畠山創のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
哲学初心者におすすめの本。
この本の冒頭に書いてある説明で、
「多くの哲学者達が、私達が普段抱えている悩みについてすでに考え抜いています」
と書いてあってめちゃくちゃ衝撃!!!!!!
そっか、そうだよね!!!!
いつの時代も人間の悩みなんて大体決まってるし、
それについて考えた人がすでにいるならば、
0から考えるより、
既に出た答えを学ぶのが早いよね!!!!!!
とはいえ読み進めるとかなり極端な思考の哲学者が多いです。
どっちとも言えないな〜と思いながら読んでいましたが、自分と正反対の意見を聞いてみることで凝り固まった考えが濾される感覚があって面白かった。
一度に複数の哲学者の考え方を -
Posted by ブクログ
1.役に立つ立たないで物事を考えていましたが、根本として、「考えること」の大切さを知りました。そこで、考える学問といえば哲学だったので、読むことにしました。
2.哲学はよくわからない言葉がずらりと並んでしまい、飽きてしまう人が大半です。しかし、本書では、ざっくりと分かりやすく説明してくれていることが特徴的です。
各章毎に人物の紹介がされており、それぞれがどのような哲学を持っているのか、人間関係はどうなのかといったことまで述べられています。
3.哲学は今まで避けていましたが、一流になるためには避けては通れないことだと思いました。一流は必ず自分の哲学を持っています。その背景には自分の培った経験 -
Posted by ブクログ
ネタバレ哲学者たちの思想を現代人が持つ悩みをテーマに賛成、反対の立場でぶつけ合う構成が読みやすくて良かったです。
哲学というとこれまで少し重たい印象を持っていましたが、共感しやすい身近な悩みがテーマだからこそ興味を持ちやすくスラスラ読み進めることが出来ました。
個人的に面白いなと思ったのは賛成、反対の立場をとり討論しながらも結論は一緒でそこに辿り着くまでの”過程”が大きく違ったということ。
何を正しい、自分に合っていると感じるのは人それぞれ違うと思うので”考える過程”をたくさん知ることができ「自分ならこっちかなー」「この部分だけなら賛成だ!」みたいな自分なりの考えを持つきっかけになってくれたこと -
Posted by ブクログ
何気なく手に取った哲学の本、入門の文字が読めそうな気がした。 読み進むにつれ「何だ!屁理屈ばかりじゃないか!」と思ったのであるが、あの有名な哲学者、ソクラテス・プラトン・アリストテレス等の名前が出始めると、それぞれの目指すところが何であったのかが漠然とであるが分かったような気がした。哲学とは、物事の原理を突き詰める事だと思う。つまり、「~である」という事実よりも「なぜ~なのか?」という根拠を考える学問なのである。例を挙げると、ソクラテスの「無知の知」などはその典型であろう。「自分は何も知らないことを知っている」という。それを論拠に展開している学問なのである。ここだけを抜粋すると、何だこれは?と
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Posted by ブクログ
アリストテレスにソクラテス、釈迦に孔子に荀子。
アウグスティヌスにホッブズ、ルソーにカント。
アダムスミスにニーチェに森鴎外。
ソシュールにガンディー、カミュまで。
名前を聞いたことある哲学者から経済学者、作家まで、
彼らの思想を学びつつ、現代でも議論される哲学的な問いを考えられる1冊。
かなり、面白かった…!
哲学って馴染みがないとか小難しいと思いがちだと思うんだ。でも「人はなぜ生きるのか」とか、「殺人はなぜいけないのか」とか「死後の世界はあるのか」とか、誰もがお年頃に一度は真剣に思い悩む命題って、だいたいは歴代の哲学者たちがすでに研究してるものなのよね。
若者や人生に行き詰まった人こそ -
Posted by ブクログ
ネタバレまさに入門書といった感じ。
哲学者の思考が分かりやすく書かれている。
特に気になったワードについて。
なずそうでなければならないかを考える。
良いとは何かを探求し続ける。
ニーチェ
生きる意味とは。
意味を探しているということはそもそも意味はないのでは。だったら私たちが作ればいい。
オリエンタリズム
異文化を劣ったものとして見ていないか。
そもそも異文化について何らかの価値を交えずに語ることができるだろうか。
他者に目を向けるときにオリエンタリズムがないかを考えてみる。
哲学者は皆、この世界や、思考や、言葉や、関係性について、当たり前のように感じていることを疑念し、吟味し新たな価値観や考え方を