西川純のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
あの附属小学校がここまで改革していたなんて!
あの附属小学校が、である。
附属小学校に勤務できる教員といえば、指導力があることはもちろんのこと、精神的にも異常にタフでないとやっていけないのが常識だった。生命維持ギリギリの睡眠時間、常時土日出勤、上の年次の先輩からの叱咤激励(という名の罵倒)が当たり前だったし、そのことに異議を申し立てる者なんていなかった。最先端の教育機関であるという誇りと意地が、そこにはあったのだろう。そんな附属小学校が変わった!本当の教員働き方改革を成すことによって、何よりも学校に、子どもに、そして教員に笑顔が増えたのではないだろうか。
「子供のため」と言う大義名分のもと、追い詰められ、命を削りながら働いている全国の教員、とくに管理職に読んで欲しい一冊!あなたの学校で実際にしているスクラップとビルドの内容と数と内容、成果を検証していただきたい。そこに「スクラップ&ビルド研修」を行っておきながら、ビルドばかりになっていないかい⁈
大分大学附属小学校の実践をもとに、全国津々浦々の公立学校が改革に立ち上がることを願って止まない。 -
Posted by ブクログ
附属というと授業中心といったイメージがあるが、この大分大学附属小は、生徒指導面に重点をおき、例えば清掃にたくさん力をいれ、できるようになった子をほめるというるというサイクルがとてもいいいと感じた。
しかも、それに時間をかけて年度当初に行うという点も大事だと感じた。
改革するためにいいと思った内容は
1 提案は原則ワンペーパー
2 通知票が年3回から年に2回へ
3 成長ノートは月に1回程度で日記の代わり
4 1点突破で具体的な方策を全職員でやりとげること
5 実習生は、指導案は簡単なもの
おもしろいと思ったことは英語で巻き舌をしても笑われない学級 -
2030年 教師の仕事はこう変わる!
- カート
-
試し読み
-
教師がブラック残業から賢く身を守る方法
- カート
-
試し読み
-
2030年 教師の仕事はこう変わる!
- カート
-
試し読み
Posted by ブクログ
印象に残った点
・公立学校は独立行政法人かされる
→教員間での競争があるとよいのかもしれない。
そうすると、面白い時代になっていくのかもしれない。
とにかく教員はもっともっと勉強することが必要だと改めて思った。
・助成金に応募してみる
「助成財団センター」を検索する。
教育のためにお金を出してくれる前提がある。
・教員の3つの職能
①子供や保護者のせいにしない。確かにそれが原因なのかもしれないが、それを言っておしまい
②尊敬すべき、先輩、後輩を探し、その人といっぱい雑談をする。見いだす方法は、子供たちに聞けばいい
③真似できるところは真似る。真似できないところは、真似る必要はない。今の自分のままでできる授業はある
・管理職の3つの職業
①判断が早い
②判断にブレがない
③その判断基準が、メンバーにとって共感できるものであること -
アクティブ・ラーニングの評価がわかる!
- カート
-
試し読み
Posted by ブクログ
発売当初に読み終わっていたが、新指導要領が始まる一年前の今、今年度の評価を話し合うために再読しました。
アクティブラーニング時代の評価、というだけでなく、本来の「指導と評価の一体」にもしっかり対応しています。「評価は成績を出すってこと?」と思う(私はそう思っていた)教員をスタートしたばかりの人には早めに読んでほしい。先輩の言う通りにやっていれば成績は出るが、児童生徒の変容に関しては物足りないものになるはず。
○評価基準を生徒に公開する
☆公開できない基準なら、基準そのものに問題がある。また、評価を何のためにしているのかを考えれば、公開しないという判断はあり得ない。目指す姿をはっきりさせる。
○振り返りカードでの評価
☆新学習指導要領では「提出物や発言回数での評価は行わない」とはっきり解説されている。それに代わる成績算出の資料としても振り返りカードは有効だと考える。「学習内容」「学習方法・取組」「わかったこと・考えたこと・できるようになったこと」の三段階で書かせることで評価を行っていく。
○評価基準を子どもがつくる
☆これも「指導と評価の一体」を考えれば自然だと思った。ルーブリック評価の話を聞いた際にも、子どもが基準をつくるという話は聞いた。これに関しても取り組んでいきたいが、今年度(R2)はまず振り返りカードから。 -
2030年 教師の仕事はこう変わる!
