武田友宏のレビュー一覧

  • 太平記 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典

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    南北朝時代がこれほどの動乱の世であったとは知りませんでした。楠正成の活躍と悲劇はほんの取っ掛かり、そこから更に血腥い抗争が延々と続く。どこまで史実かは別にしても、これでは民心もさぞ荒んでおったろうと思われました。

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    2012年01月02日
  • 方丈記(全) ビギナーズ・クラシックス 日本の古典

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    名文『ゆく川の流れは…』で始まる、解説付古典的エッセイ。
    時代が変わっても天災は変わらないことが伺える。

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    2011年12月15日
  • 大鏡 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典

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    古文と現代語訳を比べて読めるうえ、現代語訳の語り口も見事。更にコラムまで付いているから、入門には丁度良かった。

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    2010年07月23日
  • 方丈記(全) ビギナーズ・クラシックス 日本の古典

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    教科書で扱う古典だが、きちんと読んだことがなかったので読んでみた。和訳が最初にあるのでわかりやすいが、解説はやや主観的で偏った印象。とはいえ、文面だけからは辿り着けない解釈が語られているので参考にはなる。

    方丈記は、災害文学で、かつ隠遁文学なのだなと感じた。また、訳を読んでから長明の原文を読むと、その意味がわかりやすいだけではなく、長明の文章力がとても的確であることを感じられ、原文の方も楽しむことができる。

    古典に馴染みのない人でも気軽に読めて良いと思う。星3つなのは、隠遁文学的なところと、やや解説が偏っていたことによる。

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    2024年04月19日
  • 大鏡 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典

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    現代語訳がしっかりしてるので話しは大体わかると思いますが注釈が少ないで、わからない単語を携帯で調べる必要あり。
    あとは多少古典知識が必要

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    2023年08月16日
  • 太平記 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典

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    鎌倉殿も終わってしまいせっかく鎌倉時代を学んだのでもう少しこの先の日本の世の
    中をチラ見したい

    そうだ!

    「太平記」があるじゃないか
    南朝北朝、吉野、後醍醐天皇、楠木正成…
    気になるワードがたくさん含まれている



    冒頭は政治観がかかれる

    理想の政治は、君徳にに従った臣下の仁政にあると考える

    天の徳…君主の守るべき道(帝道)であり、国政の最高指導者が身につけるべき品格

    知の道…臣下の守るべき道(臣道)であり、君主の命令を執行する人間が持つべき、民への思いやり、慈しみをいう

    そして後醍醐天皇は君主のもつべき徳に背き、北条高時は臣下のもつ礼に欠け、国家
    が大乱に陥った

    平安な日は一

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    2023年08月04日
  • 方丈記(全) ビギナーズ・クラシックス 日本の古典

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     方丈記の原文と対訳が節ごとに掲載されている。解説も解説者の主観がかなり入っているように感じるものの、必要最低限で分かりやすかった。
     出世の機を逃した鴨長明は隠遁を気取りながらも、社交界と接触を続け、天皇とも懇意にしていたという。そんな人物が自己を肯定したり否定したり、ブツブツ言いながら人生を模索するさまは普遍的な鬱陶しさがある。こういう人は古今東西いたし、誰の心にもこういう逡巡はあるものだなというのが分かった。
     鴨長明は文章が非常に上手い。それは認めるし、それだけでも方丈記を読む価値はあるが、彼の人生観や思想に特筆すべき点はないように思う。

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    2023年05月03日
  • 方丈記(全) ビギナーズ・クラシックス 日本の古典

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    このシリーズは、原文、現代語訳、解説で読め、原文の雰囲気を味わえる。原文の全文ではなく、部分が取り上げられているものが多いが、「方丈記」は全文が載っているよう。キンドルの原文で比べると、すこしカナ、文章周りが異なる点もあった。コラムとして関連情報が挿入され、またイラスト、地図的なものが登場するのもありがたく、便利。
    天災のあとに、しばらくは誰もかれもが天災に対し、人間が無力であることを語りあい、少しは心の濁りも薄らいだようにみえるが、月日が経ち、年が過ぎてしまうと、話題に取り上げる人さえいなくなるというのは現代にも言える。
    また、自分一人で住む菴での生活も、結構楽しそうで、面白そう。無常につい

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    2018年10月02日
  • 方丈記(全) ビギナーズ・クラシックス 日本の古典

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    「行く河の流れは絶えずして、しかも、もとの水にあらず。淀みに浮かぶうたかたは、かつ消え、かつ結びて、久しくとどまりたる例なし。世の中にある、人と栖(すみか)と、またかくのごとし。」から始まる鴨長明(1155-1216)の方丈記。これをとても分かりやすい現代語訳と原文、解説に分けて書いた本だ。高校時代の古文の授業ではちっとも面白くなかった本だが、今になって読み返してみるととても面白い。平安末期から鎌倉時代にかけて、諸行無常を知り質素にシンプルに生きようとする長明は現代のミニマリストのようだ。高校時代に面白くなかったのは、いろんなものが欲しいし、未来に期待している状況なのに、無常と言われても共感で

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    2018年10月01日
  • 方丈記(全) ビギナーズ・クラシックス 日本の古典

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    下鴨神社の御曹司は跡目相続のごたごたや中央政権の公家から武家への交代,大きな災害を経験して人生に無常を感じて庵を立てて隠棲しているが,結構世事に詳しく達観できてはいないのか。

    行く河の流れは絶えずして,しかも,元の水にあらず。淀みに浮かぶうたかたは,かつ消え,かつ結びて,久しくとどまりたる例なし。世の中にある,人と栖(住処)と,またかくのごとし。

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    2015年09月22日
  • 大鏡 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典

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    14代にわたる王朝を軸に、藤原氏の繁栄と権力の話をまとめた話。
    主に藤原道長の繁栄の話。
    大寺院の法会で、190歳と180歳の老人が若侍たちに昔話をする方式で語られている。
    筆者は恐らく乳母レベルの女房ではないかと言われている。

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    2015年05月24日
  • 方丈記(全) ビギナーズ・クラシックス 日本の古典

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    災害が重なり、人の世の儚さを悟りつつ、人としてどう感じるか。
    解説に悪意があるよう感じました。何が気に食わなかったのでしょうか。

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    2012年03月13日
  • 方丈記(全) ビギナーズ・クラシックス 日本の古典

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    講義の補助文献として購入しました。入門書としてはすごくわかりやすいです。資料も簡単ながらまとめてあって助かります。さらりと知っておきたいならこれくらいで本当に十分でした。

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    2012年01月27日
  • 方丈記(全) ビギナーズ・クラシックス 日本の古典

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    これまた久しぶりに読んでみた。
    大昔、山科の山を登るときに、方丈の遺跡跡とされる場所をみたことがある。
    こんなところにと思ったものだ。
    この本を読んで、あそこからでは、そういえば方丈記に記された景色が見えなかったよなあ。

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    2009年10月04日