J・M・バリーのレビュー一覧

  • 新訳 ピーター・パン

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    改めてしっかり読んだことがなかったので手にとった。随所に使われる絵がとてもかわいくて上手い。

    ずっとピーターパンは3兄弟のところに現れたのだと思っていたけど、ピーターパンはウェンディのところに来たんだな(弟2人はおまけ)。
    ピーターパンは「おかあさん」のお話を聞きにきたという。ネバーランドの迷子たちも母を恋しがり、ウェンディは彼らのおままごとみたいな「おかあさん」になる。ピーターはおとうさん役。
    でもどんなにティンカーベルやタイガー・リリー、そしてウェンディが熱視線を注いでも、ピーターパンは恋を理解しない。第二次成長はダメなのか。

    この語り部は誰目線なのだろう?先にこれからの展開をバラした

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    2020年07月08日
  • マンガで読む名作 ピーター・パン

    Posted by ブクログ

    昔、ピーターパンのアニメがあって見ていたが結局原作がどんな話か知りたいから読んだ。
    ピーターパンは大人になるのを恐れて子供のまま無邪気にいる。ネバーランドには母親がおらず、現実の世界の子供ウェンディを連れて母親の代わりとする。
    フック船長との戦いが終わり、ウェンディは現実の世界に戻り、元の母親の元で暮らしていく。
    ウェンディが大人になって子供ができた時にピーターパンがまた現れて、母親として連れて行く。それが何度も繰り返されるのである。

    フック船長率いる海賊もお母さんが欲しいとウェンディを取り合ったり、お母さんを大切に思う気持ちがあり、読後感はすっきりしているが、なぜかしっとりとした少し悲しい

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    2016年02月22日