加藤友朗のレビュー一覧

  • 「NO」から始めない生き方 先端医療で働く外科医の発想

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    すごい人だー!
    普段、「生き方」とか「考え方」とか、「○○の方法」とか、そういう自己啓発系の本はほとんど読まないけど、書店でパラパラとめくってみたところ、一人の外科医の方が自分の仕事について語っているエッセイみたいな本かな?と思って興味を抱いて購入しました。
    著者名からは思い出さなかったけど、読んでみると、そういえばコロナ禍でのニュースで、ニューヨークで活躍する日本人医師がコロナに罹って、重症化から生還したっていうニュースを見た覚えがあって、そのときに、もともとアメリカで高い評価を受けている移植医療が専門の日本人医師、という感じで伝えられていたので、すごい日本人医師がいるんだなー、こんな優秀な

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    2022年02月05日
  • 移植病棟24時

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    「おわりに」に書かれた、出版社とのやり取りのくだりが興味深かったので、珍しく書店で購入した。
    著者は当初「肝臓移植~現状と展望」を書こうと出版社に企画書を提案したが、編集会議で没になり、日本における臓器移植医療への理解不足に気づき、一般向けを書くことに変更する。その心情描写が生き生きして、心地良い。
    また、本文中に、マイアミ大学移植チームに行くことになる経緯が書かれているが、これも興味深い。とにかくアメリカに行きたい、行くなら、血管外科か移植外科。両外科の先生に相談したら移植外科の先生がすぐに候補施設リストをくれた、可能性のある施設30箇所に手当たり次第手紙を送り、4施設から返事があったが、電

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    2012年06月20日
  • 「NO」から始めない生き方 先端医療で働く外科医の発想

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    p.127 外科医の技術は言葉を超える。
    ・・・たとえば、LASIXという利尿薬を日本では「ラシックス」というが、あめりかでは「レーシックス」と発音する。利尿薬としてはもっとも基本的な薬だから、これを知らない医者はそうそう居ない。しかし、米国に来たばかりの頃、「レーシックス」と言われたとき、僕はなんのことかわからなかった。看護師は両手を広げ「お手上げ」といったような身振りをして、去っていった。言われたことがわからない、たとえわかっても答えられないとモノを知らないと思われてしまう。確かに、言葉の伝わらない相手を見て、言葉はわからないけれど、本当は中身を知っていると考えることは普通に考えれば難しい

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    2022年02月13日
  • 「NO」から始めない生き方 先端医療で働く外科医の発想

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    筆者の「人と関わるのをやめることはできない」という言葉に共感する。切除不能と言われた病を、どうやって治療するのか。それにはきちんとした考えや、計算があってのことでただ闇雲に手術を推奨している訳ではない。
    2014年に移植病棟24時で抱いた思いが蘇ってきて、あぁこの感じ、やっぱりすごいなぁと感じた。
    たくさんの思いに動かされてここまで来て、ここから10年、またどんな進化を遂げられるのか楽しみです。コロナからの回復力もすごい!

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    2022年02月12日
  • 移植病棟24時 赤ちゃんを救え!

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    多臓器移植、しかも赤ちゃんの。
    執刀医の視点から見た患者や取り巻く環境を、多忙であるに違いない日々の中、実によく見ているものだと感嘆した細かさ。

    評価の★を1つ消しているのは、臓器移植の是非について判断に苦しんだため。

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    2013年04月13日
  • 移植病棟24時

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    2013/8 東京へ面接に行く飛行機の中で読んだ。移植に興味が湧き、移植現場に立ち会い働きたいという思いが強くなった。この本は肝移植がメイン。またほとんどが米国舞台のため、日本での現状をよりふかく知りたいと思った。

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    2013年09月17日
  • 移植病棟24時

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    小児の臓器移植・・・医学の進歩は凄まじい。
    我が子が臓器移植以外助かる道がなければ、希望するのはわかる。
    でも、今現在の気持ちとして、臓器提供をする気にはなれない。

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    2012年01月23日