天川栄人のレビュー一覧

  • あるいは誰かのユーウツ

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    いやーもうホント、うますぎます。
    悩める中学生たちだけど、みんなちょっとカッコいい決断をしていくから、自分もちょっとカッコよく生きなきゃなと思っちゃう。
    あー中学生の時に読みたかった!
    YAてすが、大人にも読んでもらいたい‼️
    新谷くん人として好き!

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    2025年04月22日
  • あるいは誰かのユーウツ

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    中学2年生。変わっていく体、ままならない心。
    声、生理、体毛、胸の膨らみ、性被害、恋愛、性体験。それは隠すべきもの? 誤魔化さずに真正面から書く。それもYA(児童書)の大切な役割なのだろう。
    語り手がリレーする連作短編集。物語の厚みも楽しい一冊。

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    2024年09月29日
  • あるいは誰かのユーウツ

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    思春期の悩みや戸惑いを知る、大切な物語で、中高生、同じ悩みを持つ人たちにも読んで共感して貰いたい一冊。タブーじゃないのに触れないって何だろうとか、みんなにも考えて貰えるといいのになと思う悩みことが綴られる、タメになる本でもある。
    登場人物が重なっているので、さっき居たあの人か、と身近な人だと感じる。
    身近なみんなが、何か、心に思うところがある。そんな風にも感じる。


    人魚姫の憂鬱:変声期
    赤い繭:生理痛
    私はフリーダ:コンプレックス、毛深い
    三段ホックとナベシャツ:胸の大きさ
    誰のことも好きじゃない:アロマンテック
    NO MEANS NO:嫌なことは嫌:性教育

    大切な話ばかり。人権問題にも

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    2024年08月05日
  • おにのまつり

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    ネタバレ

    これもオムニバス的な構成。おにいが亡くなるところからスタートし、普通じゃない、辛いことを抱えた中学生の話。良い話だが、良い話にするには何か辛いことを入れないとだめなのか。

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    2022年11月15日
  • おにのまつり

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    岡山県で行われるうらじゃ祭り。桃太郎伝説のもとになった温羅という鬼の魂を天上に還す祭り。ある中学の内申点低めの生徒の救済措置のため作られたうらじゃプロジェクト。内心点に若干問題のある生徒4人が集められた。ごく普通に中学生活をおくるあさひがなぜか、うらじゃの経験があるというだけでうらじゃプロに召集されリーダをまかされた。うらじゃ祭りが大好きだった兄の死に蓋をし、自分の感情を殺し親とすれ違い自分を欺いてきたあさひ。うらじゃプロに集められた4人の仲間たちと何もかも忘れ一心不乱におどるあさひに涙がとまらなかった。あさひを除く4人ともそれぞれに悩みとか問題を抱えていてうらじゃプロジェクトに関わるうちにお

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    2022年10月23日
  • おにのまつり

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    久しぶりの児童書♪最後は涙涙涙でしたが、良かったー♪うらじゃ踊りは、小学校の運動会でよくみかけましたが、こんな物語があるとは。
    読みながら、頭の中でうらじゃの歌が流れ続けて、読後は踊りたくなりました^ ^
    登場人物達のその後が、すっごくきになります。みんな幸せになっていてほしいなー。

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    2022年09月09日
  • セントエルモの光 久閑野高校天文部の、春と夏

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    東京で中学3年間を過ごして再び久閑野に戻って来たえるも。久閑野にはなんにもないと、魅力を感じることができないでいた。久閑野高校には、部員が嵐士先輩ひとりだけの存続が危ぶまれている天文部があった。空を見上げることは好きだったが、天文のことは何も知らなかったえるもだったが、ふとしたきっかけで天文部に入ることになる。幼馴染も引き込んで、天文部存続に向けて動き出す。「私たちはみんなみんなお互い足を引っ張り合って生きてくの」というえるもの母の言葉が心に残った。それぞれの心が溶けて、めんどうでも関わりあうことの温かさが感じられて素敵な物語だった。

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    2025年10月22日
  • アンドロメダの涙 久閑野高校天文部の、秋と冬

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    久閑野高校天文部は、文化祭で手作りプラネタリウムを上映することになる。えるもは、文化祭の準備の忙しさなどを理由に進路について真剣に考えることを避けていた。天文部の仲間たちとの交流やプラネタリウム製作を通して、天体への思いを強く感じていく。青春物語。前作があると知って、ぜひ読もうと思う。

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    2025年09月23日
  • おにのまつり

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    中3のあさひは、先生に強引に頼まれて、鬼の祭りの踊り「うらじゃ」を踊る「うらじゃプロ」にコーチとして参加することになる。そこには様々な問題を抱えた4人がいた。あさひを含めて5人でうらじゃの練習をする中で、お互いの想いを少しずつ理解し合うようになる。うら伝説について知り、体を動かしてうらじゃを踊るうちに、心の奥底に悩みを抱えていた5人が元気になっていく様子に感動した。

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    2025年09月23日
  • あるいは誰かのユーウツ

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    登場人物がほんの若干交錯しているタイプの短編集でした。YAは先進的で似たようなテーマを描いた作は増えてますが、1冊にいろいろまとまってるのはまだ珍しめかもしれない。「私はフリーダ」「No MEANS NO」がちょっと珍しいタイプの悩みを描いているなという印象でした。

