ドン・ウィンズロウのレビュー一覧

  • 業火の市

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    ウィンズロウ新三部作。

    ロードアイランドのアイルランド系マフィアとイタリア系マフィアはそれぞれの縄張りをもって、共存していた。

    しかし、一人の女性が現れたことにより共存が崩れていく。

    たった一人の女性で過去からの共存が崩れるのか?とも思うが、そこはウィンズロウのうまいところ。ストーリーを破綻させることなく、現実味を帯びた展開で読む人を腹落ちさせる。

    ネタバレになるので、多くは語らないが今までのマフィア物長編とは違うタッチで進むのも面白い。

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    2024年05月24日
  • 陽炎の市

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    「業火の市(CITY ON FIRE)」での抗争に敗れて西へ向かったダニー・ライアンの物語の第2弾(「陽炎の市(CITY  OF DREAMS)。西には”Dreams”があったが陽炎のように....。
    映画的で(ハリウッドが舞台の1つ)、スピード感にあふれており、さすがのウインズロウ&田口俊樹の世界でした。ダニーの部下のアルターボーイズ、ネッド・イーガン、親友マック、母親マデリーン、ハリウッド女優ダイアン....。「犬の力」...シリーズのように上下巻ではないので、もう楽しみが終わってしまう...と思ってしまいました。
    来夏刊行予定の「荒廃の市(CITY IN RUINS)」が待ち遠しいですが

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    2023年11月19日
  • 陽炎の市

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    CL 2023.8.25-2023.8.28
    中盤万事うまく行き始めたダニーを信じてはいなかったけど、ラストは捻りもあり、よかった。
    次作「荒廃の市」が楽しみだけど、ドン•ウィンズロウがそこで引退するのはやめてほしい。

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    2023年08月28日
  • 陽炎の市

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    すごく読ませるし面白いけど、待ってたモノとちょっと違った。
    おまけに巻末についてる次回作の冒頭は何なんだ!!
    すっかり表舞台の話になっちゃうの??

    いやあ、ヒリヒリしたギャング同士の戦争が読めるもんだと思ってたからね。
    メキシコのカルテルがいつハリウッドに乗り込んで来るのかと思ったら全然だったな。。。
    かと思ったら変なヒッピーからは一発でつながるし、こんなん笑わせる気か!

    まあ3巻も出たら買うだろうけど。

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    2023年08月16日
  • 業火の市

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    ネタバレ

    CL 2022.9.4-2022.9.6
    アイルランド系マフィアとイタリア系マフィアの抗争。復讐に次ぐ復讐。負の連鎖。
    そんな暴力の最中にあっても人は人を愛する。
    夫や親友や愛する人を殺されれば深く深く傷つき哀しむ。家族や仲間を無条件に愛して守ろうとする。

    ギャングも紙おむつや粉ミルクを買うお金に苦労するし、まして病気には歯が立たない。

    パットもマーヴィンも、ほかにもゴロゴロ死んで、ダニーが死なないのが奇跡みたいに思えてくる。

    3部作だということで、次作が楽しみだけど、どれくらい覚えていられるかが問題。

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    2022年09月06日
  • 業火の市

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    86年、ロードアイランド州プロヴィデンスはアイルランド系とイタリア系マフィアが仕切っていた。前者マーフィー家の娘と結婚したダニーが主役。前者の厄介者リアムが後者モレッティ家の息子の女に手を出す。諸悪の根源はここから始まった。

    面白面白かった。読みやすい&先が読めない。「ゴッドファーザー」をまた観たくなった。

    「 犬の力」は途中脱落した。短文を連ねる叙事詩的描写が合わなかったから。しかし、もう一度読むと違うかも。

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    2022年07月26日
  • ザ・ボーダー 上

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    40年に及ぶ麻薬戦争3部作完結編の上巻。
    作者畢生の大作である。
    犬の力から読み始めて15年が経った。
    評価云々関係なし。勿論面白い。
    絶対おすすめです。

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    2021年10月24日
  • ザ・ボーダー 下

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     著者が20年をかけて表現した世界は、暴力に満ちていた。「犬の力」、「ザ・カルテル」では麻薬供給元のメキシコの情勢を、最終章の「ザ・ボーダー」では、顧客となるアメリカの情勢が描かれている。

     密売人や中毒者も描かれているが、その背景に筆は至り、固定化された階級社会であったり、麻薬をしのぎとして利用する公職者も描かれている。トランプ前大統領がモデルの人物も登場する。

     主人公の公聴会での証言をクライマックスに物語は完結する。読み応え十分、現実の一つを見せつけられたシリーズでした

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    2021年10月17日
  • ザ・ボーダー 上

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     平置きされているこの文庫本を手に取ると、どの本よりも厚い感触に、まず手が驚く。765ページだ。『犬の力』、『ザ・カルテル』に続くこの3部作は、ボリュームだけでも作者の執念を感じる。

     主人公は今や麻薬取締局DEAの局長になっており、上巻では彼の直接的な活躍より、麻薬を取り巻く周辺(すなわち主人公の人生なのだが)の人物を描いていく。
     麻薬カルテルの首領の首をすげ変えてもすぐに次の顔が現れるように、麻薬の売人から中毒者まで、次から次へと登場人物に不足はしない。また、登場人物にトランプ大統領のモデルが登場するように、この物語は現実社会に基づいている。作者の執念はジャーナリズムに根差していると強

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    2021年09月29日
  • ザ・ボーダー 上