- カート
-
試し読み
Posted by ブクログ
ネタバレこれからの社会で生き残って行く人たちは、集団の中で画期的なアイデアを出すことができる人たちである。
大量の課題をこなし、それを踏まえて議論し、アイデアを出すことができる人間が求められる。
それこそがアクティブラーニングである。
個人の様々な活動の記録であるEポートフォリオの作成が求められる。
生徒はより主体的に目的を持って学習活動をすることが求められる。
これは生涯学習のことにも繋がる。
大学入試も従来の点数式ではなく、二次試験で大学独自の様々な種類の試験が課されることになる。
英語に関しては海外からの技術者がやってきて外国人の上司や労働者が増加し、自動的に英語が公用語になる。
民間試験で高水準のスコアの取得が望まれる。
さらに自動翻訳の技術が進歩することで、もはや外国後の習得の必要性はなくなり、外国人と付き合う能力が必要になる。
もはや授業はネット動画の方がクオリティが高い。
スマホを学校で制限することは時代に即してない。家庭、授業どちらでも自由に使用し活用することが必要。
公立学校は独立法人化され成果のでない学校には予算が回ってこなくなる。
地方公共団体が学校を作り、それを民間に運営させるという学校ができている。
その学校では学校の裁量で優秀な教師を採用することができる。
現在の形態をはるかにしのぐ新しい形態が生まれ、それに気づいたときにはすでに遅い。
終身雇用が崩れた今、求められる人材は即戦力である。海外ではそれが普通。
これまでの固定観念、高卒より大卒、大卒なら偏差値の高い大学のような考えは捨てる必要がある。
求められるのは即戦力。職業を意識した教育が必要とされる。
再就職が当たり前の時代になる。その時に大事なのは地域とのネットワークである。
これから残る職業はひらめきが必要とされる職業や人間関係から生じるサービスの提供である。相手に心理的安定性を与えられる人物の育成が求められる。
そのためには縛りは緩く、柔軟なカリキュラムを設定できるようにする。
どのような社会になるかは134ページから153ページ -
親なら知っておきたい学歴の経済学
- カート
-
試し読み
Posted by ブクログ
上越教育大学教職大学院教授の西川純先生の著書。
いつもながら、読みやすく、さらさらと読めてしまう。
しかし、読みやすいさの裏に実は本書に書かれている未来の予言は恐ろしいものである。
学歴社会信仰の旧モデルが崩壊しつつある今、オンリーワンを目指して子どもを育てること、またそういう選択肢を子どもに示すこと、
そんなことを教わった気がする。
西川先生の著書はまだまだ読みたい。
・過去が厳しく問われるようになる時代へ
面接官が注目するのは、選択科目。
「面接官はその学生の4年間全体の行動や選択の履歴によって、その学生のヴィジョンが本物かを判断しようとします。」
・「一番大事なのは、自分自身の幸せの創造ができる子どもを育てられる教育です。」 -
Posted by ブクログ
『学び合い』関連の本を何冊か読まれている方ならば、半分くらいはさっと読み通せます。
個別最適化に向けた社会的な背景、学術的な根拠の多様な引き出しはさすが西川先生…圧倒されます。
ただ、個別最適化の教育=『学び合い』
とするのはまだ自分の中で疑問です。
学び方の個別最適化の手段の1つとしては『学び合い』はかなり有効だと思います。
しかし、学習内容の個別最適化を目指すのであれば、子ども集団の成長もしくは、教師の個々のカンファランスによるものが大きいような気がします。
その辺のもやもやを解決するためにも、改めて『学び合い』を勉強しなおし、実践してみようと思いました。
-
親なら知っておきたい学歴の経済学
- カート
-
試し読み
Posted by ブクログ
保護者向けに書かれた本ですが、かなり衝撃的な内容です。
大雑把にいえば、就職まで見据えて進路を決めないと、生半可な学歴では意味がありませんよ、といったところ。
東大、京大は天才を取ろうとしている。
例えば幼い頃から数学漬けで、ブルーバックスを読みまくり、数の世界に浸るような子供とか、そういった天才。
なにしろノーベル賞なんかを取る人材を育てたいのだから。
そこには入れない、単に入試突破のための勉強の努力ができる程度の平凡な生徒が、学歴だけでにしようと努力しても、非正規雇用で苦しんだり、就きたい職業が需要過多で苦労したりといったことが起こるという。
そんな現状も知らず、教員はとにかく進学実績を上げなければならない現状に置かれていて、本当に子供を思った進路指導をすることが大変になっている。
じつは、専門学校で手に職つける方が、それなりの大学に行くよりも収入は多くなるとか。
だったら生徒がやりたいことがあれば、将来を見越した進路指導をしたらいいじゃないか、って感じなんです。
でも、保護者は学校のどこを見ているかというと、進学実績を見ているわけで。
優秀な生徒を集めるためには進学実績を高めるしかない、この板挟み状態…。
個人的には学問を入試突破の道具にしたり、役に立つ立たないで判断されるのは異論を唱えたいが、現状、そうもいっていられないほど、学歴と、社会で活躍できるかどうかに齟齬が生じているようです。 -
親なら知っておきたい学歴の経済学
- カート
-
試し読み
-
親なら知っておきたい学歴の経済学
- カート
-
試し読み
-
2020年 激変する大学受験!
