馬田イスケのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
昨今、他の漫画に差を付けるためか、風変わりな設定やキャラを登場させる食漫画が増えた。やや飽食気味になってきたにしろ、切磋琢磨して、より良い作品を作ってくれるなら、漫画読みとして、それは嬉しい限りだ
そんな中でも、やはり、この『紺田照の合法レシピ』の異色感はズバ抜け、他の作品に真似できないモノを保っている
この食漫画の凄さは、CLAMP先生が推薦コメントを(2)の帯に書いてくださった、と言えば、伝わるだろう。面白いのは承知していたが、まさか、CLAMP先生のお眼鏡に適うとは思ってもいなかった
やっぱ、CLAMP先生、他の漫画もチェックしてるんだな。まぁ、そうでなきゃ、『カードキャプターさくら』や『xxxHOLiC』などの人気作を描けるわけがないか。一流ほど、新人作家を未来のライバルとして見縊らず、その真価を見極めておくのかもな
ともあれ、この(2)は先巻より面白さだけでなく、紺田の漢気も増している
確かに、彼はヤクザの一員ではあるが、この年齢にして、何が起きてもブレない、自分だけの信念があるのは、本物の男、と賞賛すべきだろう
彼が、日常のハプニング(?)を起因として思いつく料理も、これまた美味しそうなのだ
イイ食漫画の条件ってのは色々と多いだろうが、実際に作れるレシピを作中で丁寧に作ってくれると再現しやすくて助かる
また、そんな料理を引き立たせるストーリーも、起承転結のテンポがよく考えられており、CLAMP先生が紺田照を結婚相手としてロックオンするのも頷ける
ヤクザらしいエピソードが多いのだが、血生臭すぎず、むしろ、コミカルに仕上げている。まぁ、本職の方にも漫画読みはいるだろうし、怒りは買わないのかな、と不安にもなるが、馬田先生に何かがあった、とは聞かないから、一般人よりはヤクザの方が現実と漫画の区別がちゃんと付いて、フィクションにケチをつける事がアホらしいって事が判っている人も多いんだろう
好いエピソードが多く、どれをお勧めすべきか、は迷うのだが、(3)で、どんな変化が起きているか、が気になるって意味では、やはり、第13話「手ごねの心臓」だった
紺田と真希ちゃんが、イイ仲になるのか、も期待ドコだが、何せ、真希ちゃんの兄は刑事、しかも、紺田とは一悶着があった関係だ。それがバレた時、どうなってしまうのか、背筋に冷たい汗が流れていくぜ
この台詞を引用に選んだのは、これにも紺田の漢気がよく表現されているから。この台詞が出てくる第15話「アウトエイジ―全員店員―」を読めば分かるが、そもそも、丸長に非はある。しかし、紺田は真意はどうあれ、先輩を立てた。ヤクザが年功序列ってルールなのもあるが、つまらぬ諍いを避けるために先輩を立てる紺田の気遣いは勉強になる -
Posted by ブクログ
実際の料理と同じく、料理系の漫画にも斬新さが必要だと常々、思っちゃいるが、これには結構、度肝を抜かれた
世に「氾濫」ってレベルで、料理漫画が幅を利かせているとは言え、さすがに、極道者が料理をする作品はなかっただろう
しかし、私も一端の漫画読みを自負している。さすがに、目新しさだけじゃ、レビューを書こうって気は起こさない
作中で、紺田が作る料理は、どれも普通に美味そうなのだ。ここで大事になってくるのが、「普通」ってトコ。読み手が「美味しそうだな」って思った時、近場のスーパーで材料を買えてこそ意味があるのではなかろうか。身近にいて欲しくない極道者が、手間いらずで作れるレシピを紹介してくれる、このギャップが『紺田照の合法レシピ』の魅力だろう
主役が極道者だけあって、メニューを思いつく際、食べた際のリアクションが、それっぽいトコも笑える点。極道者だって、生きている人間だ。美味いものを食いたい時だってあるし、食べれば幸せな気分に浸れるだろう
紺田が満足のいくモノを食べても、心の内は浮かれても、表情をピクリとも動かさないトコがまた良い。これで、簡単に笑顔を見せては、主役としてのインパクトも半減だろう
主人公の個性が強いだけあって、脇を固めている者らも結構、イロモノ揃い
ラブコメと言っていいかは微妙だが、紺田の高校生離れしまくりの顔や雰囲気に惑わされず、親密に接してくる春真希のヒロインとしての存在感は中々の物。紺田と春の関係が、今後、どう変化していくのかも、この作品の見所だろう
どの回も垂涎必至で、腹の虫が鳴きまくりだったが、肉食派を自負している身として挑戦したくなったのは、第3話「ジューシーなガサ入れ」だ。どんな食材でも工夫次第じゃ、如何様にも美味く出来るってコトか
この台詞を引用に選んだのは、紺田の男気が光っているから。ルールを守るのは勿論、人としても、男としても大事だ。けれど、あえて勇気を以て、ルールを破ってこそ見えてくる新しい世界、掴めるチャンスもあるんじゃないだろうか -
ネタバレ 購入済み
相変わらずじゃがいも衣のハムカツ、インド風マンゴーアイスとか凝った美味しそうなレシピがたくさん出てくるんだけど、コメディ色の強いヤクザストーリーが自分のツボにハマらなくて楽しめない。