遠原嘉乃のレビュー一覧

書店であった泣ける話

朝来みゆか / 新井輝 / 石田空 / 金沢有倖 / 烏丸紫明 / 楠谷佑 / 澤ノ倉クナリ / 杉背よい / 遠原嘉乃 / 猫屋ちゃき / 溝口智子 / 迎ラミン / はしゃ

きっと、この世界へ　溝口智子
人生を買いに　朝来みゆか
取り置きされたままの一冊の本と　新井輝
思い出は棚のどこかにある　石田空
君の棲む世界　金沢有倖
祖母の古書店　烏丸紫明
さよなら、三毛猫書店　楠谷佑
意味の消失、僕の再生　澤ノ倉クナリ
目蓋の裏に残るシャッターの色　遠原嘉乃
君へのエール　猫屋ちゃき
文具売り場の手塚治虫　迎ラミン
手紙　杉瀬よい

化けてます こだぬき、落語家修業中

遠原嘉乃

かっこいいたぬきの落語を作るため落語家に弟子入りしたこだぬきの奮闘もだけど、師匠の孫娘の成長記の色合いが強いかも。
人物出揃い気持ち整えて、さあこれからというところ。
続きが楽しみな作品でした。落語を知っていると、より面白いかも。

七まちの刃～堺庖丁ものがたり～

遠原嘉乃 / くっか

包丁を研ぐ、ということを通してトラウマ持ち引きこもりだった主人公が人と関わり成長していくお話。
堺というまちの歴史や魅力も上手いこと練りこまれている。あまり馴染みがないので興味深く読めた。
一冊読み終わってとりあえずひと段落って感じだけどまだパパとの関係とか消化したい話題がある感じはする。
後半は一気に読めたけど、エピソードひと段落すると読むのやめちゃう癖があるので、読み切るのに時間がかかりました。ひとつひとつは良いお話だった。

騎士団付属のカフェテリアは、夜間営業をしておりません。 ： 2

遠原嘉乃 / 雨壱絵穹

[みほ]

続きを

出して欲しいです

騎士団付属のカフェテリアは、夜間営業をしておりません。 ： 1

遠原嘉乃 / 雨壱絵穹

続きがあるのかないのか不明なのだけれど、あるのならぜひとも読みたい作品。料理が美味しそうで、料理長と騎士団長の関係がどう転んでいくのかが気になって気になって仕方がない。

東京駅・大阪駅であった泣ける話

朝比奈歩 / ひらび久美 / 桔梗楓 / 鳩見すた / 溝口智子 / 朝来みゆか / 矢凪 / 遠原嘉乃 / 杉背よい / 水城正太郎 / 石田空 / 猫屋ちゃき

１２話のアンソロジー。

短いので、非常に読みやすいのはありますが
何気ない日常、というのもあるのかも？
なので、劇的に面白い展開が…というわけでもなく
もしかして、と思ったら、そうでした展開。
東京駅でフォト、が一番印象に残っています。

東京駅・大阪駅であった泣ける話

朝比奈歩 / ひらび久美 / 桔梗楓 / 鳩見すた / 溝口智子 / 朝来みゆか / 矢凪 / 遠原嘉乃 / 杉背よい / 水城正太郎 / 石田空 / 猫屋ちゃき

　自分が以前工事を担当していた東京駅。大ターミナル駅のため、さまざまな物語の舞台となるが、そんな駅を舞台に人生の分岐点を描く12編のアンソロジーがこの短編小説集。東京駅と大阪駅。ある人は再会のため、ある人は別れをするための舞台となっている。中でも、東京駅でのウェディングフォト撮影で起きた奇跡を綴る矢凪の『薫風のいたずら』や力士とバレリーナになった同級生の再会物語である遠原嘉乃の『春告げ相撲』が特に面白い。都会の駅の人混みの中で、たくさんの出会いと別れが繰り返されているのである。

化けてます こだぬき、落語家修業中

遠原嘉乃

人間が捨てて行ったゴミの、カセットとラジカセで
落語をしった狸が上京する。

人間社会の知識が、落語から得たものだけ、なので
最初の頃の会話が通訳がいるような状態。
見た目が大人状態なのも、アンバランスで
面白いものがあります。

狸の兄弟子になる存在とその妹弟子は
もしかしなくとも…？ｗ
悟りきった世代になっている師匠を除けると
孫の学校に行かねば、人がいない状況。
そのせいなのか、普通なのか、孫の悩みが浮き彫りに。
というか、主人公誰だっけ？　な後半。

幼いせいなのか、それだけを胸に降りてきたせいか
一直線な狸が微笑ましいです。

騎士団付属のカフェテリアは、夜間営業をしておりません。 ： 1

遠原嘉乃 / 雨壱絵穹

[かーぼー]

営業日誌プラス日記

バーテンダーだとかどっかの料理人だとか、漫画にこんなのよくあったなって感じのショートストーリー。
日常のコックさんの近場で繰り広げられる、ちょっと良い話みたいなものを集めた短編集？
主人公は料理人として、これもどっかの幻のシェフみたいな抜きん出た料理人という訳ではなく、ある程度の経験がある特別凄いとか言う料理人設定ではない。
騎士団所属の料理人になった理由も、ベトナム辺りで活躍するなんたら大使閣下の料理人だったか、そんな漫画とパクリに近いぐらいかなり似通ってる。
内容も、ちょっと良い程度のものと言うか日常茶飯事な特に感動もしないしホロッとするようなものでもない。
所々に登場する料理も、ネットでも漁ってネタにしたような、特筆するようなものじゃない。
価値観は人それぞれだが、個人的には全く面白いとは感じない作品だった。