北林優のレビュー一覧

  • 警視庁鑑識課 ミッドナイトブルー

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    北林優『ミッドナイトブルー 警視庁鑑識課』徳間文庫。

    シリーズ第2弾。第3弾まで刊行されているシリーズなのだが、何故か第2弾から読み始める。警視庁鑑識課の女性鑑識官・松原唯が活躍する警察小説である。複雑なプロットを表現するだけの筆力が無いためか、余りに唐突な描写と馴染みの無い言葉の使い回しが目に付いてしまう。事件を描きたかったのか、警察組織を描きたかったのか、それとも松原唯の出生に纏わる過去を描きたかったのか…

    江戸川沿いの河川敷で見付かった男性の刺殺事件を担当することになった警視庁第一現場鑑識係第六班の松原唯は警察内部の軋轢と戦いながら、警視庁捜査課強行犯捜査六係の権堂、新任の村上ととも

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    2018年01月04日
  • 警視庁鑑識課 鎮静剤

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    シリーズ第3弾。
    主人公の松原唯は、亡くなった恋人の影を引きずっている。
    仕事だけが彼女の生き甲斐になっている。
    その姿は危うい。
    しかも、女性の警部ということで、嫉妬されている部分もある。
    今回も関わった事件で嫌がらせや邪魔を受ける。
    助けてくれる仲間がいるのが救い。
    今回の事件は唯が個人的に、容疑者とされる人物と深くかかわり合う場面がある。
    それだけに切ない展開となっているのかも…

    2023.10.27

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    2023年10月27日
  • 警視庁鑑識課 アブラムスの夜  〈新装版〉

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    シリーズ第一弾。
    内容的には面白かったけど、ちょっと書き方とか内容に腑に落ちない点があるような…
    事件には少年法が関わっている。
    最後が少し急な展開と衝撃的過ぎた。

    2023.1.23

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    2023年01月23日
  • 警視庁鑑識課 ミッドナイトブルー

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    相変わらずコンプライアンスが利かない警察小説
    1.登場人物(主役含め)に好感持てないのはつらい
    2.ばら撒いたドラマが最後に収束する手際を見たい!
    書き続けていけば申し越し分かりやすくなるだろうか
    マニアックに鑑識の作業を見るのは特徴があってよい
    もう一冊ぐらい読むかもしれん

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    2019年06月03日
  • 警視庁鑑識課 アブラムスの夜  〈新装版〉

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    鑑識小説(主役)
    トレースは本格的だったよな、ルミノール反応を確認する方法とか、飛び散り方向を計算して真実につなげるとかすごい
    もっとも、ドラマ的には石原さとみのアンナチュラルが良かったです(主役が?)
    本書も本格的マニアックヲタク変質的鑑識小説ですが、登場人物が全員ねじ曲がっている心の持ち主なのでつらかった
    ラストシーンは単独作品なら必要ないのではないか?
    つか、こんなに就業規則違反する警察ばかりではヤバイ
    過去の隠ぺい動機が自分の職を掛けるほどじゃないし・・・
    あら、文句ばかり言いながら続編よんでま~す

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    2019年06月02日
  • 警視庁鑑識課 鎮静剤

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    北林優『鎮静剤 警視庁鑑識課』徳間文庫。

    シリーズ第3弾。やはり主人公と事件の中核がはっきりせず、散逸的なイメージしか残らない作品だった。贅肉が多過ぎるのだ。描きたいことは山程あるのだろうが、そこをグッと抑えてこその小説ではないだろうか。故人に鞭を打つつもりはないのだが、贅肉を削ぎ落とせば凄い傑作になったはずなので、非常に惜しいのだ。

    警視庁鑑識課に勤務する松原唯は繁華街で見付かった女性の不審死事件を担当する。唯は警察内部の軋轢、自分自身の過去と現在と向き合いながら、事件の真相へ近付いていく…

    シリーズは第4弾の途中まで描かれたところで著者の病死により絶筆。残念…

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    2018年01月09日
  • 警視庁鑑識課 アブラムスの夜  〈新装版〉

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    ああ、事件も文章も、かったるい!
    もっとすっきり書けないの?

    シリーズにするらしいが、パスやなあ・・・

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    2017年04月09日
  • 警視庁鑑識課 アブラムスの夜  〈新装版〉

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    ネタバレ

    警視庁鑑識課課員・松原唯。肩書きは警部。
    母は何者かによって殺され、その数年後に父は母の墓前で自ら命を絶った。
    犯人はいまだ捕まってはいない。
    重すぎる過去を持つ唯には、どこか臆病なところがあり、少年の純粋さと妙に大人びたレオに対しては不器用な優しさを示すこともある。
    唯ほどの極端さはないにしても、人間関係に臆病な人は多い。
    経験がそうさせるのか、もともと傷つくことに対しての恐怖が大きいのか。
    それは人それぞれの事情がそうさせるのだろう。
    日常生活は普通に送ることが出来るのに、プライベートでのつきあいでは堅い殻に閉じこもってしまいがちな傾向は、意外に現代では珍しいことではないのかもしれない。

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    2017年03月05日