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    ネタバレ

    米国の麻薬捜査官による執念の追跡の物語
    政治任用により高官となり、メキシコからの麻薬流入を食い止めるために囮捜査を指揮。米国大統領候補の娘婿の運用するファンドが、麻薬マネーを受け入れ、マネーロンダリングに手を貸しているとの情報が入る。
    政治的圧力を受ける中、追求しきれるか。
    同時並行で、ニカラグアから少年が脱出し、米国密入国を目指す。マフィアを逃れてきたものの、結局はその一味になってしまうのか。
    ドラマ仕立てで面白い。上下巻

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    2021年09月12日
  • ザ・ボーダー 下

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    終わった。膨大な3部作。ここに書かれていたのはメキシコの麻薬の歴史であり、アメリカの麻薬の歴史でもある。

    アメリカが買い続ける限り、メキシコのマフィアが儲かる。

    取締を強化すれば、価格が高騰して結局マフィアが儲かる。
    儲かるからマフィアはもっと儲けようとする。
    効率良く運べるように、もっと効き目の強い常習性の高い製品を開発する。
    設けは膨大でマフィアの規模は大きくなる。
    また、取締を強化する。
    ずっとそれの繰り返し。いたちごっこ。

    善と悪のボーダー、アメリカとメキシコのボーダー、主人公ケラーはそのボーダーのどちら側にも存在することで物語はついに完結する。


    この上下巻で、トリステーサの

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    2021年07月20日
  • ザ・ボーダー 上

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    前作で、悪の化身を倒した。しかし地獄は地獄のままで、いや悪化していく。
    実際のメキシコで発生した醜悪な事件が取り入れられており、人間の恐ろしさ、おぞましさが、これでもかと描かれている。


    1作めの「犬の力」で唯一の希望の光だった、あの二人が登場する。

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    2021年07月20日
  • ザ・ボーダー 上

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    やっと上巻を読破。次の下巻は文庫本なのに800ページ以上。このシリーズを最初から読んでいるがとにかく登場するメキシカンの名前が覚えられない。しかも3シリーズ上下巻ずつでどんどん登場人物が累積される。しかもあだ名も出てくるしなぜかファーストネーム、ファミリーネーム入り乱れ。でもなぜかこのメキシコ麻薬戦争に引き付けられる。

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    2021年07月20日
  • ダ・フォース 上

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    ドン・ウィンズロウを初めて読みました。
    話の中に入るのに少し時間がかかってこのまま読み続けようかどうしようか考えたのですが、だんだんと話に引き込まれました。
    ただ、舞台がニューヨークだから?なのか、言葉遣いのひどさには閉口しました。
    久しぶりに長編の一気読みをしたような気がします。

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    2020年09月28日
  • ダ・フォース 下

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    人種差別による暴動が小説の中で起こり、現実にアメリカで暴動が発生し、ちょっとこのシンクロ感は不思議な感じがした。
    報道されている内容に捕捉するようにこの小説の内容が思い浮かぶ。
    警察にも殉職者は多くいて、白人以外の人種もいて、街にはドラッグと銃があふれ。

    この物語からは、緊迫した世界でギリギリの精神状態のまま毎日をやりくりする人物が見事に描かれている。

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    2020年06月14日
  • ダ・フォース 上

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    最初はどんな物語かのみ込めなかった。警察対マフィア?ではなかった。汚職、正義、人種差別に王とネズミの話し。
    後半に向けて物語は急展開し、加速していく。

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    2020年06月14日
  • ザ・ボーダー 上

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    「犬の力」「カルテル」に続く3作目。最近は後から追加されて全3部作、という作品が多い・・・

    主人公ケラーが主人公なのは同じだが、前2作目とは趣が違う。今まではバレーラという強大な敵がいたわけだが、今回はバレーラ亡き後の跡目争いと乱立した組織同士の闘い、そしてDEAとの戦いとまさに三つ巴、四つ巴の闘いとなっていて、登場人物が今までにも増して多い。

    それぞれの視点で描かれるので話の展開も目まぐるしいため、今一つ感情移入しにくい。
    果たして後半、このドラッグウォーズはどんな展開に、そしてどんな決着を迎えるのか?

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    2020年02月12日
  • ダ・フォース 下

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    ダーティヒーローを書かせたら、
    この人の筆力に勝るものはないなぁ。

    裏切り者として追い込まれていく主人公。
    市警本部長、警部、判事、弁護士、そして市長。
    誰もが、金と保身のために他人を蹴落とす。
    ニューヨーク市警はカルテルだ、と言い切るマローン刑事部長。
    正義と悪は、人を裁く剣の表裏。

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    2020年02月12日
  • ザ・ボーダー 下

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    ネタバレ

    ケラーの戦争が終わった。

    最後は合衆国大統領まで敵に回し、孤独になり、そして独白して終わる。

    良い小説を読むと、読後も予熱みたいなものが続くが、読み終わって一週間以上経つというのに、その熱が冷めない。

    正義とは何か?
    常にその問いを突きつけられているような気がしてならない。

    ケラーのように自らの正義を貫き通すことができるのか。
    それとも生きるため、正義に目をつぶるのか。
    人は人の弱みにつけ込み、ビジネスは弱い人を飲み込んでいく。
    現実はケラーのようには生きられない。
    命が大事だし、生きていくことに精一杯だからだ。

    だからケラーの生き方が物語になる。

    ラスト、ケラーに安息の地を用意し

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    2020年02月11日
  • ザ・ボーダー 下

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    麻薬戦争に絡む群像劇がくりひろげられ、これはあとこれくらいで収集するのだろうか?とおもいますが、見事に終わっています。
    ドラマ化の話しかあるようなので、楽しみです、

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    2020年01月16日