加藤友朗の作品一覧
「加藤友朗」の「移植病棟24時」「移植病棟24時 赤ちゃんを救え!」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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Posted by ブクログ
すごい人だー!
普段、「生き方」とか「考え方」とか、「○○の方法」とか、そういう自己啓発系の本はほとんど読まないけど、書店でパラパラとめくってみたところ、一人の外科医の方が自分の仕事について語っているエッセイみたいな本かな?と思って興味を抱いて購入しました。
著者名からは思い出さなかったけど、読んでみると、そういえばコロナ禍でのニュースで、ニューヨークで活躍する日本人医師がコロナに罹って、重症化から生還したっていうニュースを見た覚えがあって、そのときに、もともとアメリカで高い評価を受けている移植医療が専門の日本人医師、という感じで伝えられていたので、すごい日本人医師がいるんだなー、こんな優秀な
Posted by ブクログ
「おわりに」に書かれた、出版社とのやり取りのくだりが興味深かったので、珍しく書店で購入した。
著者は当初「肝臓移植~現状と展望」を書こうと出版社に企画書を提案したが、編集会議で没になり、日本における臓器移植医療への理解不足に気づき、一般向けを書くことに変更する。その心情描写が生き生きして、心地良い。
また、本文中に、マイアミ大学移植チームに行くことになる経緯が書かれているが、これも興味深い。とにかくアメリカに行きたい、行くなら、血管外科か移植外科。両外科の先生に相談したら移植外科の先生がすぐに候補施設リストをくれた、可能性のある施設30箇所に手当たり次第手紙を送り、4施設から返事があったが、電
Posted by ブクログ
p.127 外科医の技術は言葉を超える。
・・・たとえば、LASIXという利尿薬を日本では「ラシックス」というが、あめりかでは「レーシックス」と発音する。利尿薬としてはもっとも基本的な薬だから、これを知らない医者はそうそう居ない。しかし、米国に来たばかりの頃、「レーシックス」と言われたとき、僕はなんのことかわからなかった。看護師は両手を広げ「お手上げ」といったような身振りをして、去っていった。言われたことがわからない、たとえわかっても答えられないとモノを知らないと思われてしまう。確かに、言葉の伝わらない相手を見て、言葉はわからないけれど、本当は中身を知っていると考えることは普通に考えれば難しい