ダニエル・E・リーバーマンのレビュー一覧

  • 人体六〇〇万年史 上──科学が明かす進化・健康・疾病

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    上巻では、ヒトがどのように進化してきたかを解説している。扱っている範囲は類人猿のあたりから旧石器時代までだった。最後の章でミスマッチ病の簡単な説明をして、下巻への橋渡しとしている。

    現代の社会にヒトの身体は適応できているのか、という疑問に答えてくれると信じて下巻を読み進める。

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    2015年12月27日
  • 人体六〇〇万年史 上──科学が明かす進化・健康・疾病

    Posted by ブクログ

    上巻の約8割は、サルから新人類に至るまでの進化の過程、とくに身体的特徴について焦点をあてて説明されている。
    サル→原人→旧人→新人という過程の中で、身体的にどこが変わったのか、そしてその進化は自然淘汰上、何に優れていたのか。
    知っている人にはかなり退屈かもしれない。

    上巻の最後の2割は下巻のイントロである。それがサブタイトルにもなっているように、健康と疾病である。
    新人類が登場して数千年がたつが、そこから劇的な身体的な特徴の変化はなくなっている(ように見える)。
    細かく見ると、身長や皮膚の色などは地域ごとに差が出ており、自然淘汰の結果だそうだ。

    しかしその代わりに、文化的な側面で劇的な変化

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    2015年12月21日
  • 人体六〇〇万年史 上──科学が明かす進化・健康・疾病

    Posted by ブクログ

    生物的進化と文化的進化。人類は、長時間移動可能に、協力するように、獲物を分け合うように、よく噛めるように、脂肪をためるように、身体を使うように、進化してきた。

    狩猟採集民というと、現時代の未開地のイメージでしたが、人類の歴史にとってはむしろそれが長かったということが改めてわかりました。

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    2016年10月09日