- カート
-
試し読み
-
親なら知っておきたい学歴の経済学
- カート
-
試し読み
-
親なら知っておきたい学歴の経済学
- カート
-
試し読み
-
親なら知っておきたい学歴の経済学
- カート
-
試し読み
Posted by ブクログ
今年大学受験を控える娘を持つ私ですが、記憶を辿って私が大学受験をしたころを振り返ってみました。私は公立高校の理系出身です。共通一次(いまのセンター試験)が終わっても、まだ高校で学ぶ内容が終わっていない状態で、特に理科(物理・化学)は、最後まで習わなかったと思います。そんな状態なので、私の周りを見ても、浪人は当たり前、私も、そんな当たり前な受験生でした。
この本によれば私が大学入学したころから5年程経過したデータになりますが、平成2年で、高校卒業で不合格率(私はこれを浪人した人の率と解釈しました)は44%とのこと、それが、数年前のデータでは、7%を切っているという事実に驚きました。少子化・大学増設等により、大学には浪人せずに入れるという時代が来ていると言われていましたが、このように、経時変化を伴った数字で表現されると印象的です。
そのような状況を踏まえて、この本では、果たして大学を卒業することに、昔(自分が親だったころの数十年前)と比較して、メリットがあるのか、実は、デメリットの方が多くなってきているのではないか、ということを書いています。勿論、例外はあるのですが、現在でも、いわゆる「一流」と言われる大学でも、その価値は最近では小さくなってきている様です。
私は詳細を知らなかったのですが、今度の東京五輪を迎えるころに大学入試制度が、ガラッと、変わるようですね。今までの、大学入試日の実力で判断する一発型ではなく、高校時代に何をしてきたか・何を獲得してきたか、で判断される時代になるようです。現在のセンター試験は無くなり、米国で実施されている様な、年に数回受験できる「資格テストのようなもの」に変わるようです。
この受験制度の変化により、今数多くある大学が、本来の大学と、そうでない大学に分かれて淘汰されていくことになるのかもしれない、そうでない大学に行くくらいなら、手に職(即戦力となる力を身につける)をつける機関に行く方がよいかもしれないと提言しています。
私の娘は現行制度で大学受験をしますから、この変化は直接影響をうけませんが、彼女が社会人になって数年後には、このような制度のもとで大学で勉強してきた後輩達と仕事をするようになります。この様な世の中の変化に上手に対応してもらえれば良いなと思いました。
以下は気になったポイントです。
・少子化により国内の大学の地位は見る間に下がり、偏差値60の大学を出るより、実業高校を出て「指定校求人」で就職したほうがずっといい就職先に就職できるという現象も起きている。大卒の実質就職率は6-7割、正社員として就職できない人も増えている(p7)
・団塊世代の受験期にあたる昭和42年、団塊ジュニア世代の平成2年には、不合格率(不合格者数/大学入学志願者数)は、43.5、44.5%であったが、平成7年には35.2%、平成17年には、13.6%、平成27年には6.7%(p17)
・奨学金の延滞期間が3か月以上になると、個人信用情報機関へ登録され、いわゆるブラックリストに記録されて、クレジットカード作れなくなり、ローンも組めなくなる。それ以降は民間の債権回収業者へ委託、9か月を過ぎると連帯保証人の財産差し押さえ等の法的措置がとられる(p24、31)
・今は、親の落ちた大学に受かり親を馬鹿にして、親が内定を蹴った企業から内定をもらえず愕然とする、時代である(p28)
・無延滞者の7割近くは常勤職員、延滞者の常勤職員は約4割(p31)
・非ジョブ学部=学部と仕事が1対1で対応していない学部で、以前は「つぶしの利く」学部と言われた(p39)
・人工知能が奪うのは、中間管理職の仕事、問題は偏差値60程度の非ジョブ型は安泰ではない。更に偏差値50程度の非ジョブ型大学に進むことは投資に合っていない。(p51、53)