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    2025年06月01日
  • あるいは誰かのユーウツ

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    声変わりをした、生理が重い、体毛が濃い、胸が大きい、恋がわからない、母親が恋愛小説家なんて…。
    いろんな「ユーウツ」を抱えた中学生の短編集。天川さんの作品は“男の子””女の子”よりその子自身を描いている感じがして好き。大人になったら割り切ってしまうようなことでも、思春期の学生にとってはものすごく大事な、考えること。お互い相手の悩みをたいしたことないと思ってしまっているところ、あるよなぁとドキッとさせられた。

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    2025年03月09日
  • あるいは誰かのユーウツ

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    大人ではない。
    子どもでもない。
    心の成長も、体の成長も、人それぞれ。
    さまざまな中学2年生たちが、「ユーウツ」を抱えながら、それでも一歩先へ進んでいくオムニバス。

    あー、いるいる、こういう子!という人たちのオンパレードだった。
    語り口も多様で、読み始めると彼らが頭の中でイキイキと動き出す。
    それでいて多様性も取り入れられていて、この世代の子たちに、「ぜひ読んでほしい!」と強くオススメしたい。
    中学生って、深く考えていないようで、実はしっかり本質を突いている世代だと思う。
    彼らは彼らできちんと「自分」と向き合って前に進んでいる。
    だから、私たち大人は彼らを信じて、大きな気持ちで見守っていく

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    2024年12月24日
  • アンドロメダの涙 久閑野高校天文部の、秋と冬

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    高校生での進路選択って、本当に狭い視野で考えざるを得ないことが多いと思う。それでも周囲の人との関わりや経験を通じて自分の進みたい方向を決めなければならない。いつか間違えたと後悔するかもしれないけど、間違えずに生きていくことは出来ないから。周りの人達との支え合いや毎日の些細な経験を大切にしようと思わせてくれた。
    あと、最後は胸きゅん。こんな感情もう忘れてたな。

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    2024年08月11日
  • セントエルモの光 久閑野高校天文部の、春と夏

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    天川さん2作品目。主人公のSNS依存はやりすぎにも思えるがもしかしたら現実でもこれくらいなのかなと感じながら読んだ。名前って気に入ってる気に入ってないに関わらず、どんな由来でつけられたものなのか考えるのって楽しいかもな〜と感じた。

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    2024年08月10日
  • おにのまつり

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    中学生におすすめしたくて天川栄人さんを読み始めた。登場人物がみんな優しくて、可愛くて、それぞれ悩みや歪みを抱えていて、でもそれでひねくれきらないところが愛しい。他の作品も読もうと思う。

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    2024年07月24日
  • セントエルモの光 久閑野高校天文部の、春と夏

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    2作目から読んでしまったため、遡ってこちらも読んでみた。
    1作目では2作目と比べると天文が…というより人間関係重視という印象を受けた。
    人間関係を表現するときに星に例えるのが素敵。

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    2023年11月13日
  • アンドロメダの涙 久閑野高校天文部の、秋と冬

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    うわー、青春!進路に悩んだり、部活に励んだり恋に悩んだり。迷うのは当たり前。間違わずに生きていくのは無理だから逃げずに立ち向かい悩め。人生は長いのだから。偽物でも誰かの好きのきっかけになるなら「綺麗な嘘をつこう」。いいねえ、こういうノリ。

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    2023年11月04日
  • アンドロメダの涙 久閑野高校天文部の、秋と冬

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    間違えて2巻から読んでしまった。
    アンドロメダ座や竜骨座などの星座の由来を学ぶことができた。
    星と同時に人々との出会いと甘酸っぱい恋が交差していくのが面白かった。
    1巻を読みたい。

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    2023年10月29日
  • アンドロメダの涙 久閑野高校天文部の、秋と冬

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    ネタバレ

    「セントエルモの光」の続編。高校の文化祭で天文部廃部阻止の対策としてなんとプラネタリウムを作成してしまう。技術担当として新たな登場人物、嵐士先輩の幼馴染で工業化の淳先輩。なんかめちゃ頼れる先輩の登場。進路の選択とか将来の夢に対してとか、恋愛とか、高校生だからこその悩みとか葛藤もあると思うのだが、親の経済状況やいろんな大人の事情をも顧みながらどこかで自分の意見をまげていってるんだと。そんななか少しでも可能性のある方向へ向かって歩き出す高校生の清々しいほどの青春物語。天川さんの青春物語はやっぱり面白い。

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    2023年10月22日
  • セントエルモの光 久閑野高校天文部の、春と夏

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    ネタバレ

    SNS依存症のえるも、自分を偽り人の目を気にしながらスマホを手に。悪意ある書き込みから体調を崩し3年ぶりに東京から幼なじみがいる田舎へ。そこで行きがかり上、天文部に入部。廃部寸前の天文部と無愛想な嵐人先輩の板挟みながらも仲間を増やし天文部の廃部阻止に動こうとする。嵐士先輩の過去や、体調不良に追い込まれるきっかけとなった書き込みの真相に驚愕。辻村深月さんの「この夏の星を見る」の中のとある高校の一つの物語と思わさせられる内容。このままスターキャッチCに参加しても良いのではと思わさせられる内容でした。

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    2023年10月22日