ジェイムズ・ヤッフェのレビュー一覧
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「家政婦は見た」を思い出させるお話でした。
市原悦子さんは実際起きた出来事を見たり、体験したりして事件を解決しているけど…
このママのすごいところは!息子から聞いた話しと何個かの質問だけですんなり解決してしまう!
おそるべきママの人生経験。
さくさくお話も進むのでさっぱり読みやすい1冊です。
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抜群の面白さ!!!!!
短編集なのに一気読みしてしまった!!!!
会話のテンポも良いし、ママの尽きぬお喋りは読んでて飽きないし、安楽椅子探偵ものってこんなに面白いのかと初めて教えてもらえた気持ち。大満足!!!!Posted by ブクログ -
安楽椅子探偵もの。
『ミミズクとオリーブ』の妻や、ミズ=マープルなど家庭や小さな世界で生きている女性が、「人の営みや心の動きは変わらない」とばかりにお料理や編み物をしながら、謎を解くスタイルは同じだが、基本上品な科のご婦人たちと比べると、この『ママ』は一味違う。
ブロンクスに住むユダヤ系の未亡人は、...続きを読むPosted by ブクログ -
連作短編8つ。
人生経験豊富なママが、息子の刑事から殺人事件の話を聞いて3つ4つ質問をしただけで事件を解決してしまう。
時々口をはさむ嫁とママの棘のある会話も楽しい。
奇抜なトリックではないのも良い。穏やかな気持ちで全編を読める。
ちょっと口が悪いママの人生が一編一編に書き込まれ、だんだんいとおしく...続きを読むPosted by ブクログ -
ママが強い安楽椅子探偵物で、古典的名作であるのに古さは感じさせない、十分に今も面白い作品だ。短編なので読みやすいし、ほんとうにママが強い。
おつむの強さ、視点と気づき、閃き、そして経験とさらに強いママのママ(?)の存在により、このママは強いママにママでママ
意外にも警部とは良い感じだし、息子の嫁との...続きを読むPosted by ブクログ -
このママ、最強でしょ。
刑事である息子のデイビッドが扱う事件について、いくつか簡単な質問をするだけで解決してしまう。
こんなに面白い安楽椅子探偵ものは初めてかも。
世間一般の常識、人間心理、人生経験。
この3つであっという間に真相にたどり着くのだから敵わない。Posted by ブクログ -
安楽椅子探偵の連作短編小説集。1950年代~60年代に書かれたもので、舞台はアメリカ、人物はアメリカ系ユダヤ人の家庭でユダヤ教の話が出てくる。
ママが探偵役。人情(動機)と論理の組み合わせで、見せかけのストーリーを裏返していく。解決はあざやかでパズルの完成度が高い。でも逆向きにたどっていくと犯人がか...続きを読むPosted by ブクログ -
安楽椅子ものの最高峰ということで復刊を機に読んでみました。
読んでなるほど。どのお話でも、ママが幾つか質問をするだけで事件が解体、再構築されていき、あっと驚く真相が用意されています。
その過程で披露されるロジックは素晴らしいの一言。とくに冒頭の表題作は口紅の違和感から怒涛の推理が展開され、全く予想外...続きを読むPosted by ブクログ -
ママの口がけっこう悪くて、ちょっと馴染めなかった。ママに限らず、会話に出てくる人物の描写に配慮が足りないというか、言葉に引っ掛かりを感じてしまった。トリックは面白いんだろうけど、なかなか気持ち良い読書はできなかった。
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毎週金曜日にママの自宅へ妻と訪れ夕食を共にする刑事デイビッド。
その夕食で自分の関わる事件についてママに話すと、ママが見事に解決してしまう。
安楽椅子探偵ものの八篇の短編集。
短編なので、事件の内容も簡単で軽く読める。
ママがデイビッドにいくつか質問をし、その答えから真相にたどり着くといった形であ...続きを読むPosted by ブクログ -
安楽椅子探偵ものの短編集なので、一編ずつちょこちょこ読みました。表紙が素敵です。
古いアメリカが感じられます。食事をしながら謎解きをするので、料理がいろいろでてきます!アップルパイ食べたくなりました。
一番最後の話が一番面白かった。
ママの想像力に感心します!Posted by ブクログ -
安楽椅子探偵シリーズの最高峰!ママの鮮やかな推理の過程で、読み手も一緒にアレコレと推理しながら読み進められるというクオリティの高い構成になっているのが面白い。都筑道夫氏が安楽椅子探偵のもっとも理想的な本として、このジェイムズ・ヤフィーのママシリーズを絶賛しているというのも頷けました!創元推理文庫でも...続きを読むPosted by ブクログ