・高卒で規模の大きい企業に正規採用される場合、規模の小さい企業に正規採用される大卒よりも生涯賃金が高い(p53)
・国の有りようは、人口構造によって決まる。その人口構造はかなり前からハッキリとわかる。20年後の20歳の人口は、いまの0歳の人口だから(p57)
・企業の採用基準が変わり、採用選考において、文理を問わず大学での学びの成果を重視する。面接では、修めた学業についてより詳しく聞くことになる。特に、選択科目が注目される、面接者はその学生の4年間全体の行動や選択の履歴によって判断する(p61)
・大学の成績は厳格ではないが、何を選択したかには本人の考えが表れる。サークル活動、アルバイトも同様。それらが入社しようとする会社・業界との関連を問われる時代になった(p62)
・平成28年3月の、中央教育審議会で取りまとめられた内容によると、日本の大学を、アカデミックな大学と、職業教育を行う高等教育機関にわけることが合意された(p71)
・2020年には現在の大学入試センター試験がなくなり、それに代わる新試験が導入される。アカデミックな大学では、入試が変わっている。東京大学で平成28年から導入された推薦入試は、米国のアイビーリーグの入試方法である(p75、79)
・難しい試験問題の採点基準は、「解答しているか」「一定量以上の記述があるか」「読みやすい字か」「説明用の図表が解答を邪魔していないか」が、かなり高い配点になっている(p88)
・平成27年4月から、入国管理法が変わり、「高度専門職」という分類が生まれ、そのような職種に就く外国人が日本で仕事をしやすくなった。現在の在留最長期間の上限(5年)が一律に認められる。永住許可が受けやすく、配偶者も日本で働ける。3年間日本で働くと、在留期間が無限になる(p91)
・これから数十年は、明治維新、戦後民主化に匹敵する激変の時代。我々の時代に価値があったと認められたものの多くが暴落する。学歴も同じ。10年くらい前から起きているが、親世代が経験していないので、それが実感できない。(p105)
・人工知能に奪われない仕事として、1)ビックデータを利用できない、過去に類例のない課題に対して解答を出すもの、2)個々人の嗜好性に合った「その人」を相手にするサービスを生み出すこと(p111)
・あの人が一言言うと、うまくまとまる、という様な人は解雇されない。同じ職場の年齢の離れた人とつながれる人が生き残る(p122)
・失業した人が再就職するために有効であった情報は、肉親や親友ではなく、浅い人間関係の人からの情報が有効であった(p124)
・単純な過去の学歴モデルを信じる行動は、すべきでない(p131)
・特定な顧客とつながりを持ち、商品や価格ではなく、その人と取引をしたいという関係を築ける人がローカルの勝ち組となる(p134)
・正しい反応は、いまはない仕事は何かを考えること、子供達に、いまはない仕事を生み出せる能力を育ませるべき。やり方には2通りあり、1)皆がうらやましがる新な職業を生み出す、2)その人しかやろうと思わない仕事をする(p147)
・みんなが求めるものを奪い合うのではなく、誰でも得られるものに価値を見出し、自分だけが求めるものは何かを自分が知ること。自分自身の幸せの創造ができる子供を育てられる教育が大事(p147)
2016年10月9日作成 -
Posted by ブクログ
「学びあい」を主体としたアクティブラーニング入門書。
言葉がけの大切さと、集団をマネジメントするやり方と、部活動の指導法を絡めて説明しています。
これまで読んだアクティブラーニング入門書に書かれていた内容に比べると、多少ふわっとしていて、具体性にかけるところもありますが、別の観点からこの課題を眺めることができたと思います。
読んでいて、やはり最初は生徒の中にも不安があるんだなと感じさせられましたが、それに対して教員がどのように言葉がけをするか、しかりつけるか、ということが大切なのだと思いました。
そういう意味では、教科の知識と同様に、心理学的なアプローチや、集団をまとめる方法も学ぶ必要があると思います。