎではないか・・・
今回よりそう思ったのは一応しっかり決着をつけた1巻と違い仲間の裏切りという続きがより気になる終わりだったからだと思う。
秋雨のループはとても良かった。願いをかなえるために身を削る姿、かっこいい。そしてその結末は3巻の中でも屈指の名シーン。
そこが良すぎて後のシーンはあまり印象に残っていない。結構なご都合主義でおわった印象はある。
まあオールスターでハッピーエンドは盛り上がるから仕方がないね。グッドエンドくらいになりそうなところをプレイヤーが頑張ってハッピーエンドに持って行ったのですごいと思います。
全体 -
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全3巻再読
初読時は2巻から3艦がすっきりせずもうひとつに感じられたけれど
改めて読みかえす当初の期待からはずれたとはいえきれいにまとまっているとおもいなおす
PLの良い所をすくう描写が丁寧で気持ち良い
2013/4/21
ロイス関係描写がおもてに出ない話の仕組みと
描きかたの印象で
ダブルクロスというよりNOVAっぽい
そういうとTRPGはなぜこんなに種類がいろいろあるのか
不思議な気がしないでもない
白味噌もあったけれども
探偵が突き止めるところがちゃんとゲームにのっとっているところは良も
信頼を得るところがエリートであるところの表現は
NOVAと違って日常を守るがダブルクロスなのだから -
Posted by ブクログ
空間断裂実験の失敗「ザ・デイ」により変わり果てた世界。「ザ・デイ」の影響で、肉体を虚数界に移された「エトランゼ」、特殊な能力を得た「ライナー」、実験の被験者として集められた死刑囚に異能をもつに至った「囚人共(ジェイルズ)」が生まれ、不可思議な異常現象が起きる「痕(トレース)」という異邦エリアが世界各地に現れた。
その「痕(トレース)」のひとつ占都で占い師連続誘拐事件が起こり、異邦の地の謎を調査する「黒の協会」所属のエージェントの了次とルートのコンビが任務に当たることとなった。そこには伝承の「稀世の占い師」にまつわる人々の願いがあった。
SFファンタジーと称すればいいのでしょうか。専門用語(造